第53回午後第53問の類似問題

第44回午後:第28問

正しいのはどれか。  

1: 味覚は体性感覚である。

2: 脊髄視床路は深部感覚を伝達する。

3: 第一次体性感覚野は中心後回にある。

4: 第一次体性感覚野では足よりも手の再現領域が狭い。

5: 四肢切断後に第一次体性感覚野の体部位局在は変化しない。

第39回午前:第60問

脳性麻痺で正しい組合せはどれか。  

1: 痙直型-内反尖足

2: アテトーゼ型-円背姿勢

3: 固縮型-姿勢時振戦

4: 弛緩型-後弓反張

5: 失調型-トレンデレンブルグ歩行

第57回午後:第22問

図に示す神経支配領域と末梢神経の組合せで正しいのはどれか。 

57_1_22

1: ①―――腋窩神経

2: ②―――肋間上腕皮神経

3: ③―――尺骨神経

4: ④―――橈骨神経

5: ⑤―――正中神経

第55回午後:第63問

Brodmannにより決定された皮質領野で一次運動野に相当するのはどれか。  

1: 1野

2: 4野

3: 17野

4: 22野

5: 44野

  • 答え:2
  • 解説:Brodmannによって決定された皮質領野の中で、一次運動野に相当するのは4野です。一次運動野は、運動中枢として反対側の骨格筋の運動を支配します。
  • 1野はBrodmannの1~3野に含まれ、一次体性感覚野と呼ばれます。これは頭頂葉の最も前側に位置し、運動野ではありません。
  • 4野は一次運動野で、前頭葉の最も後側に位置します。これは運動中枢として反対側の骨格筋の運動を支配するため、正しい答えです。
  • 17野は一次視覚野で、後頭葉内側面の鳥距溝周囲の皮質に位置します。これは視覚情報の処理に関与しており、運動野ではありません。
  • 22野はWernicke野と呼ばれ、側頭葉の上側頭回の後上部とその付近を占めます。これは言語理解に関与しており、運動野ではありません。
  • 44野はBroca野に含まれ、前頭葉の下前頭回の後部に位置します。これは言語の発話に関与しており、運動野ではありません。
  • 科目:生理学(筋・感覚・神経系)
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第38回午後:第17問

