双極性障害について正しいのはどれか。
1: 男性より女性が多い。
2: 単極性うつ病より自殺率が高い。
3: 単極性うつ病より有病率が高い。
4: 単極性うつ病より発症年齢が高い。
5: 単極性うつ病より遺伝素因の関与が低い。
気分(感情)障害の特徴について正しいのはどれか。2つ選べ。
1: うつ病は男性に多い。
2: うつ病の生涯有病率は約1%である。
3: 身体疾患を有する患者でうつ病の有病率が高い。
4: 双極性感情障害はうつ病より遺伝的素因の関与が強い。
5: 双極性感情障害はうつ病より平均初発年齢が高い。
双極性障害と比較した場合のうつ病の特徴はどれか。
1: 有病率が低い。
2: 平均初発年齢が低い。
3: 有病率の男女差が小さい。
4: 一卵性双生児の罹患一致率が低い。
5: 状況要因が誘因となって発症することが少ない。
気分障害について正しいのはどれか。
1: 大うつ病は男性に多い。
2: 躁病の思考障害には観念奔逸がある。
3: 季節性感情障害の症状は冬に改善する。
4: 大うつ病の思考障害には思考途絶がある。
5: 仮性認知症は双極性感情障害に出現しやすい。
気分障害について正しいのはどれか。
1: うつ病は男性に多い。
2: うつ病の生涯有病率は3%である。
3: 気分変調性障害はうつ病よりも短期間で治癒する。
4: 季節性感情障害は日照時間が短くなると再燃しやすい。
5: 脳内セロトニンの増加がうつ病の発症に関係している。
統合失調症について正しいのはどれか。
1: 男性が女性より3倍多い。
2: 緊張型では昏迷がみられる。
3: 病前性格は循環気質が多い。
4: 死亡率は健常者と同じである。
5: 妄想型は破瓜型より発症年齢が低い。
注意欠如・多動性障害について正しいのはどれか。
1: 女性に多い。
2: 低出生体重児の多くで発症する。
3: 感情における衝動性の高さは改善しやすい。
4: 約9割の患者は成人期早期までに寛解する。
5: 青年期以降は運動性多動の症状は目立たなくなる。
気分安定薬で再発の防止や頻度の減少が最も期待できる疾患はどれか。
1: 気分変調症
2: 血管性うつ病
3: 双極性障害
4: 適応障害
5: 非定型うつ病
境界性パーソナリティ障害の特徴で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 女性より男性に多い。
2: 自己像が不安定である。
3: 完全主義の傾向がみられる。
4: 慢性の空虚感が支配している。
5: 有病率は統合失調症より低い。
双極性障害の躁状態の特徴で適切でないのはどれか。
1: 自尊心の肥大
2: 注意力の増強
3: 睡眠欲求の減少
4: 快楽的活動への没頭
5: 目標志向性の活動亢進
双極性障害患者の作業療法においてみられやすいのはどれか。
1: 多幸
2: 過活動
3: せん妄
4: 両価性
5: 感情失禁
注意欠如・多動性障害について正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 薬物療法は行わない。
2: 男児よりも女児に多い。
3: 生育歴の聴取が重要である。
4: 二次性の精神症状に注意が必要である。
5: 成人期において診断されることはない。
統合失調症の発生頻度で正しいのはどれか。
1: うつ病より低い。
2: 女性より男性が低い。
3: 20歳代より30歳代が高い。
4: 先進国より発展途上国で高い。
5: 社会経済地位の高い階層で高い。
双極性感情障害(躁うつ病)の患者で特徴的でないのはどれか。
1: 攻撃的な言動
2: 罪責的な言動
3: 確認的な言動
4: 誇大的な言動
5: 干渉的な言動
統合失調症(精神分裂病)について誤っているのはどれか。
1: 多くが30歳までに発症する。
2: 発病率は女性の方が高い。
3: 患者の子供での発病率は一般人口の発病率よりも高い。
4: 我が国では精神科入院患者に占める割合が最も多い。
5: 再発予防には薬物療法が必要である。
器質性精神障害について正しいのはどれか。
1: 妄想はみられない。
2: 安定した人格を認める。
3: 記憶障害はみられない。
4: 抗精神病薬は投与しない。
5: 心理的要因の影響を受ける。
60歳の女性。うつ病。夫と2人暮らし。1年前からうつ状態が遷延し、抑うつ気分や意欲の低下が強く、家事もできなくなり入院した。1か月でうつ状態がやや改善してきたが、記憶力減退を強く訴え、「自分は痴呆になった」との不安が強い。気分転換と生活リズムの回復を目的に作業療法が処方された。主治医からの留意事項として、薬の副作用によるふらつきへの配慮が指示されている。作業療法の初期評価で適切でないのはどれか。
1: 歩行の状態を把握する。
2: 日常生活の状況について尋ねる。
3: 発症に先立つ環境変化について情報収集する。
4: 高次脳機能検査を行う。
5: 患者が関心を持っている活動を聞く。
統合失調症について正しいのはどれか。
1: 男性に多い。
2: 急性発症することが多い。
3: 若年の発症は予後が良い。
4: 中年期以後に発症することが多い。
5: 高EEの家族のもとで再発率が高くなる。
作業療法の場面でうつ状態と躁状態に共通してみられるのはどれか。2つ選べ。
1: 逸脱行為
2: 焦燥感の訴え
3: 自己評価の低下
4: 他者への干渉
5: 集中困難
多発性硬化症について正しいのはどれか。
1: 女性よりも男性に多い。
2: 再発と寛解を繰り返す。
3: 発症は50歳以上が多い。
4: 後遺障害を残すことは稀である。
5: 白色人種に比べて黄色人種に多い。