第41回午前第78問の類似問題

第37回午前:第90問

思考障害の強い精神分裂病(統合失調症)患者に対する作業適用で適切なのはどれか。2つ選べ。 ア.手順が明確な作業イ.非構成的な作業ウ.自己判断で進める作業エ.問題解決的な作業オ.反復的な作業  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第46回午後:第49問

統合失調症患者の退院直後の訪問時評価で優先度が高いのはどれか。  

1: 服薬管理

2: 行動範囲

3: 対人交流

4: 金銭管理

5: 余暇活動

第42回午前:第82問

統合失調症入院患者に対する作業療法の導入時面接で優先して聴取すべきものはどれか。2つ選べ。  

1: 発病のきっかけ

2: 妄想の内容

3: 一日の過ごし方

4: 現在困っていること

5: 家族との関係

第35回午前:第78問

精神科作業療法の評価で適切でないのはどれか。  

1: 関与しながらの観察を行う。

2: 非言語的表現も重視する。

3: 標準化された検査から始める。

4: 他部門の情報を考慮する。

5: 処方目的を考慮する。

第37回午前:第84問

児童・思春期の精神障害の評価方法で適切でないのはどれか。  

1: フロスティッグ知覚運動テスト

2: WPPSI知能診断検査

3: グッドイナフ人物知能検査

4: 南カリフォルニア感覚統合検査

5: MMPI(ミネソタ多面人格検査)

第55回午前:第23問

作業遂行の評価の説明で正しいのはどれか。  

1: 意志質問紙は生活満足度を評価する。

2: AMPSは患者への質問紙により評価する。

3: 興味チェックリストは作業の満足度を評価する。

4: COPMは作業の運動技能と処理技能を評価する。

5: 役割チェックリストは役割の知覚と価値を評価する。

  • 答え:5
  • 解説:この問題では、作業遂行の評価に関する説明の正しさを問うています。正しい選択肢は5で、役割チェックリストは役割の知覚と価値を評価するものです。
  • 意志質問紙は、個人の意志や動機を評価するものであり、生活満足度を直接評価するものではありません。
  • AMPS(Assessment of Motor and Process Skills)は、作業遂行能力を評価するための観察ベースの評価であり、患者への質問紙によって評価するものではありません。
  • 興味チェックリストは、個人の興味や好みを評価するものであり、作業の満足度を直接評価するものではありません。
  • COPM(Canadian Occupational Performance Measure)は、対象者中心の作業療法を実践するための評価尺度で、作業の重要度、遂行度、満足度を評価するものですが、作業の運動技能と処理技能を直接評価するものではありません。
  • 役割チェックリストは、学生や勤労者、ボランティアなど10の役割について、対象者が過去に各々の役割を担っていたか、現在担っているか、将来に担いたいか、という役割知覚とその価値を評価するもので、作業遂行の評価に関する説明として正しいです。
  • 科目:作業療法評価学
  • 重要度:プレミアム特典
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第34回午前:第79問

精神科作業療法の作業種目の選択において適切なのはどれか。2つ選べ。 ア.医師の指示によって決定する。イ.患者自身が選択して決定する。ウ.多種類の種目から選択する。エ.治療目標によって決定する。オ.病前の趣味を選ぶ。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第54回午前:第81問

ある患者の心理検査の一部を示す。この検査法はどれか。 

54_0_81

1: HTP〈House-tree-person test〉

2: SCT

3: MMPI

4: P-Fスタディ

5: ASQ〈Autism Screening Questionnaire〉

第56回午前:第20問

45歳の男性。統合失調症。25年間の入院の後、退院してグループホームに入居することになった。作業療法士は患者の強みとしての性格、才能、希望、環境について、日常生活、経済的事項、仕事などの項目に分けて本人と一緒に確認の上文章化し、患者の言葉を用いて退院後の目標を立てた。本アセスメントの根拠となるモデルはどれか。  

