第54回午後第44問の類似問題

第50回午前:第44問

統合失調症の回復期前期での目標について適切なのはどれか。  

1: 現実生活への移行

2: 施設内生活の自立

3: 生活の質の向上

4: 生活技能の改善

5: 社会への参加

第51回午後:第98問

回避がみられるのはどれか。  

1: 心気障害

2: 身体化障害

3: 強迫性障害

4: 全般性不安障害

5: PTSD〈外傷後ストレス障害〉

第45回午前:第39問

認知症で前頭側頭型に特徴的な行動はどれか。  

1: 散歩に出かけて道に迷う。

2: 人前で見知らぬ異性に抱きつく。

3: ささいなことで怒りっぽくなる。

4: 洗濯物をきれいにたためなくなる。

5: 鏡に映った自分の姿に向かって話しかける。

第35回午前:第79問

精神科作業療法の目的で適切でないのはどれか。  

1: 作る喜びの体験

2: 意欲の向上

3: 現実検討能力の向上

4: 職業技能の習得

5: 生活技能の習得

第43回午前:第73問

失調症の歩行時に出現しやすいのはどれか。2つ選べ。  

1: 歩隔の拡大

2: 歩行速度の漸増

3: 二重支持期の短縮

4: 前傾前屈姿勢

5: 不規則な歩調

第34回午後:第78問

PTSD(外傷後ストレス障害)の症状として適切でないのはどれか。  

1: 集中困難

2: 睡眠障害

3: 思考化声

4: 焦燥感

5: 知覚過敏

第56回午前:第43問

広汎性発達障害(自閉スペクトラム症)について正しいのはどれか。  

1: 聴覚過敏は稀である。

2: クレーン現象がみられる。

3: 注意欠如・多動性障害は合併しない。

4: 視覚情報より聴覚情報への注目の方が優位である。

5: 4~5歳で「サリーとアン課題」ができるようになることが多い。

  • 答え:2
  • 解説:自閉スペクトラム症は、社会的コミュニケーションや対人的相互反応に欠陥があり、行動や興味が限定された反復的な様式が見られる障害です。感覚刺激に対する過敏さや鈍感さがあり、クレーン現象がよく見られます。また、注意欠如・多動性障害との併存があることがあります。
  • 選択肢1は間違いです。自閉スペクトラム症では、感覚刺激に対する過敏さがよく見られるため、聴覚過敏は稀ではありません。
  • 選択肢2は正しいです。クレーン現象は、自閉スペクトラム症でよく見られる現象で、欲しいものがあるときに指差しをせず、他の人の手をつかんで取ろうとします。
  • 選択肢3は間違いです。自閉スペクトラム症では、注意欠如・多動性障害(ADHD)との併存があることがあります。
  • 選択肢4は間違いです。自閉スペクトラム症では、感覚刺激に対する過敏さや鈍感さがあり、視覚情報と聴覚情報のいずれかまたは双方がみられやすいです。
  • 選択肢5は間違いです。「サリーとアン課題」は対人的相互反応を評価する課題で、自閉スペクトラム症では4~5歳でもできないことが多いです。これは、自閉スペクトラム症の持続的な対人的相互反応の欠陥が原因です。
  • 科目:発達・小児疾患
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第43回午前:第78問

疾患と治療法との組合せで適切なのはどれか。  

1: 認知症 - 催眠療法

2: 人格障害 - 森田療法

3: 統合失調症 - 回想法

4: 気分障害 - 認知行動療法

5: 発達障害 - 自律訓練法

第55回午後:第100問

てんかんに伴う精神症状として適切でないのはどれか。  

1: 粘着性

2: 爆発性

3: 疾病利得

4: 不機嫌状態

5: もうろう状態

  • 答え:3
  • 解説:てんかんに伴う精神症状として適切でないのは疾病利得である。疾病利得は患者が無意識的に疾病から引き出すあらゆる満足を指し、治療に対する抵抗となることが多い。解離性障害でみられることがある。
  • 粘着性はてんかん患者にみられる性格特徴の一つであり、精神活動が遅く、回りくどく、几帳面で些事に固執する傾向があるとされる。
  • 爆発性はてんかん患者にみられる性格特徴の一つであり、易怒的、攻撃的で、短絡的衝動行為に走る傾向がある。
  • 疾病利得はてんかんに伴う精神症状として適切でない。これは患者が無意識的に疾病から引き出すあらゆる満足を指し、治療に対する抵抗となることが多い。解離性障害でみられることがある。
  • 不機嫌状態はてんかん患者において、発作前や発作間欠時に、不機嫌状態や易刺激性がみられやすい。
  • もうろう状態はてんかんにおける複雑部分発作の一つで、突然もうろう状態となって駆け出す疾走発作がみられることがある。
  • 科目:精神障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第40回午前:第95問

多動性障害(注意欠陥多動性障害)について誤っているのはどれか。  

1: 忘れ物が多い。

2: 物の配列に固執する。

3: 早合点が多い。

4: 椅子に座っていられない。

5: 持ち物をなくしやすい。

第45回午前:第83問

障害受容に至る心理状態で誤っているのはどれか。  

1: 否定

2: 保続

3: 後悔

4: 悲嘆

5: 葛藤

第45回午前:第97問

「細部に拘泥して重要なことを要領よく話すことができない」症状はどれか。  

1: 保続

2: 迂遠

3: 思考制止

4: 思考途絶

5: 観念奔逸

第42回午前:第78問

アルツハイマー型認知症でみられないのはどれか。  

1: 汚言症

2: 観念失行

3: 視空間失認

4: 物盗られ妄想

5: 実行機能障害(遂行機能障害)

第39回午前:第53問

左大脳半球の病変で生じにくい高次脳機能障害はどれか。  

1: 失 語

2: 失 算

3: 純粋失読

4: 観念運動失行

5: 運動維持困難

第44回午前:第91問

身体表現性障害の患者に対する作業療法で適切なのはどれか。  

1: 現実検討能力を高める。

2: 不安な気持ちを解釈する。

3: 集団作業療法を基本とする。

4: 対人関係能力の向上を図る。

5: 感情表現を促す活動を提供する。

第34回午前:第29問

26歳の女性。躁病。雑誌の編集員。昼夜が逆転し、職場では同僚や上司に無遠慮な言動が目立ち始めた。日常行動もまとまりに欠けてきたので入院した。入院後1か月で落ち着き始め、職場復帰に向けて作業療法が開始された。開始時の評価内容で適切でないのはどれか。  

1: 集中力の程度

2: 自我機能

3: 疲労度

4: 対人関係のパターン

5: 集団適応力

第41回午前:第48問

重度の左半側空間無視が認められる患者に合併しにくいのはどれか。  

1: 注意障害

2: 病態失認

3: 着衣失行

4: 構成障害

5: 観念失行

第37回午後:第77問

脳血管性痴呆にみられないのはどれか。  

1: 夜間せん妄

2: けいれん発作

3: 運動障害

4: まだら痴呆

5: 思考制止

第35回午前:第86問

精神分裂病(統合失調症)の作業療法開始時の対応で適切でないのはどれか。  

1: 安心してくつろげる場を提供する。

2: 精神内界を表現できるよう配慮する。

3: 周囲に受け入れられる体験をさせる。

4: 両価的感情を受容する。

5: 受け入れられないことはその旨を明確に伝える。

第47回午前:第49問

気分障害でみられやすい妄想はどれか。2つ選べ。  

1: 心気妄想

2: 誇大妄想

3: 被害妄想

4: 嫉妬妄想

5: 追跡妄想