第50回午後第41問の類似問題

第52回午後:第46問

境界性パーソナリティ障害の患者に対する作業療法で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 退行を許容する。

2: 集団作業への参加を促す。

3: 柔軟な枠組みを提供する。

4: 攻撃衝動の適応的発散を促す。

5: 主観的な苦悩を共感的に理解する。

第53回午後:第49問

精神障害者の就労支援方法と実施機関の組合せで正しいのはどれか。  

1: リワーク―――――――――ハローワーク

2: 職業準備支援―――――――地域障害者職業センター

3: 職場適応訓練―――――――精神保健福祉センター

4: トライアル雇用――――――障害者就業・生活支援センター

5: ジョブガイダンス―――――地域包括支援センター

  • 答え:2
  • 解説:精神障害者の就労支援方法と実施機関の組合せで正しいのは、職業準備支援と地域障害者職業センターです。他の選択肢は、支援方法と実施機関が正しく組み合わされていません。
  • リワークは、精神障害者の就労支援方法の一つですが、実施機関は医療機関であり、ハローワークではありません。
  • 職業準備支援は、精神障害者の就労支援方法の一つであり、地域障害者職業センターが実施機関として正しいです。この支援は、障害者が就労に向けての準備やスキルを身につけるためのプログラムを提供します。
  • 職場適応訓練は、精神障害者の就労支援方法の一つですが、実施機関はハローワークであり、精神保健福祉センターではありません。職場適応訓練は、障害者が職場での適応力を向上させるための支援を提供します。
  • トライアル雇用は、精神障害者の就労支援方法の一つですが、実施機関はハローワークであり、障害者就業・生活支援センターではありません。トライアル雇用は、障害者が一定期間の試用雇用を経て、正式な雇用につなげるための支援を提供します。
  • ジョブガイダンスは、精神障害者の就労支援方法の一つですが、実施機関はハローワークであり、地域包括支援センターではありません。ジョブガイダンスは、障害者が適切な職業を見つけるためのアドバイスや情報提供を行う支援です。
  • 科目:基礎作業療法学・作業療法管理学
  • 重要度:プレミアム特典
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第34回午前:第86問

