認知症患者への作業療法で改善されやすいのはどれか。
1: 失語
2: 記憶障害
3: 異常感情
4: 見当識障害
5: 遂行機能障害
境界性人格障害患者の作業療法の留意点で、当てはまらないのはどれか。
1: 治療者の理想化
2: 治療者への攻撃
3: 治療者間の対立
4: 他者への無関心
5: 高い達成要求
回避がみられるのはどれか。
1: 心気障害
2: 身体化障害
3: 強迫性障害
4: 全般性不安障害
5: PTSD〈外傷後ストレス障害〉
アルコールによる精神障害に関連がないのはどれか。
1: 幻覚
2: 妄想
3: せん妄
4: 健忘
5: 解離
認知行動療法で正しいのはどれか。
1: 入院中に行う治療法である。
2: 主な対象疾患は認知症である。
3: 考え方の癖に気付く練習をする。
4: グループミーティングを重視する。
5: 評価には認知機能検査が用いられる。
薬物依存で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.習慣性を形成する。イ.薬物中止によって離脱症状が出現する。ウ.使用頻度と使用量は反比例する。エ.強迫性障害の人が陥りやすい。オ.パニック障害になりやすい。
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
神経症性障害の作業療法で正しいのはどれか。
1: 集団行動を優先する。
2: 感情表現の機会をもつ。
3: 症状出現の理由を言語化させる。
4: アンビバレンツな言動を指摘する。
5: 身体化症状が増える場合は中止する。
認知症患者に対する作業療法上の留意点として適切なのはどれか。
1: 快・不快などの感情的体験も忘れやすい。
2: 不穏になった場合には説得を繰り返す。
3: 新たに動作や行為を習得できない。
4: 本人の自尊心を尊重することは有用である。
5: 午後の方が作業能率は高まりやすい。
統合失調症患者の特徴で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 合理的な理由付け
2: 作業能率の低下
3: 持続性の維持
4: 社交性の高さ
5: 認知のゆがみ
解離性(転換性)障害として誤っているのはどれか。
1: 健 忘
2: 遁 走
3: 強迫観念
4: 失立失歩
5: 視野狭窄
境界性パーソナリティ障害の治療について最も適切なのはどれか。
1: 治療者への依存を促す。
2: 薬物療法は行わないようにする。
3: 長期入院により適応を良好にする。
4: 他の患者と交流させないようにする。
5: 治療的枠組みを崩さないようにする。
高齢患者の特徴で誤っているのはどれか。
1: 症状が非定型的である。
2: 精神症候を伴いやすい。
3: 合併症を伴いやすい。
4: 検査所見での個人差が少ない。
5: 予後に心理社会的要因が影響しやすい。
広汎性発達障害で認めにくいのはどれか。
1: 姿勢異常
2: 精神遅滞
3: 限局した反復行動
4: コミュニケーション障害
5: 相互的な社会的関係の異常
てんかんに伴う精神症状として適切でないのはどれか。
1: 粘着性
2: 爆発性
3: 疾病利得
4: 不機嫌状態
5: もうろう状態
痴呆患者の症状でないのはどれか。
1: 強迫観念
2: 夜間せん妄
3: 見当識障害
4: 記銘力低下
5: 感情失禁
解離性(転換性)障害でみられないのはどれか。
1: 心的外傷の体験
2: 1人の場面での発作
3: 不規則で多彩なけいれん発作
4: 解剖学的な分布と乖離した知覚脱失
5: 数か月後には寛解する傾向
双極性障害について正しいのはどれか。
1: 発症率は女性が2倍多い。
2: 気分安定薬が用いられる。
3: Ⅱ型では重度の躁状態がみられる。
4: 単極性うつ病より遺伝的素因が少ない。
5: 同一個人では躁病相の回数はうつ病相の回数より多い。
統合失調症(精神分裂病)について誤っているのはどれか。
1: 多くが30歳までに発症する。
2: 発病率は女性の方が高い。
3: 患者の子供での発病率は一般人口の発病率よりも高い。
4: 我が国では精神科入院患者に占める割合が最も多い。
5: 再発予防には薬物療法が必要である。
身体表現性障害の患者に対する作業療法で適切なのはどれか。
1: 現実検討能力を高める。
2: 不安な気持ちを解釈する。
3: 集団作業療法を基本とする。
4: 対人関係能力の向上を図る。
5: 感情表現を促す活動を提供する。
悪性症候群の原因となる可能性が最も高いのはどれか。
1: 抗うつ薬
2: 抗不安薬
3: 気分安定薬
4: 抗精神病薬
5: 抗てんかん薬