第34回午前第90問の類似問題

第53回午後:第100問

うつ病の患者への対応として適切でないのはどれか。  

1: 急性期には休息をとらせる。

2: 自殺しないように約束させる。

3: 重要な問題の決定を先延ばしさせる。

4: 抗うつ薬の副作用について説明する。

5: うつ病であることを伝えずに伏せておく。

  • 答え:5
  • 解説:うつ病の患者への対応として適切でないのは、うつ病であることを伝えずに伏せておくことです。患者には病気の状態や回復の可能性を伝えることが重要です。
  • 急性期には休息をとらせることは適切です。うつ病の急性期は薬物療法を中心とする治療が優先され、患者がゆっくり休息をとれるように環境を整備する必要があります。
  • 自殺しないように約束させることは適切です。うつ病患者の自殺の危険は回復期に高まるため、早まった行動をとらないように約束を交わす必要があります。
  • 重要な問題の決定を先延ばしさせることは適切です。うつ病では判断力や決断力が低下しているため、重要な問題の決定は先延ばしさせた方がよいです。
  • 抗うつ薬の副作用について説明することは適切です。抗うつ薬には副作用が多くあるため、服薬の必要性のみにとどまらず、副作用の内容についても説明する必要があります。
  • うつ病であることを伝えずに伏せておくことは適切でないです。患者にはその時点での状態が病気の一過程であること、また病気は必ず回復することを伝える必要があります。
  • 科目:精神障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第39回午前:第86問

うつ病患者の作業療法で適切でないのはどれか。  

1: 創作への励まし

2: 患者の作業ペースの重視

3: 危険物の取扱いへの配慮

4: 自殺に関する注意

5: 薬の副作用への対処

第39回午後:第76問

うつ病の急性期における対応で誤っているのはどれか。  

1: うつ病であることを説明する。

2: 自殺しないことを約束する。

3: 病気が必ず良くなることを保証する。

4: ゆっくりと静養することを勧める。

5: 未解決の重要事項の処理を勧める。

第45回午前:第45問

うつ病患者への対応で適切なのはどれか。  

1: 積極性を促す。

2: 集団参加を促す。

3: 早期の退職を勧める。

4: 自殺の話題は扱わない。

5: 認知の特徴を把握する。

第49回午後:第100問

うつ病への対応として適切なのはどれか。  

1: 重要な事柄についての判断を促す。

2: 休養の重要性について説明する。

3: 自殺の可能性は話題にしない。

4: うつ病の診断は伝えない。

5: 気晴らしを推奨する。

第51回午前:第46問

うつ病の急性期における対応で正しいのはどれか。  

1: 未解決の重要事項の処理を勧める。

2: うつ病の診断であることを説明する。

3: 自殺のリスクがあるので自殺を話題にしない。

4: 修正型電気けいれん療法〈m-ECT〉は禁忌である。

5: 器質的疾患が原因の場合には抗うつ薬による治療は行わない。

第46回午前:第48問

うつ状態の作業療法における留意点で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 生活に関連する活動を行う。

