第54回午後第44問の類似問題

第42回午前:第51問

前頭葉の障害で出現頻度が低いのはどれか。  

1: 固執性

2: 注意散漫

3: 病識欠如

4: 左右失認

5: 発動性低下

第46回午後:第40問

摂食障害患者の特徴でないのはどれか。  

1: 失感情症

2: 肥満恐怖

3: 強迫的行動

4: 認知の歪み

5: 高い自己評価

第54回午後:第98問

器質性精神障害の急性期の症状として最もみられるのはどれか。  

1: 失語

2: せん妄

3: 知能低下

4: 性格変化

5: 健忘症候群

  • 答え:2
  • 解説:器質性精神障害は身体疾患に伴う精神障害で、急性期に最も見られる症状はせん妄です。せん妄は意識混濁を背景とし、不安や精神運動興奮、錯覚、幻覚などさまざまな精神症状を伴う状態です。
  • 失語は巣症状であり、脳外傷や脳梗塞が原因となった場合に生じることがある。ただし、一般に慢性期の症状であるため、急性期の症状としては不適切です。
  • せん妄は、意識混濁を背景とし、不安や精神運動興奮、錯覚、幻覚などさまざまな精神症状を伴う状態であり、器質性精神障害の急性期にみられやすい症状です。このため、正しい選択肢です。
  • 知能低下は、脳血管障害による器質性精神障害により認知機能の低下が生じることがあるが、慢性期の症状であるため、急性期の症状としては不適切です。
  • 性格変化は、Alzheimer型認知症などで病期が進んだ場合に症状を呈することがあるが、急性期の症状としては不適切です。
  • 健忘症候群は、前向性健忘と逆向性健忘を伴い、全般的な知的機能低下のないものを指す。病巣によっては健忘症候群を伴うこともあるが、慢性期の症状であるため、急性期の症状としては不適切です。
  • 科目:精神障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第35回午前:第85問

精神分裂病(統合失調症)の作業療法でみられないのはどれか。  

1: 判断が一面的になりやすい。

2: 物事への関心が低い。

3: 対人関係の距離が混乱しやすい。

4: 物事の全体的把握が苦手である。

5: 一つの作業に長時間没頭する。

第36回午前:第87問

学習障害児に対する作業療法の目的で適切でないのはどれか。  

1: 学習意欲の向上

2: 運動機能の向上

3: 学業成績の向上

4: 注意集中力の向上

5: 自己評価の向上

第39回午前:第92問

作業療法場面で、治療者の賞賛を求め、他人の影響を受けやすく、不安定な感情が目立つのはどれか。  

1: 妄想性人格障害

2: 分裂病質人格障害

3: 依存性人格障害

4: 強迫性人格障害

5: 演技性人格障害

第37回午後:第72問

精神分裂病(統合失調症)の特徴で誤っているのはどれか。  

1: 青年期に発病することが多い。

2: 自分の殻に閉じこもることが多い。

3: 循環性の経過をたどることが多い。

4: 被害的な内容を訴えることが多い。

5: 意欲低下をみることが多い。

第37回午後:第69問

意識は清明であるが、意志の発動性の低下によって一切の自発行動がなくなるうつ病の状態はどれか。  

1: 寡動

2: 昏迷

3: 健忘

4: 常同症

5: 失立失歩

第52回午前:第96問

双極性障害と比較した場合のうつ病の特徴はどれか。  

1: 有病率が低い。

2: 平均初発年齢が低い。

3: 有病率の男女差が小さい。

4: 一卵性双生児の罹患一致率が低い。

5: 状況要因が誘因となって発症することが少ない。

第40回午後:第95問

せん妄に関して誤っているのはどれか。  

1: 意識障害である。

2: 日内変動がある。

3: 健忘症状を伴う。

4: 非可逆的である。

5: 睡眠障害を伴う。

第50回午前:第47問

摂食障害患者の作業療法でみられる特徴はどれか。  

1: 周囲に対する過剰適応

2: 課題の頻回な変更

3: 中途での投出し

4: 集中力の低下

5: 意欲の低さ

第48回午後:第49問

広汎性発達障害に対する作業療法でみられる症状はどれか。  

1: 行為心迫

2: 常同行動

3: 解離症状

4: 離脱症状

5: 陰性症状

第40回午後:第58問

青年期心性に関連するのはどれか。  

1: 境界型人格障害

2: 強迫性人格障害

3: 破瓜型統合失調症

4: アスペルガー症候群

5: 多動性障害(注意欠陥多動性障害)

第36回午後:第74問

躁病の症状でないのはどれか。  

1: 行為心迫

2: 観念奔逸

3: 精神運動興奮

4: 誇大妄想

5: 考想伝播

第50回午後:第97問

自我の障害はどれか。  

1: アンヘドニア

2: 観念奔逸

3: 妄想気分

4: 離人症

5: 連合弛緩

第51回午後:第96問

双極性障害について正しいのはどれか。  

1: 男性より女性が多い。

2: 単極性うつ病より自殺率が高い。

3: 単極性うつ病より有病率が高い。

4: 単極性うつ病より発症年齢が高い。

5: 単極性うつ病より遺伝素因の関与が低い。

第44回午前:第96問

幼児期の広汎性発達障害の作業療法の目的で適切でないのはどれか。  

1: 社会性の発達

2: 運動協応の向上

3: 自己調節機能の向上

4: 基本的生活習慣の確立

5: コミュニケーション能力の向上

第36回午前:第64問

頭部外傷患者にみられる障害の特徴で適切でないのはどれか。  

1: 自発性低下のため指示が必要である。

2: 受傷前後のことを忘れている。

3: 簡単なテストもいらいらして中断する。

4: 復職しても仕事を続けることが困難である。

5: 動作性知能より言語性知能の低下が大きい。

第46回午前:第49問

うつ状態の悪化を示す特徴はどれか。2つ選べ。  

1: 大声で話す。

2: 妄想が出現する。

3: 場当たり的な行動を行う。

4: 作業に取り組める時間が増える。

5: 声かけに対する反応が遅くなる。

第49回午前:第49問

高機能広汎性発達障害の作業療法でよくみられる特徴はどれか。  

1: 臨機応変

2: 感情共有

3: 比喩的表現

4: 常同的行為

5: 非言語的コミュニケーション