1: ICFモデル

2: 作業適応モデル

3: 人間作業モデル

4: ストレングスモデル

5: CMOP〈Canadian Model of Occupational Performance〉

  • 答え:4
  • 解説:この問題では、患者の強みとしての性格、才能、希望、環境に焦点を当て、退院後の目標を立てるアセスメントが行われています。このようなアプローチはストレングスモデルに基づいています。
  • ICFモデルは、心身機能・構造、活動、参加、個人因子、環境因子が相互に影響し合う障害構造を説明したモデルです。この問題では、患者の強みに焦点を当てているため、ICFモデルではありません。
  • 作業適応モデルは、作業システムを人間-機械系として見た場合、作業システムが作業者にとって適応し、調和の取れたものとしたときのモデルです。この問題では、患者の強みに焦点を当てているため、作業適応モデルではありません。
  • 人間作業モデルは、何らかの作業に関する問題を体験している人を対象に、作業への参加を通して作業適応を促進するためのモデルです。この問題では、患者の強みに焦点を当てているため、人間作業モデルではありません。
  • ストレングスモデルは、疾患や障害のような問題点ではなく、個人の持つ強さ(長所)に焦点を当てたモデルです。この問題では、患者の強みとしての性格、才能、希望、環境について確認し、退院後の目標を立てているため、ストレングスモデルが適切です。
  • CMOP(Canadian Model of Occupational Performance)は、作業遂行や作業との結びつきを理解するための概念モデルです。この問題では、患者の強みに焦点を当てているため、CMOPではありません。
  • 科目:統合失調症
  • 重要度:プレミアム特典
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第57回午前:第41問

職場の作業に近い13種類の課題から構成される職業評価はどれか。  

1: 内田クレペリン精神検査

2: GATB

3: 障害者用就職レディネス・チェックリスト

4: マイクロタワー法

5: MODAPTS

  • 答え:4
  • 解説:マイクロタワー法は職場における作業に類似したサンプルを実際に用い、対象者の職業能力、作業態度や意欲、心身の耐久力など、総合的な職業適性を測定する作業見本法の一つ。13の作業課題を小集団で実施する。
  • 内田クレペリン精神検査は、一定時間計算させ続けることで、作業力、集中力、注意力などの作業能力と性格傾向を知ることができる評価法ですが、職場の作業に近い13種類の課題から構成される職業評価ではありません。
  • GATB(General Aptitude Test Battery)は一般職業適性検査で、9つの適性能(知的能力、言語能力、数理能力、書記的知覚、空間判断力、形態知覚、運動共応、指先の器用さ、手腕の器用さ)を測定できますが、職場の作業に近い13種類の課題から構成される職業評価ではありません。
  • 障害者用就職レディネス・チェックリストは、6つの興味領域(現実的、研究的、芸術的、社会的、企業的、慣習的)について、興味の強さと職業遂行の自信度を測ることにより、職業に関する自分のイメージをチェックしたり、進路選択への参考にできますが、職場の作業に近い13種類の課題から構成される職業評価ではありません。
  • マイクロタワー法は職場における作業に類似したサンプルを実際に用い、対象者の職業能力、作業態度や意欲、心身の耐久力など、総合的な職業適性を測定する作業見本法の一つです。13の作業課題を小集団で実施するため、この問題の答えはマイクロタワー法です。
  • MODAPTS(MODular Arrangement of Predetermined Time Standards)は工場にあるような器具を使用して作業動作時間測定を行う方法ですが、職場の作業に近い13種類の課題から構成される職業評価ではありません。MODAPTS法は身体部位による動作テストを主としたものです。
  • 科目:その他の精神障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第46回午前:第40問

認知症の知的・認知機能評価で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: BPRS(Brief Psychiatric Rating Scale)

2: MMSE(Mini-Mental State Examination)

3: HDS-R(改訂長谷川式知能評価スケール)

4: HRS(Hamilton Rating Scale for Depression)

5: MMPI(Minnesota Multiphasic Personality Inventory)

