第47回午前第41問の類似問題

第43回午前:第54問

外傷性脳損傷の前頭葉症状で頻度が低いのはどれか。  

1: 記憶障害

2: 人格変化

3: 遂行機能障害

4: 注意力低下

5: 半側空間無視

第51回午後:第41問

我が国の認知症対策として適切でないのはどれか。  

1: 介護者への支援

2: 施設入所の促進

3: 若年性認知症施策の強化

4: 認知症に関する知識の普及

5: リハビリテーションモデルの研究開発

第42回午前:第26問

59歳の女性。脳梗塞発病後、小梗塞の再発を繰り返し精神症状が前景化したため、精神科病院に転院になった。記銘力障害があるが、理解力や判断力は日によって波がある。言語がやや不明瞭で、移動は小刻み歩行である。この患者の病態で正しいのはどれか。  

1: 仮性認知症

2: 早発認知症

3: まだら認知症

4: 全般性認知症

5: 視床性認知症

第39回午前:第70問

高齢障害者の作業療法で適切でないのはどれか。  

1: 身体機能だけでなく、認知機能や生活習慣を把握する。

2: 病前の趣味に関連した作業を選択する。

3: 傾眠がみられたら、睡眠状況や脱水の有無を確認する。

4: 白内障では、できるだけ日光の当たる場所で作業を行う。

5: 日常生活の中で役割を持てるような作業を指導する。

第50回午前:第34問

記憶障害と治療介入の組合せで適切でないのはどれか。  

1: 逆向性健忘 ― アルバム療法

2: 逆向性健忘 ― 展望記憶訓練

3: 前向性健忘 ― メモリーノート

4: 前向性健忘 ― アラーム付き時計

5: 前向性健忘 ― リアリティオリエンテーション

第37回午後:第71問

「脳が溶けてしまった。脳がからっぽだ」と訴える精神分裂病(統合失調症)患者の症状はどれか。  

1: 妄想知覚

2: 妄想着想

3: 被害妄想

4: 体感幻覚

5: 作為体験

第54回午後:第41問

高次脳機能障害と検査の組合せで正しいのはどれか。  

1: 失語 ― かな拾いテスト

2: 注意障害 ― TMT

3: 記憶障害 ― Kohs立方体組み合わせ検査

4: 遂行機能障害 ― BIT

5: 半側空間無視 ― BADS

第49回午後:第26問

認知症患者への作業療法で適切なのはどれか。  

1: 徘徊するため、着席を求めた。

2: 食べ物がわかりやすいよう、模様のある皿を使用した。

3: 患者の趣味開発のために体験のない生け花を取り入れた。

4: 日付の見当識障害に対し、文字の大きなカレンダーに変えた。

5: ガスの消し忘れでボヤを起こしたので、介助者とともに調理させた。

第45回午前:第83問

障害受容に至る心理状態で誤っているのはどれか。  

1: 否定

2: 保続

3: 後悔

4: 悲嘆

5: 葛藤

第35回午後:第52問

認知症の原因でないのはどれか。  

1: パーキンソン病

2: ハンチントン舞踏病

3: 進行性核上性麻痺

4: 汎発性レビー小体病

5: 筋萎縮性側索硬化症

第54回午後:第40問

「い」で始まる単語をなるべく多く挙げてください、という課題に対して統合失調症患者が「考えられない」、「言葉が出てこない」と訴えた。この状況から考えられる患者の障害で正しいのはどれか。  

1: 運動機能障害

2: 注意機能障害

3: 言語性記憶障害

4: 言語流暢性障害

5: ワーキングメモリーの障害

  • 答え:4
  • 解説:この問題では、「い」で始まる単語をなるべく多く挙げる課題に対して統合失調症患者が「考えられない」、「言葉が出てこない」と訴えた状況を考慮し、正しい障害を選ぶ必要があります。正解は言語流暢性障害で、文字流暢性の課題に対する困難が示されています。
  • 運動機能障害は、身体的な動きや発語が不十分になる障害ですが、「言葉が出てこない」という訴えは運動機能障害だけでは説明できません。
  • 注意機能障害は、課題の途中で集中力が途切れたり、別の課題に移行してしまう障害です。この症状だけでは、「考えられない」、「言葉が出てこない」という訴えを説明できません。
  • 言語性記憶障害は、語想起が困難になる障害ですが、「考えられない」、「言葉が出てこない」という訴えは言語性記憶障害だけでは説明できません。言語性記憶障害は前向性健忘で見られやすい症状です。
  • 言語流暢性障害は、文字流暢性や意味流暢性の課題に対する困難がある障害です。この患者は、「い」で始まる単語を挙げる課題に対して困難を感じており、文字流暢性の障害があると考えられます。この選択肢が正しいです。
  • ワーキングメモリーの障害は、複雑な課題を遂行する際に物事を心的過程にとどめておく能力が低下する障害です。ワーキングメモリーが障害された場合、課題の実施中に既出の単語を再度挙げてしまうなどの症状が見られますが、「考えられない」、「言葉が出てこない」という訴えを説明するには不十分です。
  • 科目:高次脳機能障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第45回午前:第98問

アルコール離脱せん妄でみられるのはどれか。2つ選べ。  

1: 作話

2: 幻覚

3: 振戦

4: 嫉妬妄想

5: 動眼神経麻痺

第35回午後:第74問

アルコール依存症の離脱期の症状で誤っているのはどれか。  

1: けいれん発作

2: 粗大な振戦

3: 幻 視

4: リープマン現象

5: 思考途絶

第49回午前:第27問

高次機能障害に対する作業療法の組合せで適切なのはどれか。  

1: 純粋失読 ― なぞり読み

2: 物体失認 ― 物品の色名呼称

3: 手指失認 ― 握り・放しの運動

4: 地誌的障害 ― 都道府県名の列挙

5: 左半側空間無視 ― 絵の呼称

第40回午後:第80問

小脳症状でないのはどれか。  

1: 眼振

2: 構音障害

3: 体幹障害

4: 協調障害

5: 腱反射亢進

第48回午前:第3問

58歳の男性。脳腫瘍と診断された。頭部MRIを示す。最も考えられる症状はどれか。 

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1: 体幹失調

2: 視野障害

3: 注意障害

4: 感覚性失語

5: 左半側空間無視

第36回午後:第75問

うつ病の症状でないのはどれか。  

1: 思考制止

2: 食欲減退

3: 睡眠障害

4: 昏 迷

5: 感情鈍麻

第36回午前:第71問

症状と生活指導との組合せで正しいのはどれか。  

1: 視覚失認-認知に視覚以外の感覚を使わせる。

2: バリント症候群-食事は一皿にまとめて出す。

3: 観念運動失行-指示書で動作を促す。

4: 運動性失語-聞き役に専念させる。

5: 運動保続-保続動作を利用する。

第34回午前:第34問

70歳の男性。アルツハイマー型認知症。約1年前、家族に言動を注意されてからふさぎ込んだ。それ以来、家族との会話も少なくなった。最近、財布の置き場所を忘れたり、お湯を沸かそうとしてガスをつけたまま外出してしまうことが目立つようになった。1か月前、買い物に行ったまま自宅への帰り道がわからなくなり保護され入院した。作業療法の初期プログラム設定で適切でないのはどれか。  

1: 患者の生活史を重視する。

2: 個別訓練から始める。

3: 自信が得られるようにする。

4: 作業には変化をつける。

5: 安心感のもてる作業環境をつくる。