多発性硬化症の理学療法で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 歩行障害に対して早期から装具を作製する。
2: 視野欠損に対して照明などの環境整備を行う。
3: 痙縮に対して温熱療法を行う。
4: 筋力低下に対して1RMを反復し強化する。
5: 運動失調に対して重錘を負荷して訓練を行う。
境界型人格障害の患者に対する作業療法の目的で適切でないのはどれか。
1: 衝動発散を促す。
2: 依存欲求を満たす。
3: 有能感を高める。
4: 退行を促す。
5: 試行錯誤を促す。
うつ病患者の作業療法で適切でないのはどれか。
1: 創作への励まし
2: 患者の作業ペースの重視
3: 危険物の取扱いへの配慮
4: 自殺に関する注意
5: 薬の副作用への対処
ヤールの重症度分類ステージIのパーキンソン病患者に対する日常生活指導で適切でないのはどれか。
1: 段差の少ない歩道での散歩を日課にする。
2: トイレでは、立位でズボンの上げ下ろしをする。
3: 食堂や居間で家族と過ごす座位時間を長くする。
4: 浴槽内には滑り止めマットを敷くように指導する。
5: 敷き布団やマットレスは柔らかいものを使用する。
統合失調症患者が作業中に立ったり座ったりと落ち着かないのはどれか。
1: ジスキネジア
2: すくみ足現象
3: 姿勢時振戦
4: アカシジア
5: バリスム
認知症患者の作業療法評価で適切でないのはどれか。
1: 歩行状態などの運動機能
2: 記銘力や理解力などの知的機能
3: 家族の介護力の程度
4: 内田・クレペリンテストでの作業能力
5: 呼吸器・循環器などの合併症の有無
活動期の関節リウマチに対する理学療法で適切でないのはどれか。
1: 局所の安静
2: 保持装具の使用
3: ADL指導
4: 等尺性収縮による筋力維持
5: 極超短波療法
統合失調症患者。作業療法中に「足がむずむずしてじっとしていられない」と訴えた。この状態はどれか。
1: ジスキネジア
2: ジストニア
3: アカシジア
4: パーキンソニズム
5: チック
知的障害児の作業療法で適切でないのはどれか。
1: 興味を持つ作業から導入する。
2: 作業工程の少ないものを選ぶ。
3: 歴年齢指標を目標にする。
4: 取り組める遊びを増やす。
5: 日常生活動作の獲得を目指す。
股関節亜脱臼を伴う痙直型両麻痺児の運動療法で適切でないのはどれか。
1: 股関節装具を装着して歩行
2: トランポリンを使用して跳躍
3: 起立台を使用して持続ストレッチ
4: クローラーを利用して四つ這い
5: テーブルを利用して膝立ち
慢性閉塞性肺疾患の理学療法で適切でないのはどれか。
1: 呼吸筋訓練
2: 胸郭可動域訓練
3: 深吸気
4: 下肢エルゴメーター
5: 体位排痰法
神経・筋疾患の患者のリハビリテーションで優先度が低いのはどれか。
1: Parkinson病では視覚刺激を運動発動に利用する。
2: 筋ジストロフィーの運動訓練では過負荷に注意する。
3: 筋萎縮性側索硬化症では発症早期から褥瘡に注意する。
4: Guillain-Barré症候群では訓練中の不整脈に注意する。
5: 脊髄小脳変性症では早期から転倒に注意する。
慢性期統合失調症患者に作業療法を導入する際の留意点で適切でないのはどれか。
1: それまでの患者の生活パターンを保つ。
2: 複数の課題を提示する。
3: 何もしなくてもよいことを保障する。
4: 段階づけができる工程を準備する。
5: 完成品の見本を見せながら手順を話す。
慢性腎不全患者に対する運動療法として正しいのはどれか。
1: 運動によって腎血流は増加する。
2: 血液透析日にも運動療法が行われる。
3: 運動療法によって糸球体濾過量が改善する。
4: 下肢の浮腫には起立台での起立練習が有効である。
5: 病期分類ステージ5の症例では5~6 METsの運動が適応となる。
てんかん患者の作業療法で誤っているのはどれか。
1: 集団作業療法を取り入れる。
2: 発作があった日は作業療法を中止する。
3: 生活技能の訓練を行う。
4: 役割に応じた責任を持たせる。
5: 発作のタイプによって作業種目を選択する。
左片麻痺のADLの指導で適切でないのはどれか。
1: ベッドへ移乗する。
2: 平地を杖で歩く。
3: 床から立ち上がる。
4: 坂道を昇る。
5: 浴槽へ入る。
神経症性障害患者の作業療法で正しいのはどれか。
1: 心気症状への傾聴が重要となる。
2: 転換症状がある場合は行わない。
3: 強迫症状に対しては反復作業を用いる。
4: 不安発作が完全に消失するまで行わない。
5: 離人症状では自傷行為の可能性を考慮する。
律動的な不随意運動はどれか。
1: 振 戦
2: チック
3: バリスム
4: アテトーゼ
5: ミオクローヌス
疾患と歩行指導との組合せで適切でないのはどれか。
1: 痙直型両麻痺-ロフストランド杖
2: 脊髄小脳変性症-松葉杖
3: デュシェンヌ型筋ジストロフィー-バネ付き長下肢装具
4: シャルコー・マリー・トゥース病-短下肢装具
5: 慢性関節リウマチ-四輪型歩行器
SteinbrockerによるステージⅠの肩手症候群に対する理学療法として適切でないのはどれか。
1: 交代浴の実施
2: ホットパックの実施
3: 他動的伸張運動の実施
4: 自己による介助運動の指導
5: 臥床時の上肢ポジショニングの指導