慢性精神分裂病(統合失調症)患者と知的障害患者への作業の教え方として共通でないのはどれか。  

1: 作業時の道具の配置

2: 短い指示

3: 一つの指示に一つの動作

4: 先に進む前に教えた技法の確認

5: 成功した場合の強化

第37回午前:第100問

精神障害者の社会適応訓練事業で正しいのはどれか。  

1: 通所授産施設で行う。

2: 期間は3か月である。

3: 事業所に委託する。

4: 職業訓練を行う。

5: 実施主体は国である。

第51回午後:第46問

転換性障害のため歩行障害がみられる患者への作業療法で優先すべきなのはどれか。  

1: 住宅環境の整備を進める。

2: 廃用性機能障害を予防する。

3: 無意識の葛藤についての洞察を促す。

4: 難易度の高い作業への挑戦を勧める。

5: 器質的な原因との矛盾点に直面させる。

第35回午前:第82問

脳血管性認知症患者の作業療法で適切でないのはどれか。  

1: 患者の得意な活動をみつけて行う。

2: 決定した活動は固定化して行う。

3: 患者の生活史を参考に活動の選択をする。

4: 患者の自尊心を大切にする。

5: スタッフとの良い関係作りを心がける。

第43回午前:第87問

躁状態の患者の作業療法で観察されるのはどれか。2つ選べ。  

1: 作業手順にこだわる。

2: 細かな部分を気にかける。

3: 自分の判断で先に進む。

4: 一つの作業だけに集中する。

5: 他人の作業に口をはさむ。

第57回午前:第48問

認知症患者の運動療法を行うときの対応として適切でないのはどれか。  

1: 肯定語で指示する。

2: 患者のペースに合わせる。

3: 同じ動作を繰り返し実施する。

4: 運動を拒否しても説得して行う。

5: 日常慣れ親しんだ動作を利用する。

第44回午前:第86問

気分障害(うつ状態)の患者の作業療法中にみられないのはどれか。  

1: 疲れやすい。

2: 頑張り過ぎる。

3: 失敗にこだわる。

4: 興味が移りやすい。

5: 意思決定が苦手である。

第57回午後:第46問

前頭側頭型認知症患者への作業療法士の対応として適切なのはどれか。  

1: 活動の中で複雑な判断を本人に求めるようにする。

2: 口頭指示が理解できない場合は紙に書いて伝える。

3: 参加の拒否に対しては活動の内容を丁寧に説明する。

4: 常同行動に対しては別の行動に切り替えるように促す。

5: 食べることが止められない場合は食材を見えない場所に移動させる。

  • 答え:5
  • 解説:前頭側頭型認知症は、前頭葉や側頭葉が萎縮する認知症で、常同行動や食べ物にこだわる行動が特徴的です。作業療法士は、患者の状況に応じて適切な対応を行う必要があります。
  • 前頭側頭型認知症では、注意機能や言語機能が低下するため、活動中に複雑な判断を求めると、作業への注意集中が途切れてしまう。この選択肢は適切ではありません。
  • 前頭側頭型認知症者では言語機能が障害されることがあるが、紙に書いて伝えたとしても、読字が障害された場合には有効ではない。この選択肢は適切ではありません。
  • 活動の内容を説明することも大切であるが、認知症の影響で理解が得られないことがある。この場合は、作業療法士側が柔軟に対応してもよいが、この選択肢だけでは適切な対応とは言えません。
  • 常同行動に対して無理に別の行動を促すと、こだわりが強くなって活動への拒否がみられるなど適応性を阻害することになる。この選択肢は適切ではありません。
  • 前頭側頭型認知症者には、偏食や過食が現れることがある。認知症があるため、説明しても理解できない。患者の健康維持のために、過食しないように食物が見えない環境を整備する。この選択肢が適切な対応です。
  • 科目:認知症・高齢者障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第46回午後:第43問

統合失調症維持期の作業療法の課題で適切でないのはどれか。  

1: 休息援助

2: 資源利用

3: 生活維持

4: 再発防止

5: 就労支援

第34回午前:第90問

うつ病の作業療法の治療計画で適切でないのはどれか。  

1: うつ状態の改善

2: 自殺企図の予防

3: 家族関係の調整

4: 病状の認識への促し

5: 病前の生活場に復帰

第40回午前:第90問

境界型人格障害患者の初回面接で適切なのはどれか。  

1: 本人の対人関係を主題にする。

2: 面接時間を限定しない。

3: 作業達成目標を本人に決めさせる。

4: 種目選択の幅を広くする。

5: 作業療法への参加動機を明確にする。

第45回午前:第15問

30歳の男性。統合失調症。高校時代から体調不良を訴えるようになり、自宅に引きこもっていた。5年前に幻覚妄想状態のため入院し作業療法を継続していたが、最近、「退院したい」と意欲を見せ始めた。この時期の作業療法の目的で適切なのはどれか。  

1: 就労準備

2: 趣味の拡大

3: 心身機能の回復

4: 生活リズムの改善

5: 自己管理技能の改善

第34回午前:第89問

躁状態の患者への作業療法を行っているときの特徴として誤っているのはどれか。  

1: 集中力に乏しい。

2: 依存心が高まる。

3: 関心が拡散する。

4: 干渉が多い。

5: 脱線しやすい。

第47回午後:第17問

21歳の女性。統合失調症。大学でグループ課題の実習中に錯乱状態となり入院した。入院後2週からベッドサイドでの作業療法が開始され、入院後7週で症状が落ち着いたため退院することになった。しかし、眠気やだるさ、疲労感があり、一方で復学への焦りが強い。この時期の作業療法士の対応で適切でないのはどれか。  

1: デイケアでの集団活動を促す。

2: 自宅での過ごし方を指導する。

3: 復学準備の開始時期を話し合う。

4: 作業遂行の特徴を家族に伝える。

5: 外来作業療法で支援を継続する。

第35回午前:第86問

精神分裂病(統合失調症)の作業療法開始時の対応で適切でないのはどれか。  

1: 安心してくつろげる場を提供する。

2: 精神内界を表現できるよう配慮する。

3: 周囲に受け入れられる体験をさせる。

4: 両価的感情を受容する。

5: 受け入れられないことはその旨を明確に伝える。

第43回午前:第74問

多発性硬化症の理学療法で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 歩行障害に対して早期から装具を作製する。

2: 視野欠損に対して照明などの環境整備を行う。

3: 痙縮に対して温熱療法を行う。

4: 筋力低下に対して1RMを反復し強化する。

5: 運動失調に対して重錘を負荷して訓練を行う。

第34回午前:第56問

重症心不全患者について正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.訓練や作業は食事の直後に行う。イ.入浴でつかるのは臍から胸までにする。ウ.四季を通じて保温に注意する。エ.筋力増強にはハンドグリップでの訓練を行う。オ.しゃがんでの草取りを勧める。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第40回午前:第94問

自閉症者の就労支援で適切でないのはどれか。  

1: ボトムアップ・アプローチ

2: ソーシャル・スキルの習得

3: 休息のとり方の習得

4: ジョブ・コーチによる支援

5: 家族への相談支援