第36回午前第62問の類似問題

第39回午後:第82問

変形性膝関節症患者への生活指導で適切でないのはどれか。  

1: 水泳

2: ジョギング

3: 体重のコントロール

4: 重量物運搬の回避

5: 椅子使用などの洋式生活

第45回午前:第28問

疾患と治療体操との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 慢性閉塞性動脈疾患−Buerger-Allen体操

2: 脊椎圧迫骨折−Böhler体操

3: 肩関節周囲炎−Codman体操

4: 運動失調症−Frenkel体操

5: 腰痛症−Klapp体操

第34回午前:第45問

多発性硬化症の理学療法で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.運動失調に対して重り負荷を用いる。イ.筋力低下に対してデローム法による漸増抵抗運動を行う。ウ.体力低下に対してボルグ指数の「かなりきつい」運動を行う。エ.痙縮に対して全身温浴を用いる。オ.歩行時の尖足に対して短下肢装具を用いる。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第54回午前:第72問

膝関節の運動で正しいのはどれか。  

1: 側副靱帯は屈曲時に緊張する。

2: 関節包の後面は前面に比べて伸縮性が高い。

3: 半月板の内外縁とも遊離して可動性に関与する。

4: 大腿骨の脛骨上の転がり運動は、屈曲最終域までみられる。

5: 大腿骨の脛骨上の転がり運動は外側顆部の方が内側顆部より大きい。

  • 答え:5
  • 解説:膝関節の運動に関する正しい選択肢は、大腿骨の脛骨上の転がり運動が外側顆部の方が内側顆部より大きいという選択肢5です。他の選択肢は、膝関節の構造や運動に関する誤った情報を含んでいます。
  • 選択肢1は間違いです。膝関節の外側側副靱帯は、膝関節伸展、内転、外旋、内旋時に緊張し、内側側副靱帯は、膝関節伸展、外転、外旋、内旋時に緊張します。屈曲時に緊張するという記述は誤りです。
  • 選択肢2は間違いです。膝関節包の後面は、前面に比べて伸縮性が低いです。関節包の前面は薄く、伸縮性に富むのに対し、後面は強靱で、弾力性に乏しい靱帯組織で補強されています。
  • 選択肢3は間違いです。膝関節の外側半月板は、外縁が厚く関節包、半膜様筋に付着し、内縁は薄く遊離しています。しかし、半月板の内外縁が両方とも遊離しているという記述は誤りです。
  • 選択肢4は間違いです。膝関節を完全伸展位から屈曲する際、大腿骨の脛骨上の転がり運動は、屈曲初期にみられます。屈曲の最終域では、滑り運動のみとなります。
  • 選択肢5は正しいです。大腿骨の関節面は、外側顆のほうが内側顆よりも短いため、その距離を補うために大腿骨の脛骨上の転がり運動の要素は、外側顆部の方が内側顆部より大きくなっています。
  • 科目:運動学
  • 重要度:プレミアム特典
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第35回午前:第45問

脳卒中片麻痺患者の反張膝への対応で適切なのはどれか。  

1: 骨盤前傾位での歩行指導

2: 短下肢装具足継手の底屈制限

3: ターンバックル付膝装具の使用

4: 患肢での片脚立位訓練

5: ハムストリングスの持続的伸張

第44回午前:第65問

多発性硬化症患者の理学療法で適切なのはどれか。  

1: 球後視神経炎では眼帯をして運動療法を行う。

2: 有痛性強直性痙攣に対して超音波療法を行う。

3: Lhermitte徴候に対して神経筋促通手技を行う。

4: Uhthoff現象が出現しないような運動負荷を行う。

5: ステロイドパルス療法では直後から筋力増強運動を行う。

第56回午前:第41問

関節リウマチに対する運動療法で正しいのはどれか。  

1: 活動期では関節可動域運動は行わない。

2: 環軸椎亜脱臼では頸椎可動域運動を行う。

3: 関節強直では関節可動域運動を行う。

4: 等尺性運動で筋力を維持する。

5: ムチランス変形では他動運動を行う。

第55回午後:第37問

悪性腫瘍の緩和ケア主体の時期のリハビリテーションで正しいのはどれか。  

1: 呼吸困難の軽減は得られない。

2: 運動療法をすることで心理面が改善する。

3: 運動療法をすることで倦怠感は改善しない。

4: 疼痛緩和にマッサージは長期的効果がある。

5: 運動療法をすることで疼痛の改善は得られない。

  • 答え:2
  • 解説:緩和ケア主体の時期のリハビリテーションでは、運動療法やポジショニング、リラクセーションなどを行うことで、患者の心理面や倦怠感、疼痛などの症状が改善されることが知られています。
  • 選択肢1は間違いです。緩和ケア主体の時期であっても、ポジショニングやリラクセーションを行うことで、呼吸困難の軽減がみられることがあります。
  • 選択肢2は正しいです。運動療法とカウンセリングの併用やリハビリテーションの実施は、それらを行わない群と比較して、精神的機能の側面、心理的側面を改善させることが報告されています(推奨グレードA)。
  • 選択肢3は間違いです。緩和ケア対象がん患者に対するサーキットトレーニングを中心とした運動療法は、倦怠感を改善するので、行うよう勧められることがあります(推奨グレードB)。
  • 選択肢4は間違いです。末期がん患者に対するマッサージ、特に足マッサージは疼痛緩和の即時効果があるので、行うよう勧められることがあります(推奨グレードB)。ただし、長期的効果については明確ではありません。
  • 選択肢5は間違いです。がん患者に対する運動療法により、疼痛閾値の上昇を引き起こす可能性があるとされ、一定の改善が得られることが報告されています。
  • 科目:内科疾患
  • 重要度:プレミアム特典
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第42回午前:第85問

