第36回午後第11問の類似問題

第36回午後:第12問

脊髄について誤っているのはどれか。  

1: 頸膨大の最大部は第6頸髄節に位置する。

2: 下端は第3~4腰椎に位置する。

3: 前根と後根は合流して椎間孔を通る。

4: 横断面での灰白質はH字状である。

5: 反射中枢がある。

第51回午前:第53問

脊髄について正しいのはどれか。  

1: 下端は第5腰椎までである。

2: 後根は脊髄神経節をつくる。

3: 終糸は尾骨前面に付着する。

4: 中心管の周囲に白質が存在する。

5: 脊髄円錐は脳と脊髄の移行部である。

第54回午後:第65問

嚥下中枢が存在する部位はどれか。  

1: 赤核

2: 中脳

3: 小脳

4: 橋

5: 延髄

  • 答え:5
  • 解説:嚥下中枢は、延髄網様体に存在します。延髄は、嘔吐、咳嗽、唾液や涙液分泌などの反射中枢も含んでいます。
  • 赤核は嚥下中枢ではありません。赤核は中脳被蓋の中央部に位置し、錐体外路系に属する灰白質塊です。
  • 中脳は嚥下中枢ではありません。中脳は大脳と脊髄、小脳とを連絡する多数の伝導路の通路と中継所であり、視覚と聴覚の反射中枢や眼球運動、瞳孔収縮の運動中枢が存在します。
  • 小脳は嚥下中枢ではありません。小脳は大脳と脊髄との間を走行する伝導路の途中に介在し、錐体外路系の重要な中枢で、運動や平衡の調節中枢を構成しています。
  • 橋は嚥下中枢ではありません。橋は延髄や脊髄と大脳との間を行き交う多数の伝導路の通路です。
  • 嚥下中枢は延髄網様体に存在します。延髄には、嘔吐、咳嗽、唾液や涙液分泌などの反射中枢も含まれています。
  • 科目:生理学(筋・感覚・神経系)
  • 重要度:プレミアム特典
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第35回午後:第9問

誤っているのはどれか。  

1: 左右の前大脳動脈は前交通動脈を介して吻合する。

2: 左右の椎骨動脈は合流して脳底動脈となる。

3: 内頸動脈は中大脳動脈と前大脳動脈とに分かれる。

4: 左右の後大脳動脈は後交通動脈を介して吻合する。

5: 脳底動脈は左右の後大脳動脈に分かれる。

第35回午後:第28問

大脳辺縁系について誤っているのはどれか。  

1: 海馬は探索行動と深い関係がある。

2: 海馬は前頭葉の一部である。

3: 乳頭体はパペツ回路の一部で感情発現と関連する。

4: 扁桃体は食欲、性欲に関連した中枢である。

5: 扁桃体は大脳基底核に分類される。

第43回午後:第24問

大脳辺縁系について誤っているのはどれか。  

1: 海馬は陳述記憶と深い関係がある。

2: 海馬は前頭葉の一部である。

3: 乳頭体はPapez(パペッツ)回路の一部をなす。

4: 扁桃体は食欲、性欲に関連した中枢である。

5: 大脳辺縁系は発生学的に古い。

第57回午前:第23問

運動に関する中枢神経について正しいのはどれか。  

1: 一次運動野においては他の部位と比較して手と顔面の運動領域が小さい。

2: 中脳黒質に由来するドパミン作動性ニューロンは線条体に至る。

3: 皮質脊髄路のうち約30%の線維が延髄錐体で対側に交叉する。

4: Betzの巨大錐体細胞は運動野大脳皮質の第Ⅲ層に存在する。

5: Purkinje細胞の軸索は小脳への求心性線維となる。

第36回午後:第5問

感覚の伝導路で誤っているのはどれか。  

1: 後脊髄小脳路

2: 前脊髄視床路

3: 内側毛帯

4: 薄束(Goll束)

