正常な膝関節を屈曲したときの最終域感で正しいのはどれか。
1: 虚性
2: 筋性
3: 骨性
4: 靭帯性
5: 軟部組織性
変形性関節症と運動療法との組合せで適切でないのはどれか。
1: 股関節症 - ゴムを用いた外転筋訓練
2: 股関節症 - 重錘バンドを用いた下肢伸展挙上訓練
3: 股関節症 - 徒手的な腸腰筋の伸張
4: 膝関節症 - 重錘バンドを用いた大腿四頭筋訓練
5: 膝関節症 - 徒手的なハムストリングスの伸張
35歳の男性。実業団の長距離選手だったが、ランニング中の交通事故で左脛骨中央部での下腿切断となった。切断術後4週が経過し、左膝関節に軽度の側方不安定性と軽度の筋力低下があるものの、断端は成熟し皮膚の状態は良好となった。スポーツ復帰を念頭に義足を製作することとした。義足での歩行練習開始後、義足側の立脚初期に過度の膝屈曲がみられた。原因として考えられるのはどれか。
1: 左股関節に伸展制限がある。
2: 義足足部の底屈制動が強すぎる。
3: 義足足部のtoe-out角が大きすぎる。
4: ソケットの初期屈曲角が小さすぎる。
5: ソケットに対して足部が前方に位置しすぎている。
内反変形のある変形性膝関節症患者の歩行の特徴はどれか。2つ選べ。
1: 立脚相:外側スラスト
2: 立脚相:立脚側への体幹傾斜
3: 立脚相:立脚肢の反張膝
4: 遊脚相:分回し
5: 遊脚相:遊脚側の骨盤下制
筋肉に対する伸張法で誤っているのはどれか。
1: 右大殿筋
2: 右内転筋
3: 右縫工筋
4: 右大腿直筋
5: 右腰方形筋
動脈と脈拍の触知部位との組合せで正しいのはどれか。
1: 総頸動脈 ── 胸鎖乳突筋の前縁
2: 上腕動脈 ── 上腕二頭筋腱の外側縁
3: 橈骨動脈 ── 前腕掌側面の内側近位部
4: 大腿動脈 ── 鼠径部の腸腰筋の外側
5: 足背動脈 ── 外果の後方
腰痛体操において伸張すべき筋で誤っているのはどれか。
1: 腹筋
2: 腰背筋
3: 腸腰筋
4: ハムストリングス
5: 下腿三頭筋
45歳の男性。左大腿切断後。大腿義足を用いた歩行練習中、左立脚中期に過度の腰椎前弯が観察された。原因として正しいのはどれか。
1: 義足長が長過ぎる。
2: 足継手の後方バンパーが弱過ぎる。
3: ソケットが前方に位置し過ぎている。
4: ソケットの初期屈曲角が不足している。
5: 膝継手の摩擦が弱過ぎる。
上腕義手装着時の適合判定において肩関節の可動域で正しいのはどれか。
1: 外転60º以上
2: 内転20º以上
3: 屈曲90º以上
4: 伸展15º以上
5: 外旋30º以上
膝関節屈曲と足関節底屈の両方に作用する筋はどれか。2つ選べ。
1: 足の長指屈筋
2: 後脛骨筋
3: 膝窩筋
4: 足底筋
5: 腓腹筋
正常歩行について正しいのはどれか。
1: 股関節は1歩行周期に伸展と屈曲とが2回生じる。
2: 膝関節は1歩行周期に伸展と屈曲とが1回生じる。
3: 足関節は1歩行周期に背屈と底屈とが2回生じる。
4: 一側下肢の立脚相と遊脚相の割合は7:3である。
5: 高齢者では歩行比が大きくなる。
等張性運動について正しいのはどれか。
1: 角速度は一定である。
2: 等尺性運動に比べ血圧が上昇しやすい。
3: 等尺性運動に比べ収縮時の筋血流が増加しやすい。
4: 等尺性運動に比べ心拍数が増加しやすい。
5: 負荷に抗して姿勢を維持するときに起こる。
健常成人の歩行時の床反力の垂直分力(片側)を図に示す。床反力を計測している側の筋のうち、Aの時点で収縮力が増加するのはどれか。
1: 大殿筋
2: 中殿筋
3: 大腿二頭筋
4: 前脛骨筋
5: 腓腹筋
肩甲骨上方回旋に働く筋の組合せで正しいのはどれか。
1: 僧帽筋-前鋸筋
2: 菱形筋-小胸筋
3: 肩甲挙筋-菱形筋
4: 肩甲挙筋-小胸筋
5: 広背筋-菱形筋
関節リウマチの症状と理学療法の組合せで正しいのはどれか。
1: 肩関節痛――――――持続伸張運動
2: 手指の変形―――――超音波療法
3: 足の外反母指――――金属支柱付短下肢装具
4: 膝関節外反変形―――外側ウェッジ
5: 環軸関節亜脱臼―――頸椎前屈姿勢の予防
筋と運動との組合せで正しいのはどれか。
1: 内側翼突筋 − 下顎骨を前上方に動かす。
2: 大頬骨筋 − 上唇を引き上げる。
3: 咬 筋 − 下顎骨を引き下げる。
4: 皺眉筋 − 眉を引き上げる。
5: 笑 筋 − 口角を上方に引き上げる。
痙直型両麻痺児の歩行の特徴で正しいのはどれか。
1: 体幹の動揺は少ない。
2: 肩関節は内転位になりやすい。
3: 肘関節は伸展位になりやすい。
4: 股関節は内転位になりやすい。
5: 膝関節は伸展位になりやすい。
肩関節の関節可動域が屈曲100°、伸展10°、外転60°、外旋5°、内旋45°の肩関節周囲炎患者で障害されやすい動作はどれか。
1: 洗顔動作
2: 結髪動作
3: 靴下の着脱
4: 爪切り動作
5: 歯磨き動作
55歳の男性。筋萎縮性側索硬化症。1年前から通勤時に右足がつまずくようになった。最近は意識して膝を上にあげて歩行している。腰椎MRIでは病的所見はなく、針筋電図所見では両側の前脛骨筋に右側優位の神経原性変化を認めた。適切な対応はどれか。
1: 座位時は足を挙上しておく。
2: 移動時に車椅子を利用する。
3: 立ち上がり運動を繰り返す。
4: 前脛骨筋に治療的電気刺激を行う。
5: 右側プラスチック短下肢装具を装着する。
下腿義足歩行で立脚後期に膝の急激な屈曲を生じる原因はどれか。
1: 靴のヒールが低すぎる。
2: ソケットの内転角が不足している。
3: 足部が過度に底屈位にある。
4: ソケットが足部に対して過度に前方に位置している。
5: 足部のトウブレークまでの長さが長すぎる。