第35回午後第50問の類似問題

第41回午後:第55問

脳腫瘍で誤っているのはどれか。  

1: 髄膜腫は良性が多い。

2: 膠芽細胞腫は悪性度が高い。

3: 神経鞘腫は顔面神経に好発する。

4: 増大すると頭蓋内圧亢進症状を呈する。

5: 神経線維腫症は皮膚色素沈着を合併する。

第36回午後:第51問

頭蓋内腫瘍について誤っているのはどれか。  

1: 下垂体腫瘍では内分泌異常を呈しやすい。

2: 神経鞘腫は三叉神経に好発する。

3: 髄膜腫は手術的治療が比較的容易である。

4: 成人ではテント上腫瘍が多い。

5: 転移性腫瘍の原発巣は肺が多い。

第34回午後:第52問

脳腫瘍で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.星細胞腫と周囲の境界は明瞭である。イ.上衣腫は脳室系に多発する。ウ.多形膠芽腫の悪性度は高い。エ.神経芽腫は成人に多発する。オ.髄膜腫の再発率は低い。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第43回午後:第54問

頭蓋内腫瘍で浸潤性に発育するのはどれか。  

1: 神経膠芽腫

2: 髄膜腫

3: 聴神経鞘腫

4: 下垂体腺腫

5: 脂肪腫

第57回午後:第90問

悪性腫瘍はどれか。  

1: 下垂体腺腫

2: 頭蓋咽頭腫

3: 神経鞘腫

4: 膠芽腫

5: 髄膜腫

  • 答え:4
  • 解説:悪性腫瘍は、周囲の組織に浸潤し、転移する性質を持つ腫瘍です。この問題では、膠芽腫が悪性腫瘍であり、他の選択肢は良性腫瘍です。
  • 下垂体腺腫は下垂体の一部の細胞が腫瘍化したもので、良性腫瘍です。下垂体はホルモンを分泌する器官であり、下垂体腺腫はホルモンの過剰分泌や欠乏による症状が現れることがあります。
  • 頭蓋咽頭腫は下垂体茎にみられる良性腫瘍です。この腫瘍は、頭蓋咽頭部という解剖学的な位置に発生し、視神経や下垂体に影響を与えることがあります。
  • 神経鞘腫は脳神経と脊髄神経でみられる良性腫瘍です。前庭神経鞘腫や三叉神経鞘腫が多くみられ、聴力低下や顔面の感覚異常などの症状が現れることがあります。
  • 膠芽腫は神経膠細胞が腫瘍化したもので、悪性腫瘍です。悪性脳腫瘍の中で最も頻度が高く、治療が困難で予後が悪いことが特徴です。手術や放射線治療、化学療法が行われることがあります。
  • 髄膜腫はくも膜にみられる良性腫瘍です。髄膜腫は脳や脊髄の外側に発生し、圧迫による症状が現れることがあります。手術による切除が一般的な治療法です。
  • 科目:がん関連障害と臨床医学
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第54回午後:第92問

脳腫瘍とその症状の組合せで正しいのはどれか。  

1: 下垂体腺腫―両耳側半盲

2: 視神経膠腫―てんかん発作

3: 髄芽腫―下垂体機能不全

4: 聴神経鞘腫―尿崩症

5: 頭蓋咽頭腫―難聴

  • 答え:1
  • 解説:この問題では、脳腫瘍とその症状の正しい組合せを選ぶ必要があります。脳腫瘍は、脳内に発生する異常な細胞の増殖によってできる腫瘍です。それぞれの腫瘍は、発生する場所や影響を与える神経や機能によって異なる症状を引き起こします。
  • 下垂体腺腫は、下垂体に発生する腫瘍で、ホルモン産生の低下や過剰、視交叉への圧迫症状(両耳側半盲)がみられやすいため、この組合せは正しいです。
  • 視神経膠腫は、一側性の視力低下や眼球突出、色覚異常などを呈する腫瘍です。てんかん発作は髄膜腫などでみられやすいため、この組合せは間違いです。
  • 髄芽腫は、小脳から発生し、第四脳室内を充満して増大するため、失調症状で発症し、閉塞性水頭症をきたして頭痛や嘔吐、意識障害を引き起こす腫瘍です。下垂体機能不全は頭蓋咽頭腫などでみられやすいため、この組合せは間違いです。
  • 聴神経鞘腫は、耳鳴や聴力障害、めまいで発症し、進行すると小脳症状や水頭症を呈する腫瘍です。尿崩症は、下垂体腺腫や頭蓋咽頭腫などでみられることがあるため、この組合せは間違いです。
  • 頭蓋咽頭腫は、下垂体に発生する腫瘍で、両耳側半盲や視力低下、下垂体機能低下(小人症)などを生じることがあります。難聴は聴神経鞘腫でみられやすいため、この組合せは間違いです。
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第46回午後:第76問

