第49回午後第21問の類似問題

第42回午前:第57問

関節リウマチの手指で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: スワンネック変形ではPIP関節が過屈曲する。

2: 母指のボタンホール変形ではZ変形をきたす。

3: ムチランス型ではオペラグラス変形がみられる。

4: 尺側偏位は中節骨より遠位部でみられる。

5: 手指の脱臼はMP関節に最も頻繁にみられる。

第53回午後:第51問

股関節で正しいのはどれか。  

1: 顆状関節である。

2: 大腿骨頸部は関節包外にある。

3: 寛骨臼は前外側を向いている。

4: 寛骨臼は腸骨のみで構成される。

5: 腸骨大腿靭帯が関節包後面から補強している。

  • 答え:3
  • 解説:股関節は、寛骨臼と大腿骨頭との間に形成される臼状関節であり、寛骨臼は前外側を向いている。股関節の関節包は強靭で、大腿骨頸部は関節包内にある。寛骨臼は腸骨、坐骨、恥骨の3つの骨で構成される。
  • 股関節は顆状関節ではなく、寛骨臼と大腿骨頭との間に形成される臼状関節である。顆状関節は環椎後頭関節、顎関節、距骨下関節などがある。
  • 大腿骨頸部は関節包外にあるというのは誤りで、股関節の関節包は強靭で、大腿骨頸部は関節包内にある。
  • 寛骨臼は前外側を向いているので、この選択肢は正しいです。
  • 寛骨臼は腸骨のみで構成されるというのは誤りで、寛骨臼は腸骨、坐骨、恥骨の3つの骨で構成される。
  • 腸骨大腿靭帯が関節包後面から補強しているというのは誤りで、腸骨大腿靭帯は関節包外靱帯の一つで、関節包前面と上面から補強している。
  • 科目:解剖学(筋・骨格・神経系)
  • 重要度:プレミアム特典
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第36回午前:第93問

ダニエルスらの徒手筋力テストにおいて段階1(Trace)の筋と触診位置との組合せで正しいのはどれか。  

1: 腸腰筋-上前腸骨棘直下

2: 前鋸筋-鎖骨外側

3: 棘下筋-肩甲骨内側縁

4: 肩甲下筋-腋窩中心

5: ヒラメ筋-腓腹部近位

第48回午前:第23問

脳血管障害後の片麻痺患者にBrunnstrom法ステージテストを行った。肩関節の屈曲は肘伸展位で150°可能、外転は90°可能であるが肘関節が30°屈曲していた。また円柱形のペグを把持するよう指示すると、対向つまみはできなかったが横つまみは可能であった。Brunnstrom法ステージの組合せで正しいのはどれか。  

1: 上肢Ⅲ − 手指Ⅳ

2: 上肢Ⅳ − 手指Ⅲ

3: 上肢Ⅳ − 手指Ⅳ

4: 上肢Ⅴ − 手指Ⅳ

5: 上肢Ⅴ − 手指Ⅴ

第42回午前:第61問

脊髄損傷の機能残存レベルと生じやすい拘縮との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 第4頸髄節-肩甲骨下制

2: 第5頸髄節-肩関節内転

3: 第6頸髄節-肘関節屈曲

4: 第6頸髄節-手関節背屈

5: 第7頸髄節-手指MP関節屈曲

第34回午前:第58問

高齢者の大腿骨頸部外側骨折に対する観血的整復固定術後の理学療法で適切でないのはどれか。2つ選べ。 ア.股関節内転内旋は禁じる。イ.肥満傾向の患者では歩行浴が有効である。ウ.治癒遷延例は免荷装具の適応になる。エ.患肢の短縮に補高靴を用いる。オ.両松葉杖で患肢完全免荷歩行を指導する。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第56回午後:第31問

熱傷部位と背臥位時の肢位の組合せで正しいのはどれか。  

1: 前頸部 ── 頸部屈曲

2: 腋窩部 ── 肩外転90°

3: 会陰部 ── 両股関節外旋

4: 膝窩部 ── 膝90°屈曲

5: 足背部 ── 底屈位

  • 答え:2
  • 解説:熱傷の治療肢位は機能的肢位とは別であり、熱傷部位では皮膚組織が破壊されると伸縮性が損なわれ、瘢痕拘縮が生じやすい。そのため、可動域は皮膚線維を伸張した肢位(伸展位)とする。
  • 前頸部の場合、頸部を背臥位時に屈曲位を保つと伸展拘縮を生じるため、頸部は伸展位を保つべきであり、選択肢1は正しくない。
  • 腋窩部の場合、肩外転90°で腋窩皮膚を伸張するのが正しい治療肢位であるため、選択肢2が正しい。
  • 会陰部の場合、両股関節は外転位とし、皮膚に緊張を与えるべきであるが、選択肢3は外旋となっており、正しくない。
  • 膝窩部の場合、膝関節は伸展位に保つべきであり、選択肢4の膝90°屈曲は正しくない。
  • 足背部の場合、背屈して足関節の底屈拘縮を防ぐべきであり、選択肢5の底屈位は正しくない。
  • 科目:その他の身体障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第56回午後:第58問

