第50回午前第32問の類似問題

第52回午後:第30問

骨盤帯付長下肢装具の適合判定で正しいのはどれか。  

1: 骨盤帯は側方では腸骨稜と上前腸骨棘の間に設置する。

2: 下腿半月上縁は腓骨頭下端の直下である。

3: 股継手軸は前額面で小転子より2 cm上方を通る。

4: 膝継手軸は矢状面で膝の前後径の1/2の点と後方1/3の点の中間点を通る。

5: 足継手軸は前額面で内果中央を通る。

第55回午前:第29問

関節リウマチ患者の動作と自助具の組合せで正しいのはどれか。  

1: 靴下を脱ぐ――――ソックスエイド

2: ドアの開閉――――ドアノブレバー

3: タオルをしぼる――ループ付きタオル

4: 瓶の蓋を開ける――マジックハンド

5: キーボード操作――キーボードカバー

  • 答え:2
  • 解説:関節リウマチ患者に適した自助具は、関節の負担を軽減し、日常生活動作をサポートするものです。この問題では、それぞれの選択肢において、自助具が関節リウマチ患者に適しているかどうかを判断する必要があります。
  • ソックスエイドは靴下を履く際に使用する自助具であり、靴下を脱ぐ際には適していません。靴下を脱ぐ際にはリーチャーなどを利用することが適切です。
  • ドアノブレバーは関節リウマチ患者に適した自助具で、手指の小関節を尺側に回転させることなくドアノブを回すことができます。これにより、関節の負担を軽減することができます。
  • ループ付きタオルは片麻痺患者などに適した自助具で、両側上肢を使用したタオルの操作が困難な場合に使用されます。関節リウマチ患者には適しておらず、タオルをしぼる際には脱水機などを用いることが適切です。
  • マジックハンドはリーチ動作を補う自助具で、座位のままでも床の物品を把持することができます。しかし、瓶の蓋を開ける自助具ではないため、この選択肢は正しくありません。
  • キーボードカバーは協調運動障害のある患者に適した自助具で、他のキーに触れずに目的のキーだけを押せるように補助します。関節リウマチ患者には適していないため、この選択肢は正しくありません。
  • 科目:整形外科疾患
  • 重要度:プレミアム特典
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第47回午前:第38問

上肢にリンパ浮腫がある乳癌術後患者に対するADL指導として最も適切なのはどれか。  

1: 日光浴をする。

2: 三角巾で保護する。

3: 自動介助運動をする。

4: 患肢の挙上を避ける。

5: 高い温度で温浴をする。

第38回午前:第67問

脳性麻痺児のADLで適切でないのはどれか。  

1: 座位は腹臥位→四つ這い位→座位の順で行うのが容易である。

2: 痙直型では割り座位が安定するので奨励する。

3: 痙直型では男子用トイレでは体幹支持バーが介助に有効である。

4: アテトーゼ型では滑り止めマットなどで食器を固定すると良い。

5: アテトーゼ型では足で蹴って車椅子駆動を行う。

第41回午前:第23問

1年前に右大腿骨頸部骨折の既往のある患者から「最近、立ち上がりにくくなった」と自宅浴室の手すり設置の相談を受けた。設置する手すりの組合せで適切なのはどれか。  

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第36回午前:第61問

高齢者の脊椎圧迫骨折の理学療法で適切でないのはどれか。  

1: 急性期は下肢の等尺性訓練を行う。

2: 早期離床を促す。

3: コルセットを作製する。

4: 股関節の伸筋を強化する。

5: 体幹筋は腹筋を中心に強化する。

第39回午前:第76問

疾患と術後理学療法との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 頸椎椎間板ヘルニア-頸椎モビライゼーション

2: 反復性肩関節前方脱臼-肩甲下筋ストレッチング

3: 肘部管症候群-手内筋筋力強化

4: コーレス骨折-自己他動的手関節伸展運動

5: 上腕骨頸部(近位部)骨折-コッドマン体操

第38回午前:第70問

脊髄損傷の機能残存レベルとADLとの組合せで誤っているのはどれか。  

1: 第4頸髄節-電動車椅子での移動

2: 第5頸髄節-ハンドリムの工夫による車椅子での移動

3: 第6頸髄節-車椅子からベッドへの移乗

4: 第7頸髄節-自己導尿

5: 第8頸髄節-短下肢装具と松葉杖での歩行

第54回午後:第3問

82歳の女性。右利き。手関節脱臼骨折後、手関節掌屈0°、前腕回外10°の可動域制限がある。それ以外の上肢の関節可動域や筋力は保たれている。歯がなく、義歯を装着していない為にきざみ食を箸で食べているが、肩関節外転の代償運動が出現している。「こぼれやすく、口に届きにくい。右手で楽に食べたい」との訴えがある。食事用自助具を示す。適切なのはどれか。

