第52回午前第48問の類似問題

第38回午前:第72問

疾患とスイッチの種類との組合せで適切でないのはどれか。  

1: 高位頸髄損傷-空気圧によるスイッチ

2: デュシェンヌ型筋ジストロフィー-マイクロスイッチ

3: 多発性硬化症-音が出て確認できるスイッチ

4: 慢性関節リウマチ-顎運動によるスイッチ

5: 両側前腕切断-筋電スイッチ

第56回午後:第98問

疾患と症状の組合せで正しいのはどれか。  

1: Alzheimer型認知症 ── パーキンソニズム

2: 血管性認知症 ── 情動失禁

3: 進行性核上性麻痺 ── 他人の手徴候

4: 大脳皮質基底核変性症 ── 幻 視

5: Lewy小体型認知症 ── アテトーゼ

  • 答え:2
  • 解説:この問題では、疾患と症状の正しい組み合わせを選ぶ必要があります。正しい組み合わせは血管性認知症と情動失禁です。
  • Alzheimer型認知症ではパーキンソニズムは見られません。パーキンソニズムはLewy小体型認知症で見られる症状です。
  • 血管性認知症では情動失禁が見られます。これは正しい組み合わせです。
  • 進行性核上性麻痺では他人の手徴候は見られません。他人の手徴候は大脳皮質基底核変性症の症状です。
  • 大脳皮質基底核変性症では幻視は見られません。幻視はLewy小体型認知症の初期で見られる症状です。
  • Lewy小体型認知症ではアテトーゼは見られません。パーキンソニズムや幻視の症状が見られます。アテトーゼは脳性麻痺などが原因で見られる不随意運動です。
  • 科目:神経・筋系の障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第35回午前:第53問

