第56回午後第69問の類似問題

第44回午前:第63問

糖尿病患者に対する運動で正しいのはどれか。  

1: 代謝改善を目的とした運動は1日2回行うのが望ましい。

2: 脂質代謝の改善は糖代謝改善よりも短い運動時間で達成できる。

3: 運動習慣のない高齢者に対する運動強度は80%VO2maxが望ましい。

4: 運動によるエネルギー消費は1日の摂取エネルギーの40%を目標とする。

5: 効率的にエネルギーを消費させるために運動強度を強くして短時間で行う。

第57回午前:第69問

エネルギー代謝で誤っているのはどれか。  

1: 安静時代謝量は基礎代謝量より小さい。

2: 基礎代謝量はホルモンの影響を受ける。

3: 安静時代謝量は体重減少により低下する。

4: 呼吸商は脂肪の燃焼が多くなると低下する。

5: 代謝当量1単位は酸素3.5 mL/kg/分の摂取量を基準としている。

  • 答え:1
  • 解説:この問題では、エネルギー代謝に関する知識を問うています。エネルギー代謝は、生物が生命活動を維持するために行われるエネルギーの生成、消費、変換のプロセスです。選択肢の中で誤っているものを見つけることが求められています。
  • 安静時代謝量は、基礎代謝、特異動的作用、体温調整の加算量を含んでおり、基礎代謝量の1.2倍に相当します。したがって、安静時代謝量は基礎代謝量より小さいというのは誤りで、この選択肢が正解です。
  • 基礎代謝量は、ホルモンの影響を受けます。特に、甲状腺ホルモンや副腎髄質ホルモンが基礎代謝量に影響を与えることが知られています。この選択肢は正しいです。
  • 安静時代謝量は体重と比例するため、体重が減少すると安静時代謝量も低下します。この選択肢は正しいです。
  • 呼吸商は、糖質の場合は1.0、脂肪の場合は0.7となります。脂肪の燃焼が多くなると、酸素の消費量に対して二酸化炭素の排出量が少なくなるため、呼吸商が低下します。この選択肢は正しいです。
  • 代謝当量1単位は、安静座位時の酸素摂取量である3.5 mL/kg/分を基準としています。代謝当量は、国際的に使用されている身体活動強度を示す単位です。この選択肢は正しいです。
  • 科目:生理学(その他)
  • 重要度:プレミアム特典
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第37回午後:第35問

エネルギー代謝で誤っているのはどれか。  

1: ブドウ糖は筋で大量に消費される。

2: 糖は肝臓や脂肪組織で脂肪へ変換される。

3: 蛋白質は予備的なエネルギーとして使われる。

4: 貯蔵エネルギーの大部分はグリコーゲンである。

5: グリコーゲンは肝臓と筋に貯蔵される。

第36回午前:第99問

嫌気性代謝閾値(AT)について誤っているのはどれか。  

1: 運動強度を漸増したときに酸素摂取量が急激に上昇する点をいう。

2: 最大酸素摂取量の約60%に相当する。

3: トレーニングによって変化する。

4: 赤筋(SO線維)の多い人はATが高い。

5: 血中乳酸濃度の急激な下降がみられる。

第39回午前:第67問

糖尿病患者の運動指導で誤っているのはどれか。  

1: 上肢では等尺性運動を主体に設定

2: 最大酸素摂取量の40~60%に運動強度を設定

3: 全身を使った運動を設定

4: 食事終了1時間後に運動を設定

5: 20分以上で週3日の運動を設定

第43回午後:第48問

運動処方で誤っているのはどれか。  

1: 等張性運動は等尺性運動よりも収縮期血圧の上昇が少ない。

2: 代謝当量(METs)は安静臥位での酸素摂取量を基準にしている。

3: Hugh-Jones分類のII度では階段を上ると息切れが起こる。

4: 最大運動負荷試験では運動終点(エンドポイント)まで負荷を加える。

5: 嫌気性代謝閾値(AT)は最大酸素摂取量の約60%である。

第40回午前:第61問

糖尿病の運動療法で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.肥満例ではやや多めの総摂取エネルギーとする。イ.運動強度は最大酸素摂取量の70%程度が適切である。ウ.血糖値が高いほど効果的である。エ.運動強度は漸増運動負荷試験で決定する。オ.運動によってインスリン抵抗性が改善する。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第36回午前:第46問

