認知症患者の作業療法で適切でないのはどれか。
1: 慣れた作業環境で行う。
2: なじみのある作業を選ぶ。
3: 理解力に応じた指示にする。
4: 休憩の取り方は患者に任せる。
5: 単純な行程の種目を選ぶ。
認知症の作業療法の対応で適切なのはどれか。
1: 活動中は詳細な指示を行う。
2: 休息のタイミングを管理する。
3: 新しい活動を用意する。
4: 患者同士の共同作業は避ける。
5: テンポを速くして短時間で終わらせる。
認知症患者に対する作業療法の導入期で適切なのはどれか。
1: 新しい活動を用意する。
2: 活動内容に変化をもたせる。
3: 時間を要するものから始める。
4: 得意であったものを取り入れる。
5: 能力を少し上回る活動を提供する。
認知症患者の作業療法で適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 集団内での交流を促す。
2: 参加メンバーを毎回入れ替える。
3: 休憩は患者のペースでとらせる。
4: 複数の作業療法士が交替で担当する。
5: 患者が慣れ親しんだ種目を設定する。
認知症患者とのコミュニケーション上の配慮で最も適切なのはどれか。
1: にぎやかな環境で話す。
2: 指示は詳細なものにする。
3: 身振り手振りは使わない。
4: 沈黙した場合は話題を変える。
5: 話題は本人と関係のあるものにする。
強迫神経症患者の作業療法で確認行為がみられたとき、作業療法士の対応で適切なのはどれか。
1: 作業種目を変更する。
2: 作業を中断させる。
3: その日の作業療法を中止する。
4: 行為をやめるように話す。
5: 行為を静観する。
前頭側頭型認知症患者の作業療法でみられる特徴はどれか。
1: 同内容の言葉を繰り返す。
2: 横道にそれない。
3: 約束が守れる。
4: 我慢が出来る。
5: 品格がある。
躁病患者の作業療法で適切なのはどれか。
1: 活動の区切りを短時間に設定する。
2: 複数の活動を同時進行で行う。
3: 患者間の言語的交流を促す。
4: 注意・指導は頻回にする。
5: 直面する課題の自己解決を促す。
認知症患者の運動療法を行うときの対応として適切でないのはどれか。
1: 肯定語で指示する。
2: 患者のペースに合わせる。
3: 同じ動作を繰り返し実施する。
4: 運動を拒否しても説得して行う。
5: 日常慣れ親しんだ動作を利用する。
脳血管性認知症患者の作業療法で適切でないのはどれか。
1: 患者の得意な活動をみつけて行う。
2: 決定した活動は固定化して行う。
3: 患者の生活史を参考に活動の選択をする。
4: 患者の自尊心を大切にする。
5: スタッフとの良い関係作りを心がける。
認知症患者への作業療法で適切なのはどれか。
1: 徘徊するため、着席を求めた。
2: 食べ物がわかりやすいよう、模様のある皿を使用した。
3: 患者の趣味開発のために体験のない生け花を取り入れた。
4: 日付の見当識障害に対し、文字の大きなカレンダーに変えた。
5: ガスの消し忘れでボヤを起こしたので、介助者とともに調理させた。
認知症患者に対する作業療法の目標で適切でないのはどれか。
1: 場に慣れる。
2: 作業を継続する。
3: 作業工程を覚える。
4: 生活リズムをつくる。
5: 自己のペースを維持する。
認知症高齢者の作業療法で適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 複数の課題を提供する。
2: 絵や文字を併用し説明する。
3: 作業療法士が交代で指導する。
4: できない作業を中心に練習する。
5: 小集団で参加メンバーを固定する。
認知症患者に対する作業療法上の留意点として適切なのはどれか。
1: 快・不快などの感情的体験も忘れやすい。
2: 不穏になった場合には説得を繰り返す。
3: 新たに動作や行為を習得できない。
4: 本人の自尊心を尊重することは有用である。
5: 午後の方が作業能率は高まりやすい。
境界型人格障害の患者への作業療法士の対応として適切でないのはどれか。
1: 支持的態度を維持する。
2: チーム間でかかわりの合意をしておく。
3: 指示的態度を維持する。
4: 物事を一緒に考えていく姿勢を示す。
5: 実施時間の取り決めは明確にする。
作業療法士が認知症患者の家族へ対応する上で適切でないのはどれか。
1: 家族に今までの介護経験を尋ねる。
2: 作業療法場面を見学させる。
3: 家族の健康状態を尋ねる。
4: 特定の人が介護を担うように指示する。
5: 家庭を訪問する。
認知症で前頭側頭型に特徴的な行動はどれか。
1: 散歩に出かけて道に迷う。
2: 人前で見知らぬ異性に抱きつく。
3: ささいなことで怒りっぽくなる。
4: 洗濯物をきれいにたためなくなる。
5: 鏡に映った自分の姿に向かって話しかける。
高次脳機能障害と在宅での生活指導との組合せで正しいのはどれか。
1: 半側空間無視-車の免許証を返納させる。
2: 観念失行-病前からなじみのある方法を用いる。
3: 手指失認-料理でナイフを用いない。
4: 構成失行-場面にあった服装の指導をする。
5: 喚語障害-トーキングエイドの使用を指導する。
全般性注意障害のある左片麻痺患者に対する動作指導について正しいのはどれか。
1: 複数の方法を指導する。
2: 一連の動作を一度に指導する。
3: 外乱が少ない環境から開始する。
4: 動作の誤りは口頭指示のみで修正する。
5: 動作の誤りは何度も繰り返し修正する。
統合失調症患者の作業療法場面での行動特徴で誤っているのはどれか。
1: とっさの判断を求められると戸惑う。
2: 特定の作業活動に執着する。
3: 同時に二つの課題を与えられると混乱しやすい。
4: 新しいものに慣れるまで時間がかかる。
5: 計画的に物事を進めることが困難である。