第36回午後第12問の類似問題

第38回午後:第11問

脊髄について正しいのはどれか。  

1: 脊髄には3つの膨大部がある。

2: 下端は第3、4腰椎レベルにある。

3: 後角は運動神経細胞が密集している。

4: 白質は前索と後索の2つの索に区分される。

5: 灰白質は横断面でH形の灰白柱をつくる。

第51回午前:第53問

脊髄について正しいのはどれか。  

1: 下端は第5腰椎までである。

2: 後根は脊髄神経節をつくる。

3: 終糸は尾骨前面に付着する。

4: 中心管の周囲に白質が存在する。

5: 脊髄円錐は脳と脊髄の移行部である。

第36回午後:第20問

誤っているのはどれか。  

1: 前脊髄小脳路は前索を通る。

2: 網様体脊髄路は脳幹と脊髄とを結ぶ。

3: 皮質脊髄路は大脳皮質と脊髄前角細胞とを結ぶ。

4: 脊髄視床路は外側と腹側とに分かれる。

5: 後索は延髄下部で交叉する。

第56回午前:第54問

健常成人において脊椎に対する脊髄最下端の位置はどれか。  

1: 第9~第10胸椎

2: 第11~第12胸椎

3: 第1~第2腰椎

4: 第3~第4腰椎

5: 第5腰椎~第1仙椎

  • 答え:3
  • 解説:健常成人において脊髄最下端の位置は第1~第2腰椎の高さであり、脊髄円錐となって終わります。脊髄は中枢神経の一部で、延髄の尾側から始まります。
  • 第9~第10胸椎では、脊髄最下端の位置が正しくありません。正しい位置は第1~第2腰椎です。
  • 第11~第12胸椎では、脊髄最下端の位置が正しくありません。正しい位置は第1~第2腰椎です。
  • 第1~第2腰椎は正しい答えです。健常成人において脊髄最下端の位置は第1~第2腰椎の高さであり、脊髄円錐となって終わります。
  • 第3~第4腰椎では、脊髄最下端の位置が正しくありません。正しい位置は第1~第2腰椎です。
  • 第5腰椎~第1仙椎では、脊髄最下端の位置が正しくありません。正しい位置は第1~第2腰椎です。
  • 科目:解剖学(筋・骨格・神経系)
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第41回午後:第43問

頸椎で誤っているのはどれか。  

1: 環椎と軸椎との間には椎間円板がある。

2: 環椎後頭関節は顆状関節である。

3: 回旋は正中環軸関節での運動が主体となる。

4: 頸椎は生理的に前弯している。

5: 頸部の椎間孔は伸展で狭小化する。

第53回午後:第54問

中脳について誤っているのはどれか。  

1: 黒質は被蓋と大脳脚との間に位置する。

2: 皮質脊髄路は被蓋を通過する。

3: 上小脳脚で小脳に連絡する。

4: 大脳脚は腹側に位置する。

5: 中脳蓋は背側に位置する。

第40回午後:第20問

誤っているのはどれか。  

1: 前脊髄小脳路は前索を通る。

2: 網様体脊髄路は脳幹と脊髄とを結ぶ。

3: 皮質脊髄路は大脳皮質と脊髄前角細胞とを結ぶ。

4: 脊髄視床路は外側と腹側とに分かれる。

5: 内側毛帯は延髄下部で交差する。

第37回午後:第3問

頸椎で誤っているのはどれか。  

1: 頸椎には生理的前弯がある。

2: 環椎横靭帯は軸椎歯突起に対し固定作用をもつ。

3: 椎骨動脈が横突孔に入るのは第6頸椎からである。

4: 第7頸椎棘突起は体表から容易に触知できる。

5: 頸部の脊柱管は頸部伸展で拡大する。

第36回午後:第11問

中脳について誤っているのはどれか。  

1: 上小脳脚で小脳に連結する。

2: 黒質は被蓋と大脳脚との間に位置する。

3: 皮質脊髄路は被蓋を通過する。

4: 中脳蓋は背側に位置する。

5: 大脳脚は腹側に位置する。

第44回午前:第67問

脊髄損傷で自律神経過反射を認める損傷部位の下限の髄節はどれか。  

1: C6

2: T6

3: T10

4: T12

5: L2

第43回午後:第9問

誤っているのはどれか。  

1: 内側毛帯は延髄で交叉する。

2: 脊髄視床路は脊髄で交叉する。

3: 前皮質脊髄路は延髄で交叉する。

4: 網様体脊髄路は脳幹と脊髄とを結ぶ。

5: 皮質脊髄路は大脳皮質と脊髄前角とを結ぶ。

第57回午後:第55問

脊髄について正しいのはどれか。  

1: 体性感覚神経の一次ニューロンの細胞体は後根神経節に存在する。

2: 白質はその大部分を神経細胞の細胞体が占める。

3: 運動神経細胞は後角にある。

4: 深部感覚は前索を上行する。

5: 温痛覚は後索を上行する。

  • 答え:1
  • 解説:この問題では、脊髄に関する知識を問うています。脊髄は中枢神経系の一部であり、神経細胞の細胞体や神経線維が集まっています。正しい選択肢は、体性感覚神経の一次ニューロンの細胞体が後根神経節に存在することです。
  • 選択肢1は正しいです。体性感覚神経の一次ニューロンの細胞体は後根神経節に存在します。これは、感覚情報を脊髄に伝達する役割を果たしています。
  • 選択肢2は間違いです。白質は神経線維が集まっている部分であり、その大部分を神経細胞の細胞体が占めるのは灰白質です。白質は脊髄の周囲にあり、神経線維が無数に走っています。
  • 選択肢3は間違いです。運動神経細胞は脊髄の前角に存在し、筋肉への指令を伝える役割を果たしています。後角には感覚神経細胞があり、感覚情報を受け取ります。
  • 選択肢4は間違いです。深部感覚は脊髄の後索を上行し、脳に伝達されます。前索は粗大触圧感覚が上行する部分であり、深部感覚とは異なります。
  • 選択肢5は間違いです。温痛覚は脊髄の側索を上行し、脳に伝達されます。後索は深部感覚が上行する部分であり、温痛覚とは異なります。
  • 科目:解剖学(筋・骨格・神経系)
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第38回午前:第15問