5: 皮質延髄路

第38回午後:第11問

脊髄について正しいのはどれか。  

1: 脊髄には3つの膨大部がある。

2: 下端は第3、4腰椎レベルにある。

3: 後角は運動神経細胞が密集している。

4: 白質は前索と後索の2つの索に区分される。

5: 灰白質は横断面でH形の灰白柱をつくる。

第42回午後:第10問

中枢神経系の系統発生と分化で正しいのはどれか。  

1: 海馬は大脳皮質で最も新しい。

2: 小脳半球は虫部より新しい。

3: 線条体は間脳に属する。

4: 橋は中脳から分化した。

5: 延髄は脊髄から分化した。

第55回午前:第82問

脳の病変部位と出現しやすい症候との組合せで正しいのはどれか。  

1: 黒質―――感覚障害

2: 視床―――嗅覚障害

3: 赤核―――摂食嚥下障害

4: 線条体――不随意運動

5: 扁桃体――筋緊張異常

  • 答え:4
  • 解説:この問題では、脳の病変部位とそれに関連する症状を正しく組み合わせることが求められています。正しい組み合わせは、線条体と不随意運動です。
  • 黒質は中脳被蓋の最腹側部に位置し、大脳基底核と結合して運動制御に関与します。感覚障害とは直接関係がないため、この選択肢は正しくありません。
  • 視床は特殊核と非特殊核があり、体性感覚に関与します。嗅覚障害とは関係がないため、この選択肢は正しくありません。
  • 赤核は中脳上丘レベルに位置し、運動制御に関わります。摂食嚥下障害とは直接関係がないため、この選択肢は正しくありません。
  • 線条体は尾状核と被殻を合わせたもので、錐体外路に含まれます。障害されると不随意運動や筋緊張の異常を生じるため、この選択肢が正しいです。
  • 扁桃体は側頭葉の前内側に位置し、生物学的価値判断や本能行動の調節に関与します。筋緊張異常とは直接関係がないため、この選択肢は正しくありません。
  • 科目:神経・筋系の障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第37回午後:第24問

反射中枢の部位で誤っている組合せはどれか。  

1: 角膜反射-橋

2: 眼輪筋反射-小脳

3: 腹壁反射-胸髄

4: 膝蓋腱反射-腰髄

5: 足底反射-仙髄

第46回午前:第53問

外側皮質脊髄路が交叉するのはどこか。  

1: 放線冠

2: 内包

3: 中脳

4: 延髄

5: 脊髄

第49回午前:第64問

随意運動に関与しないのはどれか。  

1: 小脳

2: 内包

3: 大脳脚

4: 視床下部

5: 中心前回

第36回午後:第10問

脳膜について誤っているのはどれか。  

1: 硬膜には骨膜の役割もある。

2: 硬膜下腔にはリンパ液がある。

3: くも膜は血管に富む。

4: くも膜下腔には脳脊髄液がある。

5: 軟膜は脳溝に入り込んでいる。

第51回午後:第92問

中枢神経発生に伴う先天奇形とその特徴の組合せで正しいのはどれか。  

1: 滑脳症―――――――――脳溝増加

2: 全前脳胞症―――――――顔面外側の欠損

3: 二分脊椎――――――――水頭症合併

4: Arnold-Chiari奇形―――脊髄の頭蓋内嵌入

5: Dandy-Walker症候群―――後頭蓋縮小

第38回午後:第17問

大脳辺縁系に属するのはどれか。  

1: 角 回

2: 縁上回

3: 中心後回

4: 帯状回

5: 上側頭回

第40回午後:第36問

誤っているのはどれか。  

1: 随意的排尿には大脳皮質が関与する。

2: 交感神経を刺激すると膀胱は収縮する。

3: 膀胱体部からの求心性神経は骨盤神経である。

4: 脊髄排尿中枢は第2~4仙髄節にある。

5: 外尿道括約筋は陰部神経の支配を受ける。

第52回午前:第91問

中枢神経の先天奇形とその特徴の組合せで正しいのはどれか。  

1: 小頭症―――――――――脳圧亢進

2: 滑脳症―――――――――脳溝増加

3: 二分脊椎――――――――水頭症合併

4: Dandy-Walker症候群――後頭蓋縮小

5: Arnold-Chiari奇形―――脊髄の頭蓋内嵌入

第35回午後:第50問

脳腫瘍について誤っているのはどれか。  

1: 増大すると頭蓋内圧亢進症状を呈する。

2: 神経鞘腫は顔面神経に好発する。

3: 神経線維腫症は皮膚色素沈着を合併する。

4: 膠芽細胞腫は悪性度が高い。

5: 髄膜腫は良性が多い。