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第44回午前:第40問

右変形性股関節症で人工股関節置換術を受けている。この患者に対する指導で適切なのはどれか。2つ選べ。  

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第38回午前:第63問

人工股関節の術後理学療法で誤っているのはどれか。  

1: 脱臼予防について指導する。

2: 足関節の底・背屈運動を行う。

3: プーリーを利用して股関節屈曲・内転運動を行う。

4: 中殿筋を中心に筋力強化を行う。

5: セメントを使用した場合、早期に歩行訓練を開始する。

第38回午後:第84問

整形外科的治療で適切でない組合せはどれか。  

1: クラッチフィールド牽引-頸椎脱臼骨折

2: 人工骨頭置換術-大腿骨頸部骨折

3: プレート固定法-橈骨・尺骨骨折

4: ひきよせ締結法-膝蓋骨骨折

5: 髄内釘法-脛骨近位端骨折

第53回午後:第30問

脳卒中片麻痺の亜脱臼に対する肘屈曲型アームスリングのチェックアウトで正しいのはどれか。  

1: 頸部で上肢を支持する。

2: 肩関節は内旋位とする。

3: 前腕は回外位とする。

4: 手関節は掌屈位とする。

5: 手部は肘関節より低くする。

第49回午前:第11問

68歳の男性。歩行中に転倒して歩けなくなり救急搬送された。上下肢に麻痺を認めたが骨傷はみられず、中心性頸髄損傷の診断を受けた。受傷5日後のADLは全介助であった。6か月後にFIMでADLを評価したときに、最も自立度が低いと予想される項目はどれか。  

1: 更衣(上半身)

2: 排尿管理

3: トイレ移乗

4: 歩行

5: 階段昇降

第50回午前:第27問

球麻痺から発症した筋萎縮性側索硬化症で歩行が可能な患者への対応で正しいのはどれか。  

1: 胸郭のストレッチを指導する。

2: 呼吸機能評価を1年に1回行う。

3: 栄養指導は誤嚥を認めてから行う。

4: 早期からプラスチック短下肢装具を導入する。

5: 鉄アレイを用いた上肢筋力トレーニングを指導する。

第42回午前:第53問

脊髄損傷(第6頸髄節まで機能残存)の女性患者で、自立が最も難しいと考えられるのはどれか。  

1: 手すりを使用して起き上がる。

2: ベッド上でズボンをはく。

3: 車椅子上でループ付き靴下をはく。

4: 車椅子上で自己導尿を行う。

5: トランスファーボードを使用して車に移乗する。

第50回午後:第31問

脊髄完全損傷者の機能残存レベルと日常生活動作の到達レベルの組合せで正しいのはどれか。  

1: 第4頸髄節 - 手動での車椅子操作

2: 第5頸髄節 - 更衣動作の自立

3: 第6頸髄節 - 寝返りの自立

4: 第7頸髄節 - 介助によるトイレへの移乗

5: 第8頸髄節 - 介助による起き上がり

第34回午前:第49問

慢性関節リウマチ患者の生活指導で正しいのはどれか。  

1: 椅子からの起立は手指をシートについて行う。

2: 起き上がり動作は下肢振り上げ動作の反動を利用する。

3: 鞄を手に持つよりリュックサックの利用を勧める。

4: 柄のあるコップであれば片手使用を勧める。

5: ビンの蓋を左手で開ける。

第52回午後:第85問

上腕骨顆上骨折で正しいのはどれか。  

1: 老年期に多い。

2: 原則として手術を行う。

3: 外反肘を生じることが多い。

4: 前腕の循環不全を生じやすい。

5: 肘関節屈曲位での受傷が多い。

第37回午前:第11問

55歳の女性。慢性関節リウマチ。発症後10年経過。スタインブロッカーのクラスII。この患者のADL指導で適切でないのはどれか。  

1: ペットボトルはボトルオープナーで開ける。

2: 爪切りは小型のものを使う。

3: 車のドアロックはリモコン式にする。

4: 洗体に柄付きブラシを使う。

5: 「孫の手」で遠くのものを引き寄せる。