第43回午前:第92問

境界型人格障害の患者に対する作業療法で適切なのはどれか。2つ選べ。  

1: 個別面接は患者の要求に応じて随時行う。

2: 作品作りを通して依存欲求を満たす。

3: 自傷行為がみられたら担当者を交代する。

4: 攻撃行動がみられたら解釈して患者に説明する。

5: 表現活動を通し衝動発散を促す。

第36回午前:第82問

亜昏迷状態にある精神分裂病(統合失調症)患者の作業療法の導入で適切なのはどれか。2つ選べ。 ア.病室まで行き声をかける。イ.作業療法場面を見学させる。ウ.共同作業へ参加させる。エ.作業内容を決めさせる。オ.作業時間を決めさせる。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第39回午前:第96問

言語機能が保たれている自閉症児の知的レベルの測定で適切なのはどれか。2つ選べ。 ア.WAIS-Rイ.バウム・テストウ.コース立方体組合わせテストエ.ベンダー・ゲシュタルト・テストオ.ロールシャッハ・テスト  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第35回午前:第81問

痴呆患者の作業療法の評価で適切でないのはどれか。  

1: 日常生活活動の自立度を評価する。

2: 描画によって失行や失認を評価する。

3: 投影法によって痴呆の程度を評価する。

4: 家族から病前の趣味に関する情報を得る。

5: 関節可動域や筋力などの身体機能を評価する。

第37回午前:第89問

器質性精神障害患者の作業療法で適切なのはどれか。  

1: 他の患者との交流は避ける。

2: 変化のある作業種目を選択する。

3: 誤った言動は理論的に正す。

4: 作業の誤りはまとめて訂正する。

5: 楽しみの要素を取り入れる。

第34回午前:第77問

精神科作業療法での初回面接で適切でないのはどれか。  

1: 作業療法士の自己紹介をする。

2: 作業療法参加の意志を確認する。

3: 現在の状態を聞く。

4: 入院前の生活状況を聞く。

5: 発病時の様子を聞く。

第56回午後:第26問

検査と評価項目の組合せで正しいのはどれか。  

1: GMFM ── 日常生活活動

2: WISC-IV ── ワーキングメモリー

3: S-M社会生活能力検査 ── 心理的発達

4: フロスティグ視知覚検査 ── 巧緻運動

5: 遠城寺式乳幼児分析的発達検査 ── 粗大運動

  • 答え:2
  • 解説:この問題では、検査と評価項目の組み合わせが正しいものを選ぶ必要があります。正しい組み合わせは、WISC-IVとワーキングメモリーです。
  • GMFM(Gross Motor Function Measure)は、主に脳性まひの子どもの運動機能を評価するための検査であり、日常生活活動ではありません。
  • WISC-IV(Wechsler Intelligence Scale for Children-Fourth Edition)は、5歳から16歳11ヵ月の子どもを対象とした児童用知能検査で、ワーキングメモリー指標(WMI)を含むため、正しい組み合わせです。
  • S-M社会生活能力検査は、対象児の日頃の様子から社会生活能力の発達を捉える検査であり、心理的発達ではありません。
  • フロスティグ視知覚検査は、子どもの視知覚上の問題点を発見し、適切な訓練を行うための検査であり、巧緻運動ではありません。
  • 遠城寺式乳幼児分析的発達検査は、乳幼児発達の傾向を全般的に調べるもので、運動・社会性・言語の3分野から質問項目が構成されていますが、粗大運動ではありません。
  • 科目:作業療法評価学
  • 重要度:プレミアム特典
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第52回午前:第17問

45歳の男性。統合失調症。20年間の入院の後、退院してグループホームに入居することになった。作業療法士は患者の強みとしての性格、才能、希望、環境について、日常生活、経済的事項、仕事などの項目に分けて本人と一緒に確認・文章化し、患者の言葉を用いて退院後の目標を立てた。本アセスメントの根拠となるモデルはどれか。  

1: ICFモデル

2: 人間作業モデル

3: ストレングスモデル

4: 脆弱性-ストレスモデル

5: CMOP〈Canadian Model of Occupational Performance〉

第40回午前:第83問

統合失調症の社会生活能力の評価に用いる尺度はどれか。  

1: HTP (House tree person test)

2: MODAPTS (Modular arrangement of predetermined time standards)

3: DAM (Draw a man test)

4: FIM (Functional independence measure)

5: LASMI (Life assessment scale for the mentally ill)