第49回午後第83問の類似問題

第39回午前:第8問

20歳の男性。交通事故による脊髄完全損傷対麻痺(第7胸髄節まで機能残存)。受傷後6か月経過。理学療法で重要度の低いのはどれか。2つ選べ。

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第41回午前:第69問

対称性緊張性頸反射で正しいのはどれか。  

1: 頸部の伸展で股関節と膝関節が屈曲する。

2: 統合する中枢は大脳にある。

3: 立直り反応の一つである。

4: 生後4か月で出現する。

5: 生後10か月で消失する。

第57回午前:第12問

26歳の男性。C6レベルの頸髄損傷完全麻痺。仕事中の事故により受傷し入院。翌日からリハビリテーションが開始され継続している。受傷後1か月での徒手筋力テストの結果を表に示す。受傷後2か月で到達可能と予測される動作はどれか。 

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1: 更 衣

2: 自己導尿

3: プッシュアップ

4: 万能カフを用いた食事

5: ベッドから車椅子への移乗

第36回午前:第6問

39歳の男性。頸髄完全損傷(第7頸髄節まで機能残存)で発症後3か月経過。脊髄損傷以外の合併損傷はなく、受傷後の合併症にも著しいものはない。理学療法で適切でないのはどれか。  

1: プッシュアップによる除圧

2: 浴槽への出入り動作

3: ベッドから車椅子への側方移乗

4: 車椅子から便器への移乗

5: キャスターを上げての段差の下降

第54回午後:第25問

深部腱反射の亢進がみられるのはどれか。  

1: 重症筋無力症

2: 多発性硬化症

3: Guillain-Barré症候群

4: 筋強直性ジストロフィー

5: Duchenne型筋ジストロフィー

  • 答え:2
  • 解説:深部腱反射の亢進がみられるのは多発性硬化症である。これは、脱髄巣が多発し、症状の寛解と増悪を繰り返す疾患であり、運動麻痺や感覚障害、深部腱反射の亢進が認められる。
  • 重症筋無力症は、骨格筋の易疲労性、脱力を主症状とする自己免疫機序による神経接合部疾患であり、神経筋伝達障害があるため、腱反射の亢進はみられない。
  • 多発性硬化症は正解であり、脱髄巣が多発し、症状の寛解と増悪を繰り返す疾患である。病巣にもよるが、運動麻痺や感覚障害、深部腱反射の亢進が認められる。
  • Guillain-Barré症候群は、自己免疫機序により、末梢神経の脱髄を生じる疾患である。下肢遠位筋から筋力低下が生じ、左右対称性に上行することが多い。末梢神経系の脱髄疾患であるため、深部腱反射は減弱または消失する。
  • 筋強直性ジストロフィーは、出生時から筋緊張低下と筋力低下を生じる先天型、筋強直や特有の顔貌などを生じる成人型がある。いずれも深部腱反射は減弱する。
  • Duchenne型筋ジストロフィーは、走れない、転びやすいなどの初発症状から、進行性の筋萎縮を示す疾患である。深部腱反射は減弱し、病的反射もみられない。
  • 科目:神経筋疾患
  • 重要度:プレミアム特典
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第37回午前:第37問

脊髄損傷(第6頸髄節まで機能残存)患者に対して図のような順序でトランスファーの指導を行った。誤っているのはどれか。 

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1: 肘屈筋で体幹をハンドルに固定する。

2: 肘屈筋で大腿を持ち上げる。

3: 手関節伸筋で下腿をベッドに乗せる。

4: 肘伸筋で身体を前方に移動する。

5: 肩甲骨下制筋で殿部をベッドに押し上げる。

第37回午前:第66問

若年の外傷性脊髄損傷(第7頸髄節まで機能残存)で誤っているのはどれか。  

1: 自己導尿は自立できる。

2: 車椅子とベッド間の移乗は自立できる。

3: 感覚が残存すると座位に有利である。

4: 自律神経過反射が起きやすい。

5: BFOが役立つ。

第34回午前:第22問

18歳の男性。事故による第6頸椎脱臼骨折。受傷後3か月経過。筋力は、肩関節屈曲・伸展・外転筋ともにほぼ5(Normal)、肘関節屈筋5(Normal)、肘関節伸筋4(Good)であったが、手指屈筋・伸筋ほぼ0、体幹筋0、下肢筋0であった。感覚は体幹・下肢で脱失していた。この患者の機能残存レベルはどれか。  