大脳辺縁系に属するのはどれか。  

1: 角 回

2: 縁上回

3: 中心後回

4: 帯状回

5: 上側頭回

第39回午後:第9問

小脳について誤っているのはどれか。  

1: 小脳は左右半球と虫部とからなる。

2: 小脳脚は上・中・下の三つからなる。

3: 小脳核の一つにオリーブ核がある。

4: 小脳皮質は3層からなる。

5: プルキンエ細胞は小脳皮質からの出力を担っている。

第56回午前:第34問

病巣と症状の組合せで正しいのはどれか。  

1: 延髄背外側 ── 片麻痺

2: 内包前脚 ── 感覚障害

3: 前頭葉 ── 半側空間無視

4: 歯状核 ── 協調運動障害

5: 視 床 ── 嚥下障害

第44回午後:第26問

正しいのはどれか。  

1: 瞳孔散大は副交感神経の作用である。

2: 視細胞の錐状体は明暗感覚に関与する。

3: 視神経乳頭部は視力の最も良い部分である。

4: 内側膝状体は視覚伝導路に含まれる。

5: 左視野の視覚情報は右後頭葉に入力する。

第56回午前:第24問

感覚機能について正しいのはどれか。  

1: 聴覚路は上側頭回に至る。

2: 視覚路は内側膝状体を通る。

3: 深部覚は脊髄視床路を上行する。

4: 痛覚は脊髄内で後索を上行する。

5: 味覚は副神経を経由して伝わる。

第35回午後:第2問

誤っている組合せはどれか。  

1: 嗅 覚-内側膝状体

2: 視 覚-外側膝状体

3: 平衡覚-前庭神経核

4: 聴 覚-蝸牛神経核

5: 味 覚-孤束核

第36回午後:第2問

視覚系について正しいのはどれか。  

1: 硝子体はカメラのレンズの役割を果たす。

2: 瞳孔括約筋は動眼神経が支配している。

3: 視神経乳頭は中心視野に関与する。

4: 眼球運動は顔面神経が関与する。

5: 各大脳半球は同側視野からの情報を受ける。

第44回午後:第27問

正しいのはどれか。  

1: 耳小骨は内耳にある。

2: コルチ器は三半規管にある。

3: 平衡斑は卵形嚢と球形嚢とにある。

4: 蝸牛は頭部の回転加速度を検出する。

5: 前庭神経核から動眼神経核への連絡はない。

第55回午前:第68問

体温調節の中枢で正しいのはどれか。  

1: 中脳

2: 扁桃体

3: 視床下部

4: 小脳虫部

5: 補足運動野

  • 答え:3
  • 解説:体温調節の中枢は、間脳の視床下部にある。視床下部は、摂食中枢や満腹中枢、飲水中枢も含む。
  • 中脳は正しくありません。中脳は大脳と脊髄、小脳を連絡する伝導路の通路と中継所であり、視覚と聴覚の反射中枢や眼球運動、瞳孔収縮の運動中枢がある。
  • 扁桃体は正しくありません。扁桃体は感情に関与する部分であり、体温調節とは関係ありません。
  • 視床下部は正しい答えです。体温調節の中枢は、間脳の視床下部にあります。視床下部には、摂食中枢や満腹中枢、飲水中枢も含まれています。
  • 小脳虫部は正しくありません。小脳虫部は小脳の正中部の細長い部分で、体幹や四肢の筋緊張調節、運動野調節、姿勢維持に関与しますが、体温調節とは関係ありません。
  • 補足運動野は正しくありません。補足運動野はBrodmannの第6野の内側後方部に位置し、一次運動野(第4野)の前方にあります。姿勢と運動の制御に関係しますが、体温調節とは関係ありません。
  • 科目:生理学(その他)
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第51回午後:第55問

大脳辺縁系を構成するのはどれか。2つ選べ。  

1: 下垂体

2: 松果体

3: 線条体

4: 乳頭体

5: 扁桃体

第52回午後:第62問

四肢からの感覚伝導路について正しいのはどれか。  

1: 触覚の線維は中脳で交叉する。

2: 圧覚の線維は脊髄視床路を通る。

3: 温度覚の線維は脊髄節で交叉する。

4: 一次ニューロンの細胞体は後角にある。

5: 痛覚の伝導路は延髄で二次ニューロンになる。

第43回午後:第20問

頭部MRIを示す。正しいのはどれか。2つ選べ。 

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1: 第3脳室

2: 尾状核

3: 松果体

4: 視 床

5: 第4脳室

第47回午後:第54問

大脳辺縁系に含まれないのはどれか。  

1: 海馬

2: 内包

3: 帯状回

4: 乳頭体

5: 扁桃体

第54回午後:第26問

小指の感覚をつかさどる神経根と末梢神経の組合せはどれか。  

1: 第6頸髄神経根―橈骨神経

2: 第7頸髄神経根―正中神経

3: 第7頸髄神経根―尺骨神経

4: 第8頸髄神経根―正中神経

5: 第8頸髄神経根―尺骨神経

  • 答え:5
  • 解説:小指の感覚をつかさどる神経根と末梢神経の組合せは、第8頸髄神経根と尺骨神経である。第8頸髄神経根からの末梢神経は、腋窩神経、正中神経、橈骨神経、尺骨神経をなし、尺骨神経の知覚支配領域に小指が含まれる。
  • 第6頸髄神経根からの末梢神経は、筋皮神経、腋窩神経、正中神経、橈骨神経をなすが、橈骨神経の知覚支配領域は母指や手背橈側であり、小指の感覚をつかさどる神経ではない。
  • 第7頸髄神経根からの末梢神経は、筋皮神経、腋窩神経、正中神経、橈骨神経をなすが、正中神経の知覚支配領域は手背の母指尺側~環指橈側や手掌の母指~環指橈側と手掌部であり、小指の感覚をつかさどる神経ではない。
  • 尺骨神経の知覚支配領域は、手背・手掌の環指尺側~小指であるが、尺骨神経は第7頸髄神経根からの末梢神経ではないため、この選択肢は正しくない。
  • 第8頸髄神経根からの末梢神経は、腋窩神経、正中神経、橈骨神経、尺骨神経をなすが、正中神経の知覚支配領域には小指は含まれないため、この選択肢は正しくない。
  • 尺骨神経は第8頸髄神経根からの末梢神経であり、知覚支配領域に小指も含まれるため、この選択肢が正しい。
  • 科目:整形外科疾患
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第35回午前:第38問

図に示す体性感覚領域で正しいのはどれか。2つ選べ。ア.第4頸髄節イ.第7頸髄節ウ.第12胸髄節エ.第3腰髄節オ.第5腰髄節  

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1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第37回午前:第57問

閉鎖性外傷性脳損傷の特徴で適切でないのはどれか。  

1: 意識障害の期間と予後とは関係がある。

2: 病巣はびまん性である。

3: 好発部位は両側後頭葉である。

4: 認知障害、記憶障害および行動異常がみられる。

5: 失調やバランス障害がみられる。