多発性硬化症の理学療法で誤っているのはどれか。  

1: 痙縮に対して寒冷療法を行う。

2: 麻痺に応じて装具療法を行う。

3: 不随意運動には重錘を装着する。

4: 筋力増強訓練は高負荷低頻度で行う。

5: 視力障害には他の感覚による代償訓練を行う。

第46回午前:第20問

70歳の女性。上腕骨近位端骨折の治療後に肩関節拘縮を生じたために理学療法を開始した。理学療法を開始した翌日に「昨夜は肩が痛くて眠れませんでした」と訴えた。理学療法士の対応で共感的態度はどれか。  

1: 「私の治療法が悪かったとお考えなのですか」

2: 「肩の炎症が痛みの原因であると考えられますね」

3: 「昨日が理学療法初日だったから痛かったのでしょう」

4: 「痛みで眠れないということは大変つらかったでしょうね」

5: 「痛み止めの薬を出してもらえるよう医師に相談しますね」

第35回午前:第62問

変形性股関節症に対する人工関節全置換術後早期の理学療法で正しいのはどれか。  

1: 股関節を内転位に保持する。

2: 骨セメントを使用した場合は荷重開始を遅くする。

3: 術直後から車椅子移動を行う。

4: 大腿四頭筋の等尺性収縮を促す。

5: 拘縮予防のための股関節回旋の可動域訓練を行なう。

第38回午前:第60問

関節可動域を改善させる理学療法で適切でないのはどれか。  

1: 持続的伸張

2: CPMの使用

3: 自動介助運動

4: ホールド・リラックス手技

5: レーザー照射

第47回午後:第33問

短距離走で下腿の肉離れを起こした患者に対して、受傷現場で優先して行うべき処置として適切なのはどれか。  

1: 下腿のストレッチ

2: 下腿の温湿布

3: 鎮痛薬の服用

4: 患肢の挙上

5: マッサージ

第37回午前:第82問

後十字靭帯損傷の理学療法で正しいのはどれか。  

1: 脛骨が大腿骨に対して前方にずれるのを注意する。

2: 術後から膝関節伸展位でギプス固定する。

3: 術直後から膝関節屈筋群を強化する。

4: 大腿四頭筋の筋力強化を行う。

5: 部分荷重は術後8週以降に開始する。

第43回午前:第12問

78歳の女性。布団を持ち上げようとした際、背部から腹部への強い帯状痛を生じ、寝返りも困難となったため入院となった。入院時のエックス線写真AとMRI写真Bを示す。この患者がベッド上で行う理学療法で適切でないのはどれか。 

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1: 両側下肢への弾性ストッキングの着用

2: 背臥位で砂のうを用いた両上肢の筋力強化

3: 足関節の底背屈自動運動

4: 重錘バンドを用いた下肢伸展挙上運動

5: コルセットを装着しての背臥位での殿部挙上運動

第35回午前:第60問

治療体操と疾患との組合せで誤っているのはどれか。  

1: コッドマン体操-五十肩

2: ベーラー体操-腰椎すべり症

3: ウイリアムス体操-腰痛症

4: クラップ体操-側弯症

5: バージャー体操-下肢循環障害

第51回午後:第42問

大腿骨近位部骨折に対する人工骨頭置換術(後方アプローチ)後、全荷重が可能な状態での理学療法で適切でないのはどれか。  

1: 背臥位における膝伸展位での股関節外転運動

2: 腹臥位における他動的な股関節伸展運動

3: 座位における重錘を用いた大腿四頭筋の筋力増強

4: 低い椅子から股関節内旋位での立ち上がり練習

5: 歩行器を用いた屋外歩行練習

第47回午前:第48問

慢性腎不全患者に対する運動療法として正しいのはどれか。  

1: 高血圧症合併例では等尺性運動を避ける。

2: 運動負荷の指標に自覚的強度は適切でない。

3: 腹膜透析(CAPD)導入後は歩行訓練を避ける。

4: むずむず足症候群では下肢運動は禁忌となる。

5: 下肢の浮腫には起立台での起立訓練が有効である。

第38回午前:第77問

球麻痺を伴う筋萎縮性側索硬化症の理学療法プログラムで適切でないのはどれか。  

1: 罹患筋の抵抗運動

2: 呼吸・排痰訓練

3: 嚥下指導

4: コミュニケーション手段の獲得

5: 精神心理的サポート

第40回午前:第90問

筋萎縮性側索硬化症の理学療法で誤っているのはどれか。  

1: フレンケル体操

2: 起居動作の練習

3: 杖や自助具の使用

4: 変形・拘縮の予防

5: 胸郭可動域訓練