1: 第4頸髄節

2: 第5頸髄節

3: 第6頸髄節

4: 第7頸髄節

5: 第8頸髄節

第43回午前:第63問

脳血管障害に伴いやすい症状と治療の組合せで適切でないのはどれか。  

1: 痙縮 - リラクセーション

2: 肩手症候群 - 星状神経節ブロック

3: 肩関節亜脱臼 - アームスリングの装着

4: 反張膝 - 下腿三頭筋の筋力増強

5: 尖足拘縮 - アキレス腱延長術

第38回午後:第90問

腰部椎間板ヘルニアでみられないのはどれか。  

1: アキレス腱反射亢進

2: ラセーグ徴候陽性

3: 体幹前屈制限

4: 排尿障害

5: 疼痛性側弯

第57回午後:第88問

二分脊椎で正しいのはどれか。  

1: 髄膜瘤は神経障害を伴う。

2: 脊髄係留症候群の好発年齢は2~3歳である。

3: 脊髄係留症候群は上肢の感覚障害を伴う。

4: 脊髄髄膜瘤ではChiari奇形の合併は稀である。

5: 脊髄髄膜瘤では水頭症を合併する。

  • 答え:5
  • 解説:二分脊椎に関する問題では、脊髄髄膜瘤や脊髄係留症候群などの症状や合併症について理解することが重要です。正しい選択肢は、脊髄髄膜瘤が水頭症を合併することを示す選択肢5です。
  • 髄膜瘤は神経障害を伴わないため、選択肢1は誤りです。髄膜瘤は水頭症、歩行障害、膀胱機能障害、排便障害などの症状がみられます。
  • 脊髄係留症候群は先天性疾患であり、好発年齢が2~3歳というのは誤りです。選択肢2は正しくありません。
  • 脊髄係留症候群は下肢の運動障害や感覚障害を伴うため、選択肢3は誤りです。上肢の感覚障害は脊髄係留症候群の典型的な症状ではありません。
  • 脊髄髄膜瘤ではChiari奇形の合併は約9割でみられるため、選択肢4は誤りです。Chiari奇形の合併は脊髄髄膜瘤では一般的な現象です。
  • 脊髄髄膜瘤では水頭症とChiari奇形を合併するため、選択肢5が正解です。脊髄髄膜瘤の患者は水頭症やChiari奇形といった合併症に注意が必要です。
  • 科目:小児の障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第55回午前:第35問

筋萎縮性側索硬化症で下位運動ニューロン障害の徴候はどれか。  

1: 痙縮

2: 仮性球麻痺

3: 線維束性収縮

4: 腹壁反射消失

5: アキレス腱反射亢進

第36回午前:第55問

脊髄膜瘤で誤っているのはどれか。  

1: 泌尿器系の精査は出生後できるだけ早期から行う。

2: 脊椎変形の頻度は成長とともに増加する。

3: 水頭症を合併しやすい。

4: 第4腰髄節まで機能残存する患者では膝関節屈曲位をとりやすい。

5: 第1仙髄節まで機能残存する患者は凹足になりやすい。

第46回午後:第17問

頸髄損傷者がとる動作で肘伸展筋力を必要とするのはどれか。 

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1: 起き上がり

2: 弾性回内装具での駆動

3: 身体の後方移動

4: 身体の前方移動

5: ベッドへの移乗

第51回午前:第33問

脊髄損傷患者(第5頸髄節まで機能残存)が可能な動作はどれか。2つ選べ。  

1: 肩関節外転

2: 肘関節伸展

3: 前腕回外

4: 手関節背屈

5: 指伸展

第37回午前:第62問

二分脊椎(第5腰髄節まで機能残存)患児にみられやすいのはどれか。  

1: 股関節脱臼

2: 反張膝

3: 凹足

4: 踵足

5: 尖足

第34回午前:第61問

反射性交感神経性ジストロフィー患者の急性期の理学療法で適切でないのはどれか。  

1: 弾性包帯による浮腫の軽減

2: 自動運動による可動域の改善

3: 温熱療法による疼痛の軽減

4: 経皮的電気刺激による鎮痛

5: 重りを用いた筋力増強

第36回午後:第89問

ギラン・バレー症候群で誤っているのはどれか。  

1: 脱髄性の末梢神経障害

2: 感冒様の前駆症状

3: 深部腱反射の消失

4: 髄液中の細胞数増加

5: 四肢遠位部の筋力低下

第45回午前:第91問

右延髄外側の脳梗塞で認められるのはどれか。  

1: 右顔面の温痛覚障害

2: 右顔面神経麻痺

3: 右上斜筋麻痺

4: 右片麻痺

5: 左小脳性運動失調

第35回午前:第48問

脳卒中に合併した肩手症候群で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.腫脹、疼痛の時期と萎縮性変化の時期とがある。イ.原因は自律神経機能異常と考えられる。ウ.ROM訓練は中止する。エ.男性の右片麻痺患者に多い。オ.脳卒中発症10週以後に発症する。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