作業と酸素消費量との関係で正しいのはどれか。  

1: 座位は臥位より酸素消費量が30%増加する。

2: 同一個人の酸素取り込み量は訓練にかかわらず不変である。

3: 筋の酸素取り込み効率は訓練にかかわらず不変である。

4: 歩行速度と歩行距離当たりの酸素消費量とは比例する。

5: 等張性運動では脈拍が酸素消費量の指標になる。

第35回午前:第46問

最大酸素摂取量について誤っているのはどれか。  

1: 変数の一つとして心拍出量がある。

2: 変数の一つとして血圧がある。

3: 変数の一つとして動静脈酸素較差がある。

4: 上肢運動の方が下肢運動より低値である。

5: 4週の安静臥床で低下する。

第37回午後:第48問

運動処方に関して誤っているのはどれか。  

1: 等張性運動は等尺性運動より血圧上昇が少ない。

2: 代謝当量(METs)は安静時座位での酸素摂取量を基準にしている。

3: ヒュージョーンズ分類のII度では階段で息切れが起こる。

4: 運動負荷試験では「少しきつい」レベルの運動から始める。

5: 嫌気性代謝閾値(AT)は最大酸素摂取量の約60%である。

第41回午前:第67問

有酸素運動で期待される効果で誤っているのはどれか。  

1: 最大酸素摂取量の増加

2: 乳酸性閾値の上昇

3: インスリン感受性の改善

4: HDLコレステロールの低下

5: 体脂肪量の減少

第42回午前:第68問

糖尿病患者の運動で誤っているのはどれか。  

1: 運動はインスリン注射直後に行う。

2: 運動強度を最大酸素摂取量の40~60%に設定する。

3: 全身を使った運動を行う。

4: 2 kgの負荷で10~20回の下肢等張性運動を行う。

5: 20分以上の持久運動を週3日行う。

第41回午前:第66問

運動習慣のない高齢者の運動強度の目安で誤っているのはどれか。  

1: 嫌気性代謝閾値(AT)

2: 予測最大心拍数の50~70%

3: 最大酸素摂取量の50~60%

4: ボルグ指数が16

5: 3~5 METs

第50回午前:第39問

運動負荷テストによって得られた最大酸素摂取量が2.10 L/分であった。最大運動時の代謝当量(METs)はどれか。ただし、被検者の体重は50.0 kgとする。  

1: 6 METs

2: 8 METs

3: 10 METs

4: 12 METs

5: 14 METs

第36回午前:第70問

全身調整運動(コンディショニング)の効果で誤っているのはどれか。  

1: 最大酸素摂取量の増加

2: 安静時心拍数の増加

3: 心拍出量の増加

4: 肺活量の増加

5: 持久力の向上

第52回午後:第24問

運動による疲労時に筋内で増えるのはどれか。2つ選べ。  

1: ATP

2: 乳酸

3: グリコーゲン

4: 水素イオン(H+)

5: クレアチンリン酸

第57回午後:第46問

心臓リハビリテーションにおいて有酸素運動が勧められる理由として正しいのはどれか。  

1: 乳酸の蓄積

2: 除脂肪体重の増加

3: 交感神経活動の亢進

4: HDLコレステロールの増加

5: 血中カテコラミンの著しい増加

第57回午後:第36問

全身持久力トレーニングの効果で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 最大心拍出量は減少する。

2: 末梢血管抵抗は増加する。

3: 最大酸素摂取量は増加する。

4: 同じ運動強度での換気量は減少する。

5: 嫌気性代謝閾値が出現する運動強度が低下する。

第43回午前:第68問

糖尿病の運動療法で適切でないのはどれか。  

1: 2週に1回の頻度

2: 食事1~2時間後に開始

3: 1回20分程度で2、3セットで実施

4: 最大酸素摂取量の40~60%の運動

5: 食事療法と併用

第35回午前:第66問

糖尿病の運動療法で適切な運動負荷量はどれか。  

1: 最大酸素摂取量の50~60 %

2: 3 METs

3: ボルグ指数(10段階)の7

4: 予測最大心拍数の70~80 %

5: 10 Watts