統合失調症(回復期前期)の患者に対する作業療法導入時の面接場面で適切なのはどれか。
訪問理学療法で正しいのはどれか。
1: 環境的側面のみヘアプローチを行う。
2: 歩行や移動に関する支援要望が多い。
3: 対象者の多くは交通事故による外傷である。
4: ゴール設定の際には家族の要望を最優先する。
5: バイタルチェックは看護師が実施しなければならない。
急性期精神分裂病(統合失調症)の作業療法の留意点として適切でないのはどれか。
1: 作業活動は短時間でできるものにする。
2: グループ活動を禁止する。
3: 途中退室を保障する。
4: 身体状態を把握する。
5: 病棟との連絡を密にする。
作業療法士の配置が明記されているのはどれか。
1: 精神障害者生活訓練施設
2: 精神障害者福祉工場
3: 精神障害者福祉ホーム
4: 精神障害者地域生活支援センター
5: 精神障害者授産施設
気分障害(うつ病)の作業療法で適切でないのはどれか。
1: 工程がはっきりとした作業
2: 短時間で完成できる作業
3: 非競争的な作業
4: 病前に得意だった作業
5: 受身的な作業
強迫性障害の患者に対する作業療法で適切なのはどれか。
1: 自由度の高い作業を提供する。
2: 正確さを必要とする作業を提供する。
3: 強迫行為が始まれば作業を中止させる。
4: 強迫行為の原因についての洞察を促す。
5: 作業工程の確認は作業療法士が本人に代わって行う。
精神科デイケアのプログラムで適切でないのはどれか。
1: 訪問支援
2: 就労準備
3: 家族支援
4: 授産作業
5: 心理教育
障害受容で誤っているのはどれか。
1: 社会環境によって影響される。
2: 障害者同士の交流により促進される。
3: 抑うつ状態の患者には積極的な指導を行う。
4: 混乱している患者の怒りは医療者にも向く。
5: ショックを受けている状態の患者は安全に見守る。
悪性腫瘍の緩和ケア主体の時期のリハビリテーションで正しいのはどれか。
1: 呼吸困難の軽減は得られない。
2: 運動療法をすることで心理面が改善する。
3: 運動療法をすることで倦怠感は改善しない。
4: 疼痛緩和にマッサージは長期的効果がある。
5: 運動療法をすることで疼痛の改善は得られない。
境界性パーソナリティ障害の患者に対する作業療法で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 退行を許容する。
2: 集団作業への参加を促す。
3: 柔軟な枠組みを提供する。
4: 攻撃衝動の適応的発散を促す。
5: 主観的な苦悩を共感的に理解する。
認知症患者への作業療法で適切なのはどれか。
1: 徘徊するため、着席を求めた。
2: 食べ物がわかりやすいよう、模様のある皿を使用した。
3: 患者の趣味開発のために体験のない生け花を取り入れた。
4: 日付の見当識障害に対し、文字の大きなカレンダーに変えた。
5: ガスの消し忘れでボヤを起こしたので、介助者とともに調理させた。
地域包括支援センターの説明で正しいのはどれか。
1: 設置主体は国である。
2: 福祉用具を販売する。
3: 24時間体制で業務を行っている。
4: 業務内容には高齢者の権利擁護を含む。
5: 人員基準の3職種に作業療法士が含まれる。
パニック障害の患者に対する作業療法の目的で適切なのはどれか。
1: 病識の獲得
2: 身辺処理能力の向上
3: 対人交流技能の向上
4: 不安対処能力の向上
5: 現実感喪失からの回復
強迫神経症患者の作業療法で確認行為がみられたとき、作業療法士の対応で適切なのはどれか。
1: 作業種目を変更する。
2: 作業を中断させる。
3: その日の作業療法を中止する。
4: 行為をやめるように話す。
5: 行為を静観する。
境界型人格障害の患者への作業療法士の対応として適切でないのはどれか。
1: 支持的態度を維持する。
2: チーム間でかかわりの合意をしておく。
3: 指示的態度を維持する。
4: 物事を一緒に考えていく姿勢を示す。
5: 実施時間の取り決めは明確にする。
認知症患者に対する作業療法上の留意点として適切なのはどれか。
1: 快・不快などの感情的体験も忘れやすい。
2: 不穏になった場合には説得を繰り返す。
3: 新たに動作や行為を習得できない。
4: 本人の自尊心を尊重することは有用である。
5: 午後の方が作業能率は高まりやすい。
精神科長期入院患者の退院を支援するケア会議(カンファレンス)を行うことになった。会議の実施方法で最も望ましいのはどれか。
1: 退院時に1回行う。
2: 患者本人も出席する。
3: 過去の病歴を検討する。
4: 司会は主治医に固定する。
5: 参加メンバーを固定する。
統合失調症の亜急性期と回復期とに共通する作業療法の目的はどれか。
1: 役割行動
2: 欲求の充足
3: 自信の回復
4: 達成感の獲得
5: 生活リズムの回復
精神分裂病(統合失調症)の作業療法開始時の対応で適切でないのはどれか。
1: 安心してくつろげる場を提供する。
2: 精神内界を表現できるよう配慮する。
3: 周囲に受け入れられる体験をさせる。
4: 両価的感情を受容する。
5: 受け入れられないことはその旨を明確に伝える。
28歳の男性。統合失調症。持続性の幻聴や被害妄想のため、21歳から入退院を繰り返していたが「働きたい」という本人の希望を尊重して、一般就労を目指して支援することになった。作業療法士を含めた多職種によって生活を支援する一方、地域障害者職業センターやハローワークと協力して、マッチングを図りながら24か月を限度に支援を行っている。この患者が受けている就労支援サービスはどれか。
1: 就労移行支援
2: 職場適応訓練
3: リワーク支援
4: 就労継続支援A型
5: 就労継続支援B型