原発性脳腫瘍で最も予後が悪いのはどれか。  

1: 膠芽腫

2: 上衣腫

3: 下垂体腺腫

4: 星状細胞腫

5: 乏突起膠腫

第55回午後:第76問

悪性腫瘍細胞の特徴で誤っているのはどれか。  

1: 増殖が速い。

2: 核分裂が多い。

3: 染色体異常が多い。

4: 核/細胞質比が小さい。

5: 未分化型は悪性度が高い。

  • 答え:4
  • 解説:悪性腫瘍細胞は、正常細胞と比較して増殖速度が速く、核分裂の頻度も高く、染色体異常が多いという特徴があります。また、分化度の低い未分化型は悪性度が高い傾向があります。しかし、核/細胞質比が小さいというのは誤りで、悪性腫瘍細胞では核/細胞質比が大きくなることが一般的です。
  • 選択肢1は正しいです。悪性腫瘍細胞は正常細胞と比較して増殖速度が速いため、腫瘍の成長が早く進みます。
  • 選択肢2も正しいです。悪性腫瘍細胞は正常細胞よりも増殖速度が速いため、核分裂の頻度も高くなります。
  • 選択肢3も正しいです。悪性腫瘍細胞は正常細胞よりも染色体異常が多く、欠損や転座などがみられることが一般的です。
  • 選択肢4は誤りです。悪性腫瘍細胞では、核腫大がみられることから、正常細胞よりも核/細胞質比が大きくなることが一般的です。
  • 選択肢5は正しいです。悪性腫瘍細胞において、分化度の低い、未分化・低分化細胞は、悪性度が高く、活発に増殖する傾向があります。
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第38回午後:第49問

誤っている組合せはどれか。  

1: 筋萎縮性側索硬化症-脊髄前角の神経細胞変性

2: アルツハイマー病-大脳皮質の老人斑

3: クロイツフェルト・ヤコブ病─大脳皮質の海綿状変化

4: パーキンソン病-視床の神経細胞変性

5: ハンチントン病-線条体の神経細胞変性

第44回午後:第55問

病理学的な悪性度が最も高いのはどれか。  

1: 髄膜腫

2: 血管芽腫

3: 神経鞘腫

4: 神経膠芽腫

5: 下垂体腺腫

第51回午後:第92問

中枢神経発生に伴う先天奇形とその特徴の組合せで正しいのはどれか。  

1: 滑脳症―――――――――脳溝増加

2: 全前脳胞症―――――――顔面外側の欠損

3: 二分脊椎――――――――水頭症合併

4: Arnold-Chiari奇形―――脊髄の頭蓋内嵌入

5: Dandy-Walker症候群―――後頭蓋縮小

第49回午前:第77問

小脳橋角部腫瘍で最も多いのはどれか。  

1: 髄膜腫

2: 下垂体腺腫

3: 視神経膠腫

4: 聴神経腫瘍

5: 頭蓋咽頭腫

第42回午後:第53問

悪性腫瘍の特徴で誤っているのはどれか。  

1: 転移が多い。

2: 再発率が高い。

3: 細胞の異型性が強い。

4: 浸潤性に発育する。

5: 細胞の分化度が高い。

第41回午後:第87問

脳血管障害で誤っているのはどれか。  

1: 危険因子として高血圧がある。

2: 脳出血の原因として動脈壁の線維素性壊死が関与する。

3: 若年層の脳出血は動静脈奇形が原因となる。

4: 脳血栓の原因として心弁膜症がある。

5: 脳動脈瘤は脳底部に好発する。

第40回午後:第54問

誤っているのはどれか。  

1: 良性腫瘍は浸潤性に発育する。

2: 良性腫瘍の発育は遅い。

3: 悪性腫瘍は転移しやすい。

4: 悪性腫瘍は異型性が強い。

5: 悪性腫瘍は未分化型が多い。

第55回午前:第76問

小脳橋角部に最も多い脳腫瘍はどれか。  

1: 腺腫

2: 髄膜腫

3: 血管芽腫

4: 神経膠腫

5: 神経鞘腫

  • 答え:5
  • 解説:小脳橋角部に最も多く発生する脳腫瘍は神経鞘腫であり、特に聴神経鞘腫が多い。小脳橋角部に発生する腫瘍の約75%が聴神経鞘腫であるとされる。
  • 腺腫は主に胃や大腸などの消化管に発生する腫瘍であり、小脳橋角部には関連がない。
  • 髄膜腫はくも膜細胞に由来する腫瘍で、原発性脳腫瘍の約25%を占める良性脳腫瘍であるが、小脳橋角部にはあまり発生しない。
  • 血管芽腫は成人の小脳半球に好発する良性腫瘍であるが、小脳橋角部にはあまり発生しない。
  • 神経膠腫には星細胞腫、乏突起膠腫、上衣腫があるが、これらは主に大脳半球や第四脳室、側脳室に好発するため、小脳橋角部にはあまり発生しない。
  • 神経鞘腫は原発性脳腫瘍の約20%を占め、その大部分は内耳神経から発生する聴神経鞘腫である。小脳橋角部に発生する腫瘍の約75%が聴神経鞘腫であるとされるため、正しい選択肢である。
  • 科目:がん関連障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第51回午後:第99問

特発性正常圧水頭症で誤っているのはどれか。  

1: 脳室拡大がみられる。

2: 小刻み歩行がみられる。

3: 自発性の低下がみられる。

4: 髄液で細胞増加がみられる。

5: 腰椎-腹腔シャント術が用いられる。

第52回午前:第75問

病理学的な悪性度が最も高いのはどれか。  

1: 海綿状血管腫

2: 下垂体腺腫

3: 神経膠芽腫

4: 神経鞘腫

5: 髄膜腫

第56回午前:第45問

悪性腫瘍の合併がない初発の皮膚筋炎で、死因となる頻度が最も高い合併症はどれか。  

1: 肝不全

2: 腎不全

3: 心筋梗塞

4: 間質性肺炎

5: ステロイドミオパチー

第35回午後:第51問

疾患と病理的変化との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 多発性硬化症-中枢神経の脱髄

2: パーキンソン病-大脳皮質の変性

3: アルツハイマー病-大脳皮質の変性

4: ギラン・バレー症候群-末梢神経の脱髄

5: 筋萎縮性側索硬化症-脊髄側索の変性