図に示す動作を行う脊髄損傷患者について答えよ。図の方法で車椅子からのベッド移乗が可能な残存機能の上限はどれか。 

38_0_15

1: 第5頸髄節

2: 第6頸髄節

3: 第7頸髄節

4: 第8頸髄節

5: 第1胸髄節

第48回午後:第31問

二分脊椎について正しいのはどれか。  

1: 脊髄髄膜瘤に水頭症を合併する。

2: 病変部位は胸椎が多い。

3: 麻痺レベルはHofferの分類を用いる。

4: 移動能力はSharrardの分類を用いる。

5: 潜在性では神経症状を生じる。

第39回午前:第35問

脊髄残存髄節と図に示す可能な動作との組合せで誤っているのはどれか。 

39_0_35

1: 第5頸髄節-車椅子駆動

2: 第6頸髄節-起き上がり

3: 第7頸髄節-起き上がり

4: 第1胸髄節-装具歩行

5: 第2腰髄節-装具歩行

第54回午前:第51問

頸椎で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 環椎に椎体はない。

2: 軸椎に上関節面はない。

3: 第4頸椎に鈎状突起はない。

4: 第5頸椎の横突孔は椎骨動脈が貫通しない。

5: 第7頸椎の棘突起先端は二分しない。

  • 答え:1 ・5
  • 解説:頸椎は椎骨の一部で、特徴的な構造を持っている。第1頸椎(環椎)と第2頸椎(軸椎)は特殊な形状を持ち、それ以降の頸椎も独自の特徴がある。
  • 正しい。第1頸椎(環椎)は環状の椎骨で、椎体や棘突起、上・下関節突起を欠く。
  • 間違い。第2頸椎(軸椎)は、上関節突起はないものの、上関節面はある。また、棘突起が大きいのが特徴である。
  • 正しい。第3~7頸椎椎体の上面は、側縁が上方に向かって突出し、鈎状突起(椎体鈎)となる。
  • 間違い。第5頸椎の横突起には横突孔があり、椎骨動・静脈の通路となっている。椎骨動脈は第6頸椎から上位の横突孔を通るのに対し、椎骨静脈は全頸椎の横突孔を通る。
  • 間違い。第7頸椎(隆椎)は、頸椎の中で最も長い棘突起をもつが、その棘突起先端は二分しない。
  • 科目:解剖学(筋・骨格・神経系)
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第40回午前:第41問

脊髄損傷の機能残存レベルによって生じうる拘縮で誤っている組合せはどれか。  

1: 第4頸髄節-肩甲骨挙上

2: 第5頸髄節-肩関節外転

3: 第6頸髄節-肘関節屈曲

4: 第6頸髄節-手関節背屈

5: 第7頸髄節-MP関節屈曲

第41回午前:第14問

62歳の女性。転倒後、四肢麻痺が出現した。上肢の筋力は2、手指内在筋は0~1、下肢は4であった。受傷時の頸部CT(写真A、B)と頸部MRI(写真C)を示す。画像から得られる所見で正しいのはどれか。2つ選べ。ア.CTで第3~5頸椎間に後縦靱帯骨化がみられる。イ.CTで第4・5頸椎部に骨折がみられる。ウ.CTで第5・6頸椎間に脱臼がみられる。エ.MRIで脊髄の圧迫はみられない。オ.MRIで第5頸椎後方の脊髄に高輝度の変化がある。  

41_0_14

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第41回午前:第72問

二分脊椎(脊髄髄膜瘤)で誤っているのはどれか。  

1: 水頭症の合併は知的障害と関連する。

2: 脊髄係留症候群は乳児期に出現する。

3: 神経因性膀胱が問題となる。

4: 足部は褥瘡の好発部位である。

5: 学童期には肥満が問題となる。

第53回午前:第54問

錐体路について誤っているのはどれか。  

1: 大脳の運動皮質から始まる。

2: 大脳の基底核を経由する。

3: 大脳脚を経由する。

4: 大多数は延髄で交差する。

5: 脊髄の前角でシナプスを形成する。

  • 答え:2
  • 解説:錐体路は大脳の運動皮質から始まり、大脳脚を経由し、延髄で交差し、脊髄の前角でシナプスを形成する。しかし、大脳の基底核を経由するのは錐体外路系であり、錐体路ではない。
  • 正しい。錐体路は大脳の運動皮質から始まり、皮質運動野の大型錐体細胞から起こる。
  • 誤り。錐体路は大脳の基底核を経由しない。基底核は錐体外路系に属する。
  • 正しい。錐体路は内包を通った後、中脳の大脳脚を経由する。
  • 正しい。錐体路の大多数(約80%)は下部延髄で交差(錐体交叉)し、対側の外側皮質脊髄路を通る。交差しない線維束は、同側の外側皮質脊髄路や前皮質脊髄路を通る。
  • 正しい。錐体路のどの経路でも、脊髄の前角で次のニューロンとシナプスを形成する。
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