動脈と脈拍の触知部位との組合せで正しいのはどれか。  

1: 総頸動脈 ── 胸鎖乳突筋の前縁

2: 上腕動脈 ── 上腕二頭筋腱の外側縁

3: 橈骨動脈 ── 前腕掌側面の内側近位部

4: 大腿動脈 ── 鼠径部の腸腰筋の外側

5: 足背動脈 ── 外果の後方

  • 答え:1
  • 解説:動脈と脈拍の触知部位は、体表から触診ができる動脈の部位である。正しい組み合わせは総頸動脈と胸鎖乳突筋の前縁である。
  • 総頸動脈の触知部位は胸鎖乳突筋の前縁であり、正しい組み合わせです。
  • 上腕動脈の触知部位は上腕遠位部の上腕二頭筋腱の内側であり、選択肢2の上腕二頭筋腱の外側縁とは異なります。
  • 橈骨動脈の触知部位は前腕掌側面の外側遠位部であり、選択肢3の前腕掌側面の内側近位部とは異なります。
  • 大腿動脈の触知部位は鼠径部の腸腰筋の内側であり、選択肢4の鼠径部の腸腰筋の外側とは異なります。
  • 足背動脈の触知部位は足背の長母指伸筋腱と長指伸筋腱の間であり、選択肢5の外果の後方とは異なります。
  • 科目:解剖学(その他)
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第47回午前:第51問

3軸性の関節はどれか。2つ選べ。  

1: 股関節

2: 距腿関節

3: 胸鎖関節

4: 上橈尺関節

5: 指節間関節

第41回午前:第42問

ダニエルスらの徒手筋力テストにおける代償動作とそれを起こす筋との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 肩関節屈曲 - 上腕二頭筋

2: 肘関節屈曲 - 方形回内筋

3: 前腕回内 - 橈側手根屈筋

4: 股関節屈曲 - 縫工筋

5: 膝関節屈曲 - 腓腹筋

第49回午前:第72問

筋と股関節の運動の組合せで正しいのはどれか。  

1: 縫工筋 ― 外旋

2: 小殿筋 ― 内転

3: 梨状筋 ― 内旋

4: 大殿筋 ― 屈曲

5: 大腿方形筋 ― 屈曲

第47回午後:第34問

短期間の固定後に生じた肘伸展制限に対する関節可動域運動で適切でないのはどれか。  

1: 上腕二頭筋の収縮を利用する。

2: 上腕三頭筋の収縮を利用する。

3: 前処置として温熱を加える。

4: 手関節の可動域運動を行う。

5: 短時間に強い伸張を加える。

第42回午後:第42問

肘関節屈曲に作用するのはどれか。2つ選べ。  

1: 烏口腕筋

2: 腕橈骨筋

3: 尺側手根屈筋

4: 深指屈筋

5: 方形回内筋

第44回午前:第72問

痙直型両麻痺児の歩行の特徴で正しいのはどれか。  

1: 体幹の動揺は少ない。

2: 肩関節は内転位になりやすい。

3: 肘関節は伸展位になりやすい。

4: 股関節は内転位になりやすい。

5: 膝関節は伸展位になりやすい。

第34回午後:第42問

手の機能肢位で誤っているのはどれか。  

1: 手関節は軽度尺屈している。

2: 手関節は中等度背屈している。

3: 母指は掌側内転している。

4: 示指は軽度屈曲している。

5: 手の横アーチは保たれている。

第45回午前:第74問

歩行中の矢状面上の関節運動を図に示す。この関節はどれか。 

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1: 肩関節

2: 肘関節

3: 股関節

4: 膝関節

5: 足関節

第39回午後:第38問

肩の運動の組合せで正しいのはどれか。  

1: 棘下筋-内転

2: 烏口腕筋-内旋

3: 広背筋-外旋

4: 大円筋-外転

5: 棘上筋-外転

第38回午前:第43問

ダニエルスらの徒手筋力テストにおいて段階1(Trace)の筋と触診部位との組合せで正しいのはどれか。  

1: 大腰筋-縫工筋の外側

2: 中殿筋-大転子の下方

3: 大腿二頭筋-膝関節後面の内側

4: 前脛骨筋-足関節前面の外側

5: 後脛骨筋-内果と舟状骨の間

第49回午前:第38問

関節運動時に関節包内で生じる副運動はどれか。2つ選べ。  

1: 滑り

2: 外転

3: 軸回旋

4: らせん運動

5: 振り子運動

第49回午後:第2問

Danielsらの徒手筋力テストで、体幹屈曲の段階2以下では判定のために3段階の操作が示されている。検査肢位を図に示す。段階2が確定するのはどれか。2つ選べ。 

49_1_2

1: 図1で頭を持ち上げるように教示したとき、頭は持ち上がったが肩甲骨が床から離れなかった。

2: 図1で頭を持ち上げるように教示したとき、頭を持ち上げることができなかった。

3: 図2で体幹前屈を教示したとき、胸郭に凹みが生じた。

4: 図2で体幹前屈を教示したとき、胸郭は凹まなかったが腹直筋の収縮を触知できた。

5: 図2で咳をするように教示し、咳はできなかったが腹直筋の収縮を触知できた。