第57回午後第76問の類似問題

第53回午後:第36問

骨転移を最も生じやすい悪性腫瘍はどれか。  

1: 腎癌

2: 乳癌

3: 肝癌

4: 膵臓癌

5: 胆嚢癌

  • 答え:2
  • 解説:骨転移を生じやすい悪性腫瘍は、乳癌(79%)、前立腺癌(76.7%)、肺癌(52.7%)とされる。乳癌は乳房の近くにある腋窩リンパ節や、胸の前方中央を縦に構成する胸骨のそばの内胸リンパ節、鎖骨上のリンパ節に転移しやすい。
  • 腎癌の骨転移の発生率は、15%とされる。これは骨転移を最も生じやすい悪性腫瘍ではない。
  • 乳癌の骨転移の発生率は、79%とされる。これは骨転移を最も生じやすい悪性腫瘍である。
  • 肝癌の骨転移の発生率は、16%とされる。これは骨転移を最も生じやすい悪性腫瘍ではない。
  • 膵臓癌の骨転移の発生率は、15%以下とされる。これは骨転移を最も生じやすい悪性腫瘍ではない。
  • 胆嚢癌の骨転移の発生率は、15%以下とされる。これは骨転移を最も生じやすい悪性腫瘍ではない。
  • 科目:内科疾患
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第50回午前:第94問

大腸癌について誤っているのはどれか。  

1: 食生活が発症に影響する。

2: 組織型は腺癌が最も多い。

3: 転移は肺転移が最も多い。

4: 我が国では胆管癌より有病率が高い。

5: 便潜血陽性が診断上重要な所見である。

第54回午後:第88問

骨肉腫で正しいのはどれか。  

1: 肺転移が多い。

2: 運動時痛は少ない。

3: 壮年期に好発する。

4: 大腿骨近位に発生が多い。

5: 血中アルカリフォスファターゼが低下する。

  • 答え:1
  • 解説:骨肉腫は悪性の骨腫瘍で、若年者に好発し、肺転移が多いのが特徴です。また、血中アルカリフォスファターゼ(ALP)や乳酸脱水素酵素が高値を示すことがあります。
  • 正しいです。骨肉腫は肺転移が多いのが特徴であり、早期発見と治療が重要です。
  • 運動時痛は骨肉腫の症状の一つであり、運動時痛が少ないとは言えません。
  • 骨肉腫は若年者に好発することが多く、壮年期に好発するとは言えません。
  • 骨肉腫は大腿骨近位に発生することがありますが、最も多い発生部位は膝関節周辺です。
  • 骨肉腫では血中アルカリフォスファターゼ(ALP)が高値を示すことがあり、低下することはありません。
  • 科目:がん関連障害と臨床医学
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第56回午前:第43問

高齢者の転倒で生じやすいのはどれか。  

1: 距骨骨折

2: 脛骨骨折

3: 肩甲骨骨折

4: 踵骨骨折

5: 橈骨骨折

第34回午後:第53問

正しいのはどれか。  

1: 肺の小細胞癌は進行が緩徐である。

2: 胃癌では扁平上皮癌が多い。

3: 大腸癌は上行結腸に好発する。

4: 肝細胞癌は肝硬変に合併する。

5: 膵癌は女性に多い。

第46回午前:第34問

転移性骨腫瘍で正しいのはどれか。  

1: 安静により骨折は予防できる。

2: 造骨性転移では病的骨折は少ない。

3: 虚血で生じる脊髄麻痺は徐々に進行する。

4: 骨転移による痛みに対して温熱療法を行う。

5: 前立腺癌の骨転移はエックス線写真にて骨吸収像を示す。

第52回午前:第37問

ポピュレーションアプローチによる予防の対象として最も適切なのはどれか。  

1: 膵臓癌

2: 白内障

3: 生活習慣病

4: 統合失調症

5: 慢性腎臓病〈CKD〉

第57回午前:第92問

食道癌について正しいのはどれか。  

1: 女性に多い。

2: 腺癌が90%を占める。

3: リンパ行性転移は稀である。

4: 飲酒・喫煙は発症に関与する。

5: 中部食道よりも下部食道の発症率が高い。

  • 答え:4
  • 解説:食道癌に関する正しい選択肢は、飲酒・喫煙が発症に関与するというものです。食道癌は男性に多く、扁平上皮癌が主な組織型であり、リンパ行性転移が多く見られます。また、中部食道の発症率が最も高いとされています。
  • 食道癌は女性よりも男性に多く、男性は女性より6倍多いと報告されているため、この選択肢は誤りです。
  • 食道癌の組織型では、扁平上皮癌が90%を占めており、腺癌は5%未満です。この選択肢は誤りです。
  • 食道癌ではリンパ行性転移が多く見られ、予後不良の原因となります。この選択肢は誤りです。
  • 飲酒・喫煙は食道癌の発症要因となり、両方の摂取習慣がある場合、発症率が高まります。この選択肢は正しいです。
  • 食道癌の部位別発症率では、中部食道が半数を占めており、下部食道は約25%です。この選択肢は誤りです。
  • 科目:がん関連障害と臨床医学
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第45回午後:第86問

骨壊死を起こしやすいのはどれか。  

1: 上腕骨外科頸骨折

2: 肘頭骨折

3: 中手骨骨折

4: 大腿骨頸部内側骨折

5: 踵骨骨折

第53回午後:第91問

胃癌について正しいのはどれか。  

1: 噴門部に好発する。

2: 放射線療法が有効である。

3: 組織型で最も多いのは腺癌である。

4: 我が国では発症率が増加している。

5: 我が国の悪性腫瘍による死因の第一位である。

  • 答え:3
  • 解説:胃癌は、胃の出口で十二指腸へと繋がる幽門前庭部に好発し、組織型で最も多いのは腺癌である。日本では胃癌の発症率は低下しており、悪性腫瘍による死因としては3位である。
  • 胃癌は噴門部ではなく、胃の出口で十二指腸へと繋がる幽門前庭部に好発するため、選択肢1は間違いです。
  • 胃癌の治療は外科的治療が中心であり、放射線療法は十分な治療効果が期待できないため、通常は行われない。選択肢2は間違いです。
  • 胃癌の組織型で最も多いのは腺癌であり、特に管状腺癌や乳頭腺癌が多い。選択肢3は正しいです。
  • 日本では胃癌の発症率は低下しており、選択肢4は間違いです。
  • 以前は胃癌が日本の悪性腫瘍による死因の第一位だったが、最近は漸減し、肺癌、大腸癌に次いで3位である。選択肢5は間違いです。
  • 科目:がん関連障害と臨床医学
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第44回午後:第77問

骨折について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 回旋変形は自然矯正されやすい。

2: 小児ではColles骨折の頻度が高い。

3: 上腕骨近位端骨折は高齢者に多い。

4: 癌の骨転移では疲労骨折が生じやすい。

5: 脂肪塞栓は大腿骨骨折後に起こりやすい。

第38回午後:第55問

我が国で発生頻度が最も高い肺がんはどれか。  

1: 腺がん

2: 扁平上皮がん

3: 腺扁平上皮がん

4: 大細胞がん

5: 小細胞がん