完全脊髄損傷(第12胸髄節まで機能残存)患者で、臥床時に褥瘡を好発しやすい部位はどれか。2つ選べ。
大腿切断患者の異常歩行と原因の組合せで正しいのはどれか。
1: 外転歩行 ― 義足の長さが短すぎる。
2: 内側ホイップ ― トウブレークが進行方向に対して直角である。
3: 過度の腰椎前弯 ― ソケットの初期屈曲角が大きすぎる。
4: 踵接地期の足部の回旋 ― ヒールバンパーが軟らかすぎる。
5: 膝の伸展衝撃(インパクト) ― 膝継手の摩擦が不十分である。
腰髄損傷者(第1腰髄節まで機能残存)の車椅子適合で正しい組合せはどれか。2つ選べ。
1: 車軸の位置 − 肩関節を通る床面への垂線上
2: 座面の幅 − 骨盤の横幅+10 cm
3: 背もたれの高さ − 腋窩の高さ−10 cm
4: サイド(スカート)ガードの高さ − 腸骨稜の高さ−2 cm
5: フットサポート(足台)の高さ − 床面から2 cm
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で運動方向と基本軸の組合せで正しいのはどれか。
1: 肩甲帯挙上 - 両側の肩峰を結ぶ線
2: 肩内旋 - 肘を通る矢状面への垂直線
3: 手伸展 - 尺骨
4: 股外旋 - 両側の上前腸骨棘を結ぶ線
5: 足屈曲(底屈) - 脛骨への垂直線
装具の適応で正しいのはどれか。
1: 正中神経麻痺
2: 橈骨神経麻痺
3: 脊髄損傷(第6頸髄節まで機能残存)
4: 腱板断裂術後
5: 上腕骨骨幹部骨折
二分脊椎(脊髄髄膜瘤)で誤っているのはどれか。
1: 水頭症の合併は知的障害と関連する。
2: 脊髄係留症候群は乳児期に出現する。
3: 神経因性膀胱が問題となる。
4: 足部は褥瘡の好発部位である。
5: 学童期には肥満が問題となる。
脊髄損傷の機能残存レベルとADL指導との組合せで適切でないのはどれか。
1: 第5頸髄節-自助具使用による食事動作
2: 第6頸髄節-滑り止めハンドリム付き車椅子の駆動
3: 第7頸髄節-改造自動車の運転
4: 第6胸髄節-長下肢装具装着による松葉杖歩行
5: 第4腰髄節-短下肢装具装着による一本杖歩行
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会、足の外科学会基準による)の運動方向と移動軸の組合せで正しいのはどれか。
1: 股屈曲 ── 下腿中央線
2: 股内旋 ── 大腿骨
3: 股外転 ── 大腿中央線
4: 膝屈曲 ── 脛 骨
5: 足底屈 ── 第1中足骨
脊髄損傷の合併症とその対策との組合せで適切でないのはどれか。
1: 拘 縮-他動運動
2: 褥 瘡-体位交換
3: 異所性骨化-電気刺激
4: 自律神経過反射-血圧測定
5: 起立性低血圧-腹帯装着
脊髄損傷で異所性骨化を認めやすいのはどれか。2つ選べ。
1: 仙腸関節
2: 股関節
3: 膝関節
4: 足関節
5: 足指関節
関節とその形状の組合せについて正しいのはどれか。
1: 肩関節 - 鞍関節
2: 肘関節 - 球関節
3: 上橈尺関節 - 車軸関節
4: 橈骨手根関節 - 平面関節
5: 母指CM関節 - 蝶番関節
関節可動域測定法(日本整形外科学会・日本リハビリテーション医学会基準による)の運動方向と移動軸との組合せで誤っているのはどれか。
1: 股関節伸展-大腿骨
2: 股関節内旋-下腿中央線
3: 膝関節屈曲-腓骨
4: 足関節背屈-第5中足骨
5: 足部外がえし-第1基節骨
骨折の名称と部位の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: Cotton骨折 ── 大腿骨
2: Dupuytren骨折 ── 第1中手骨
3: Galeazzi骨折 ── 橈 骨
4: Jefferson骨折 ── 環 椎
5: Straddle骨折 ── 上腕骨
外傷と固定肢位との組合せで正しいのはどれか。
1: 脊椎圧迫骨折 − 脊柱屈曲位
2: 膝蓋骨脱臼 − 膝関節屈曲位
3: アキレス腱断裂 − 足関節底屈位
4: 足関節内果骨折 − 足関節背屈位
5: 腓骨筋腱脱臼 − 足部回内位
脊髄損傷患者で異所性骨化(異常骨形成)の好発部位はどれか。
1: 肩関節
2: 肘関節
3: 手関節
4: 股関節
5: 足関節
正しいのはどれか。
1: 距腿関節は背屈位で内外転が容易になる。
2: 外がえしは回内・外転・背屈の複合運動である。
3: 横足根関節は距舟関節と距骨下関節からなる。
4: 外側縦足弓は踵骨・舟状骨・第5中足骨からなる。
5: 長腓骨筋は足関節の背屈筋として作用する。
両側支柱付短下肢装具で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: ダブルクレンザック継手は足関節底背屈を制御する。
2: 内側足継手の位置は内果の最突出部とする。
3: 立脚期の反張膝には足継手を底屈位に固定する。
4: 内反足の矯正には内側ストラップを用いる。
5: 下腿半月の上端は腓骨頭より2~3 cm下とする。
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)の運動方向と基本軸の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 肩甲帯挙上 - 肩峰と胸骨上縁を結ぶ線
2: 肩外転 - 両側の肩峰を結んだ線への垂直線
3: 前腕回内 - 橈骨
4: 膝屈曲 - 大腿骨
5: 足部内がえし - 下腿軸への垂直線
45歳の女性。遠位型ミオパチー。下肢筋力低下が徐々に進行し両側の下垂足を認める。最近つまずいて転倒することや捻挫することが多くなり装具を検討し歩行の改善を目指すことになった。下肢筋力を表に示す。最も適切な装具はどれか。
1: PTB短下肢装具
2: 足関節軟性装具
3: スウェーデン式膝装具
4: 金属支柱付き長下肢装具
5: プラスチック短下肢装具
脊髄損傷の機能残存レベルと運動の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: L1 - 膝関節伸展
2: L2 - 膝関節屈曲
3: L3 - 股関節外旋
4: L4 - 足関節背屈
5: S1 - 足関節底屈