境界性パーソナリティ障害の患者に対する作業療法で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 退行を許容する。
2: 集団作業への参加を促す。
3: 柔軟な枠組みを提供する。
4: 攻撃衝動の適応的発散を促す。
5: 主観的な苦悩を共感的に理解する。
境界性パーソナリティ障害患者の作業療法について正しいのはどれか。
1: 退行を許容する。
2: 逸脱行動は静観する。
3: 自力で達成できるような作業を行わせる。
4: 作業より面談などの言語的な関わりを中心とする。
5: 取り決め事項の変更について患者の要求のまま応じる。
境界性パーソナリティー障害の作業療法の目的でないのはどれか。
1: 枠組みの提供
2: 行動化の促進
3: 依存欲求の充足
4: 探索行動の促進
5: 対象恒常性の改善
境界型人格障害の患者に対する作業療法で適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 複数の患者が共有する場で実施する。
2: 衝動発散を促す活動を取り入れる。
3: 指示的態度を維持する。
4: 依存や理想化が生じた時には治療者を交代する。
5: 患者の要求に応じ作業療法終了後に面接を行う。
境界型人格障害の患者の作業療法で適切でないのはどれか。
1: 種目は患者に任せる。
2: 手順や結果が明確なものを選ぶ。
3: 枠組みのある作業を選ぶ。
4: 作業環境を一定にする。
5: 共同作業を勧める。
成人のパーソナリティ障害への治療介入で正しいのはどれか。
1: 薬物療法は有効である。
2: 家族との連携を控える。
3: 早期に診断して患者に告知する。
4: 秩序を乱した行動に対して何も言わない。
5: 自傷行為などが頻回な場合は電気けいれん療法を行う。
境界性人格障害の患者に対する作業療法で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 集団作業への参加を促す。
2: 柔軟な枠組みを提供する。
3: 主観的体験内容を把握する。
4: 攻撃衝動の適応的発散を促す。
5: 退行を促進するようにかかわる。
境界性パーソナリティ障害の作業療法の目的で正しいのはどれか。
1: 対人距離の確保
2: 失敗体験の克服
3: 生活技能の獲得
4: 居住環境の調整
5: 課題集団への参加
境界型人格障害の患者に対する作業療法の目的で適切でないのはどれか。
1: 衝動発散を促す。
2: 依存欲求を満たす。
3: 有能感を高める。
4: 退行を促す。
5: 試行錯誤を促す。
回避性パーソナリティ障害患者の作業療法導入期の対応について適切なのはどれか。
1: 共同作業を促す。
2: 衝動発散を促す。
3: 種目選択は患者に任せる。
4: 作業の誤りを修正させる。
5: 枠組みの明確な作業を提供する。
境界型人格障害の患者に対する作業療法で適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 個別面接は患者の要求に応じて随時行う。
2: 作品作りを通して依存欲求を満たす。
3: 自傷行為がみられたら担当者を交代する。
4: 攻撃行動がみられたら解釈して患者に説明する。
5: 表現活動を通し衝動発散を促す。
37歳の女性。境界性パーソナリティ障害。高校卒業後、アルバイトをしていたが、気に入らないことがあると急に家出することを繰り返すため仕事は長続きしなかった。薬物療法と同時に外来作業療法が開始となった。作業療法の目的で適切なものはどれか。2つ選べ。
1: 居場所をつくる。
2: 情緒の安定を図る。
3: 治療者への依存を促す。
4: 衝動性の行動化を促す。
5: 治療者への理想化を促す。
境界型人格障害患者の作業療法場面でみられるのはどれか。
1: 作業への一貫した取り組み
2: 難易度の低い作品を要求
3: 治療者への依存
4: 集団への適応
5: 失敗時の洞察
境界型人格障害の患者への作業療法士の対応として適切でないのはどれか。
1: 支持的態度を維持する。
2: チーム間でかかわりの合意をしておく。
3: 指示的態度を維持する。
4: 物事を一緒に考えていく姿勢を示す。
5: 実施時間の取り決めは明確にする。
器質性精神障害患者の作業療法で適切なのはどれか。
1: 他の患者との交流は避ける。
2: 変化のある作業種目を選択する。
3: 誤った言動は理論的に正す。
4: 作業の誤りはまとめて訂正する。
5: 楽しみの要素を取り入れる。
境界性人格障害患者の作業療法の留意点で、当てはまらないのはどれか。
1: 治療者の理想化
2: 治療者への攻撃
3: 治療者間の対立
4: 他者への無関心
5: 高い達成要求
境界型人格障害患者の初回面接で適切なのはどれか。
1: 本人の対人関係を主題にする。
2: 面接時間を限定しない。
3: 作業達成目標を本人に決めさせる。
4: 種目選択の幅を広くする。
5: 作業療法への参加動機を明確にする。
境界性パーソナリティ障害の患者が自傷行為をほのめかしたとき、作業療法士の行うべき対応はどれか。
1: 緊急入院を勧める。
2: 死にたい気持ちの有無を確認する。
3: 作業療法を延長し関わる時間を増やす。
4: 過去の自傷行為の回数について詳しく聴取する。
5: 自傷行為をしたら作業療法は続けられないと伝える。
身体表現性障害の患者に対する作業療法士の対応で適切でないのはどれか。
1: 受容的・支持的に関わる。
2: 矛盾する身体症状の理由を話し合う。
3: 葛藤解決や対処方法を話し合う。
4: アンビバレンツな言動を許容する。
5: 心理的距離を保つ。
依存性パーソナリティ障害患者の作業療法場面での特徴はどれか。
1: 他者の意見に反対できない。
2: 他者の感情に無関心である。
3: 他者を信じることが難しい。
4: 他者の注目の的になることを求める。
5: 他者に仕事を任せることができない。