単関節の障害で後髪をとかすことができなかった。このときの関節運動と可動域制限の組合せで正しいのはどれか。ただし、自助具は使用しないこととする。
1: 肩関節屈曲 − 90°
2: 肩関節外転 − 120°
3: 肘関節屈曲 − 50°
4: 前腕回内 − 50°
5: 手関節背屈 − 20°
関節リウマチにみられる手指関節の変形を図に示す。番号と変形の組合せで正しいのはどれか。
1: ①――ダックネック変形
2: ②――槌指変形
3: ③――鷲爪指変形
4: ④――ボタン穴変形
5: ⑤――スワンネック変形
上肢の関節について誤っているのはどれか。
1: 腕橈関節は球関節である。
2: 上橈尺関節は車軸関節である。
3: 肘の生理的内反の角度を運搬角という。
4: 肘頭は肘屈曲位でHüter三角を構成する。
5: 腕尺関節は上橈尺関節と同一の関節包内にある。
痙直型両麻痺児の歩行の特徴で正しいのはどれか。
1: 体幹の動揺は少ない。
2: 肩関節は内転位になりやすい。
3: 肘関節は伸展位になりやすい。
4: 股関節は内転位になりやすい。
5: 膝関節は伸展位になりやすい。
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で距離(cm)として測定できないのはどれか。
1: 指外転
2: 指屈曲
3: 母指対立
4: 胸腰部屈曲
5: 膝関節屈曲
52歳の女性。右手根管症候群。右上肢に感覚障害と運動麻痺を認める。この患者が図のような手の形を示した。母指の運動を行っている筋はどれか。2つ選べ。
1: 母指内転筋
2: 母指対立筋
3: 長母指屈筋
4: 長母指外転筋
5: 第1背側骨間筋
股関節の運動とそれに作用する筋の組合せで正しいのはどれか。
1: 屈曲――――梨状筋
2: 伸展――――大腰筋
3: 内転――――薄筋
4: 内旋――――上双子筋
5: 外旋――――半腱様筋
二重神経支配の筋はどれか。
1: 肘筋
2: 上腕筋
3: 浅指屈筋
4: 手の骨間筋
5: 尺側手根屈筋
二関節筋はどれか。2つ選べ。
1: 薄筋
2: 恥骨筋
3: 大内転筋
4: 大腿直筋
5: 膝窩筋
足根管を通るのはどれか。2つ選べ。
1: 前脛骨筋
2: 後脛骨筋
3: 長腓骨筋
4: 長指屈筋
5: 長指伸筋
二関節筋はどれか。2つ選べ。
1: 半膜様筋
2: 大内転筋
3: 大腿四頭筋の中間広筋
4: ヒラメ筋
5: 腓腹筋
Danielsらの徒手筋力テストについて正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 検査しようとする筋の筋腹を押さえると、正確な筋力を測定できない。
2: 運動の開始位置から最終肢位まで抵抗をかけ続ける方法を抑止テストという。
3: MP関節伸展のはね返り運動でMP関節屈曲ができれば段階1(Trace)である。
4: 大腿骨幹部切断者の股関節外転で最大抵抗に抗することができれば段階4(Good)である。
5: 関節可動域に制限がある場合、最大抵抗に抗することができれば段階4(Good)である。
65歳の男性。変形性頸椎症。2年前から肩こりがあり、2か月前から頸部伸展時に右手の母指にしびれが出現し、右上肢のだるさと脱力感を自覚するようになった。下肢の症状やバランス不良はみられない。右上肢において筋力低下が最も生じやすいのはどれか。
1: 三角筋
2: 上腕三頭筋
3: 上腕二頭筋
4: 尺側手根屈筋
5: 長橈側手根伸筋
大腿義足の異常歩行と原因の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 外側ホイップ - 膝継手軸の外旋
2: 義足側外転歩行 - 初期内転角の不足
3: 健側肢の伸び上がり - ソケット内壁の高さ不足
4: 義足側分回し歩行 - 義足長が短い
5: 義足側への体幹側屈 - 切断側外転筋の筋力低下
脊髄損傷の機能残存レベルと可能な運動との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 第1腰髄節 - 股関節外転
2: 第2腰髄節 - 股関節伸展
3: 第3腰髄節 - 膝関節伸展
4: 第4腰髄節 - 足関節背屈
5: 第5腰髄節 - 足関節底屈
膝関節の運動で正しいのはどれか。
1: 側副靱帯は屈曲時に緊張する。
2: 関節包の後面は前面に比べて伸縮性が高い。
3: 半月板の内外縁とも遊離して可動性に関与する。
4: 大腿骨の脛骨上の転がり運動は、屈曲最終域までみられる。
5: 大腿骨の脛骨上の転がり運動は外側顆部の方が内側顆部より大きい。
正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 腸骨大腿靱帯は股関節外旋を制限する。
2: 坐骨大腿靱帯は股関節屈曲を制限する。
3: 小殿筋の収縮は股関節外旋を制限する。
4: 半膜様筋の収縮は膝関節内旋を制限する。
5: 大腿二頭筋の収縮は膝関節屈曲を制限する。
Danielsらの徒手筋力テストの段階5及び4の検査で、検査者の抵抗をかける手の位置で正しいのはどれか。2つ選べ。ただし、矢印は検査者の加える力の方向を示す。
1: 肩甲骨内転
2: 肩関節外転
3: 肩関節水平内転
4: 肩関節内旋
5: 前腕回内
ダニエルスらの徒手筋力テストの際に生じる代償動作とそれを起こす筋との組合せで誤っているのはどれか。
1: 肩関節伸展-上腕三頭筋
2: 肩関節屈曲-上腕二頭筋長頭
3: 肘関節屈曲-上腕筋
4: 肘関節伸展-円回内筋
5: 母指内転-長母指屈筋
関節可動域測定法(日本整形外科学会・日本リハビリテーション医学会基準による)の運動方向と移動軸との組合せで誤っているのはどれか。
1: 股関節伸展-大腿骨
2: 股関節内旋-下腿中央線
3: 膝関節屈曲-腓骨
4: 足関節背屈-第5中足骨
5: 足部外がえし-第1基節骨