2: 気分転換の方法を検討する。

3: 社会適応のための耐性を高める。

4: 病前に得意だったことを優先する。

5: 他者との競争を作業に取り入れる。

第48回午後:第45問

うつ病患者への対応で適切なのはどれか。  

1: 「必ず回復します」

2: 「職場を変えてみましょう」

3: 「仕事はためずに早めにこなしましょう」

4: 「自殺のことは考えないようにしましょう」

5: 「あなたなしでは職場はうまくいきませんね」

第35回午前:第88問

うつ病患者の作業療法でみられないのはどれか。  

1: 疲労感の訴え

2: 思考の制止

3: 行動の途絶

4: 焦燥感の訴え

5: 食欲不振の訴え

第42回午前:第87問

気分障害(うつ病)の作業療法で適切でないのはどれか。  

1: 工程がはっきりとした作業

2: 短時間で完成できる作業

3: 非競争的な作業

4: 病前に得意だった作業

5: 受身的な作業

第52回午前:第45問

発病後間もないうつ病患者への対応で適切なのはどれか。  

1: 気分転換になる活動を勧める。

2: 自殺についての話題は避ける。

3: 回復の可能性は高いことを強調する。

4: 心構えに問題があることを説明する。

5: 重大な決断は早く済ませるように促す。

第47回午前:第47問

うつ病の作業療法として適切なのはどれか。  

1: 活発な言語的交流を促す。

2: 作品を完成させるよう励ます。

3: 自己判断が多い種目を選択する。

4: 休憩を取りやすいよう配慮する。

5: 病前の状態と比較しやすくする。

第40回午前:第84問

うつ病患者の回復期初期の作業適用で適切でないのはどれか。  

1: 短時間でできる種目

2: 生活に役立つ種目

3: 手順の明確な種目

4: 繰り返しの必要な種目

5: 自己判断が必要な種目

第55回午後:第45問

うつ病の治療で正しいのはどれか。  

1: 電気けいれん療法は自殺の危険度が低いときに行う治療である。

2: 回復を早めるため、気晴らしに旅行に出かけることを積極的に促す。

3: 抗うつ薬使用開始後、数日経っても効果が出なければ速やかに薬剤を変更する。

4: 患者の負担を減らすため、人生における重大な決定は速やかに行うよう指導する。

5: 自殺予防のため、希死念慮の確認は急性期だけでなく回復期にも行う必要がある。

  • 答え:5
  • 解説:うつ病の治療には薬物療法や心理療法が主に用いられるが、自殺予防も重要な要素である。回復期にも自殺の危険が高まるため、希死念慮の確認が必要である。
  • 電気けいれん療法は自殺の危険度が高いときや、昏迷などで薬物療法が困難なとき、慢性化している場合などに行われる。この選択肢は誤りである。
  • うつ病患者は精神的なエネルギーがなく、気晴らしを楽しむことができないため、旅行を積極的に促すことは逆効果になる可能性がある。この選択肢は誤りである。
  • 抗うつ薬の効果が現れるまでには1、2週間を要するため、数日で効果が出ないからといって薬剤を変更するべきではない。この選択肢は誤りである。
  • うつ病では判断力や決断力が低下しているため、重要な問題の決定は先延ばしさせた方がよい。この選択肢は誤りである。
  • うつ病患者の自殺の危険は、抑うつ状態の時期より回復期に高まる。患者との関わりの初期から、「自殺念慮は病的気分から生じるもので、病気が治れば消える」ことを伝え、早まった行動をとらないように約束を交わす必要がある。この選択肢が正しい。
  • 科目:気分障害
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第52回午後:第45問

うつ病患者の作業療法で適切な作業活動はどれか。  

1: 中断が容易なもの

2: 疲労感を自覚しにくいもの

3: 他者との優劣が分かりやすいもの

4: 複雑で完成すると達成感が得られるもの

5: 病前に到達していた水準と現在を比較できるもの

第42回午前:第84問

統合失調症患者の退院を目的とした作業療法で適切でないのはどれか。  

1: 生活のリズムを整える。

2: 体力を向上させる。

3: 症状の自己管理能力を向上させる。

4: 依存欲求を満たす。

5: 家族調整を行う。

第44回午前:第89問

うつ病初期の作業療法で適切なのはどれか。2つ選べ。  

1: 病前からなじんだ活動を用いる。

2: 十分な休息がとれた後に開始する。

3: 集団を利用して他者との交流を促す。

4: 疲労度を確認しながら活動時間を決める。

5: 復職を目指して病前の仕事と同じ作業を行う。

第45回午前:第100問

うつ病の治療で正しいのはどれか。  

1: 重要な事項についての自己決定を促す。

2: 抗うつ薬は三環系薬物が最も広く用いられている。

3: 抗うつ薬の副作用を説明する。

4: 症状の改善後には抗うつ薬を速やかに中止する。

5: 電気けいれん療法は効果がない。

第47回午前:第43問

薬物依存の患者に対する作業療法の目的でないのはどれか。  

1: 退行の促進

2: 身体機能の改善

3: 衝動のコントロール

4: 日常生活能力の改善

5: 心理的耐久力の向上

第38回午前:第81問

うつ病の回復期の作業療法で適切なのはどれか。  

1: 作業時間を延長する。

2: 作業の速さを求める。

3: 休息の取り方を教える。

4: 変化に富む構成にする。

5: 作業の完成度を求める。