正しい組合せはどれか。  

1: パンケーキスプリント-尺骨神経麻痺

2: トーマススプリント-正中神経麻痺

3: オッペンハイマースプリント-尺骨神経麻痺

4: 短対立装具-正中神経麻痺

5: 長対立装具-橈骨神経麻痺

第38回午前:第81問

脳性麻痺の運動療法で誤っているのはどれか。  

1: 痙直型片麻痺では患側の連合反応を強化する。

2: 痙直型両麻痺では両下肢のキッキング(蹴り運動)を促す。

3: 痙直型四肢麻痺では関節に体重負荷刺激を与える。

4: アテトーゼ型では同一の運動パターンを繰り返し行う。

5: 弛緩型では同時収縮を促すよう刺激を与える。

第41回午前:第60問

脳卒中片麻痺の病的共同運動で正しいのはどれか。  

1: 肩甲骨挙上に伴う肘関節伸展

2: 肘関節屈曲に伴う手関節背屈

3: 股関節外転に伴う膝関節伸展

4: 股関節内旋に伴う膝関節屈曲

5: 膝関節屈曲に伴う足関節背屈

第47回午後:第37問

上肢の障害と装具の組合せで誤っているのはどれか。  

1: 肩腱板断裂 ― 肩外転装具

2: 肘関節屈曲位拘縮 ― ターンバックル式肘装具

3: 鷲手 ― Oppenheimer(オッペンハイマー)型装具

4: スワンネック変形 ― 指用ナックルベンダー

5: ボタン穴変形 ― 指用逆ナックルベンダー

第34回午前:第42問

脳卒中片麻痺患者の理学療法の組合せで適切でないのはどれか。  

1: 非対称姿勢-矯正鏡

2: 痙縮-リラクセーション

3: 空間無視-傾斜台

4: 尖足拘縮-補高靴

5: 肩手症候群-愛護的関節可動域訓練

第35回午前:第58問

脳卒中片麻痺患者のADL訓練で適切でないのはどれか。  

1: 前開きシャツは健側肢から着る。

2: 導入時にはニットのかぶり型上衣を用いる。

3: 長めのループ付きタオルで背中を洗う。

4: トイレ横壁のL字型手すりを使って移乗する。

5: 車椅子を健側上下肢で操作する。    

第41回午前:第70問

脳性麻痺の病型と症状との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 弛緩型 - スカーフ徴候

2: アテトーゼ型 - ガラント反射

3: 痙直型 - 折りたたみナイフ現象

4: 失調型 - 安静時振戦

5: 強剛型 - 鉛管現象

第51回午前:第96問

病名と症状の組合せで正しいのはどれか。  

1: 前頭側頭型認知症 ― 脱抑制

2: 進行性核上性麻痺 ― 取り繕い

3: 皮質基底核変性症 ― 認知の変動

4: Lewy小体型認知症 ― 肢節運動失行

5: Alzheimer型認知症 ― 垂直性眼球運動障害

第35回午前:第47問

急性期脳卒中片麻痺の合併症とその対策との組合せで適切でないのはどれか。  

1: 浮腫-弾性包帯

2: 尖足-関節可動域訓練

3: 肺炎-体位排痰法

4: 誤嚥-飲水による嚥下訓練

5: 起立性低血圧-傾斜台

第36回午前:第49問

オーバーヘッド・サスペンションリングの適用として誤っているのはどれか。  

1: 成人アテトーゼ型脳性麻痺患者の食事用補助具として用いる。

2: 脳卒中片麻痺で上肢のブルンストローム法ステージIIの患者の訓練に用いる。

3: 腋窩神経麻痺患者の筋再教育訓練に用いる。

4: 頸髄損傷(第5頸髄節まで機能残存)患者の上肢動作の補助具として用いる。

5: ギラン・バレー症候群で肩・肘関節の屈筋筋力が2(Poor)の患者の訓練に用いる。

第34回午前:第68問

適切でない組合せはどれか。  

1: 伸展パターンの強い痙直型脳性麻痺児-床に腰をおろした更衣指導

2: 非対称性姿勢の強いアテトーゼ型脳性麻痺児-正中位保持での食事指導

3: 筋緊張の低いダウン症児-前傾したバランスボードを用いた立位での遊び

4: 点頭てんかん児-電動車椅子の操作指導

5: 体幹変形を生じた重症心身障害児-座位保持装置の使用

第45回午後:第21問

疾患と作業種目との組合せで適切なのはどれか。  

1: 呼吸器疾患-木工

2: 関節リウマチ-タイルモザイク

3: Parkinson病-毛糸のかぎ針編み

4: 脊髄小脳変性症-卓球

5: 筋萎縮性側索硬化症-パソコン

第42回午前:第56問

脳卒中片麻痺急性期のポジショニングで正しい組合せはどれか。  

1: 手関節 - 掌屈位

2: 肘関節 - 伸展位

3: 肩関節 - 内旋位

4: 股関節 - 外旋位

5: 足関節 - 底屈位

第56回午後:第39問

高次脳機能障害と脳の障害部位との組合せで正しいのはどれか。  

1: 顔の左側の髭を剃り残す。 ── 後頭葉

2: 新しい道順を覚えられない。 ── 前頭葉

3: 何度も同じことを繰り返し聞く。 ── 側頭葉

4: 物事を順序立てて実行することが難しい。 ── 後頭葉

5: 見えていないのに見えているように振る舞う。 ── 頭頂葉

  • 答え:3
  • 解説:高次脳機能障害は、脳の特定の部位が障害されることで、認知や行動に影響が出る症状です。選択肢で挙げられた症状と脳の障害部位の組み合わせの中で正しいものは、何度も同じことを繰り返し聞く症状が側頭葉の障害によるものです。
  • 顔の左側の髭を剃り残す症状は、半側空間無視という症状で、劣位半球の頭頂葉が障害されることが多いため、後頭葉との組み合わせは間違いです。
  • 新しい道順を覚えられない症状は、地誌的障害と呼ばれ、海馬傍回や紡錘状回が障害されることが原因です。前頭葉との組み合わせは間違いです。
  • 何度も同じことを繰り返し聞く症状は、側頭葉が障害されることで言葉の意味が理解できなくなるために起こります。この組み合わせは正しいです。
  • 物事を順序立てて実行することが難しい症状は、遂行機能障害と呼ばれ、前頭葉が障害されることが原因です。後頭葉との組み合わせは間違いです。
  • 見えていないのに見えているように振る舞う症状は、皮質盲に伴う病態失認であり、Anton症候群と呼ばれ、後頭葉が障害されることが原因です。頭頂葉との組み合わせは間違いです。
  • 科目:脳血管疾患
  • 重要度:プレミアム特典
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第56回午後:第33問

脳血管障害の片麻痺について正しいのはどれか。  

1: 四肢の遠位部と比べて四肢の近位部の回復が遅れることが多い。

2: 上肢の麻痺と比べて下肢の麻痺の回復が遅れることが多い。

3: 上肢に痙縮があると肘関節が屈曲することが多い。

4: 共同運動が出現した後に連合反応が出現する。

5: 発症直後は筋緊張が高まることが多い。

第48回午前:第40問

小児疾患と理学療法の組合せで適切なのはどれか。  

1: 先天性内反足 − 徒手矯正

2: 二分脊椎 − 移動動作訓練

3: 発育性(先天性)股関節脱臼 − トロント装具装着

4: Perthes病 − 患部の等張性筋力増強

5: Down症 − 床上座位移動練習(シャフリング)

第36回午前:第5問

脳卒中による左片麻痺患者で、麻痺側立脚相に図のような異常歩行がみられた。理学療法で誤っているのはどれか。 

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1: 麻痺側に荷重してのブリッジ

2: 腹筋群の促通

3: 下腿三頭筋の持続的伸張

4: 背屈制限付き短下肢装具の使用

5: 足背屈筋群の機能的電気刺激

第39回午前:第60問

脳性麻痺で正しい組合せはどれか。  

1: 痙直型-内反尖足

2: アテトーゼ型-円背姿勢

3: 固縮型-姿勢時振戦

4: 弛緩型-後弓反張

5: 失調型-トレンデレンブルグ歩行