第49回午前第43問の類似問題

第45回午後:第39問

虚血性心疾患における運動負荷試験の中止基準はどれか。  

1: 顔面紅潮

2: 収縮期血圧低下

3: I度房室ブロック

4: 心電図ST部1 mm低下

5: 発作性上室性不整脈の散発

第55回午後:第41問

筋力増強運動について正しいのはどれか。  

1: 等尺性筋力増強運動では1回あたり20~30秒間以上の収縮が必要である。

2: 筋力を維持するためには最大筋力の70~80%以上の抵抗が必要である。

3: 目的としていない筋に代償運動が起こる方がよい。

4: 等速性筋力増強運動では重錘ベルトを使用する。

5: 等尺性筋収縮では血圧上昇に留意する。

第54回午後:第38問

虚血性心疾患に対する運動療法の効果について適切なのはどれか。  

1: 再入院頻度の低下

2: 収縮期血圧の上昇

3: 血小板凝集能の増加

4: 交感神経の緊張亢進

5: HDLコレステロールの低下

第52回午後:第43問

心不全のない急性心筋梗塞患者の退院後運動指導として適切なのはどれか。  

1: 1日10分程度のジョギング

2: 等尺性収縮による筋力増強

3: 心拍数を増加させない運動

4: Borg指数16レベルの運動

5: 週3日以上の有酸素運動

第37回午前:第42問

運動療法で誤っているのはどれか。  

1: 等尺性運動は血圧の上昇が少ないのが特徴である。

2: 等張性運動は心肺機能の維持改善に適する。

3: 等運動性運動は可動域全域にわたる負荷が可能である。

4: 漸増抵抗運動は10 RM(repetition maximum)を測定後開始する。

5: 低負荷で高頻度の運動は筋持久力向上に適する。

第47回午後:第27問

40歳の男性。運動療法を実施していたところ、心拍数が120/分となった。安静時心拍数が60/分であった場合のKarvonenの方法による運動強度(%)はどれか。ただし、最大心拍数は220-年齢とする。  

1: 20

2: 30

3: 40

4: 50

5: 60

第48回午前:第12問

60歳の男性。合併症のない急性心筋梗塞。厚生省「循環器疾患のリハビリテーションに関する研究」班(平成8年度)に基づいた心筋梗塞の急性期リハビリテーションプログラムが終了し、退院時指導を行っている。安静時心拍数が70/分であった場合のKarvonenの方法による運動時の目標心拍数はどれか。ただし、予測最大心拍数は220-年齢とし、係数は0.5とする。  

1: 100

2: 105

3: 110

4: 115

5: 120

第46回午後:第39問

急性心筋梗塞のためのリハビリテーションプログラムにおいて、厚生省「循環器疾患のリハビリテーションに関する研究」班(平成8年度)に基づいた進行基準の項目でないのはどれか。  

1: 心拍数

2: 自覚症状

3: 収縮期血圧

4: 心電図ST変化

5: 経皮的動脈血酸素飽和度

第36回午前:第51問

慢性閉塞性肺疾患の作業療法で適切でないのはどれか。  

1: ろうそく吹きで呼気筋の筋力強化を行う。

2: 安静時の脈拍が100/分以上では作業を中止する。

3: 全身の筋緊張の緩和を図る。

4: ヤスリがけで作業耐久性を高める。

5: 作業中も腹式呼吸を維持させる。

第52回午前:第64問

健常者の安静時呼吸について正しいのはどれか。  

1: 呼吸数は25 /分程度である。

2: 呼気時の気道内圧は陽圧である。

3: 呼気時の胸腔内圧は陽圧である。

4: 呼気時に外肋間筋の収縮がみられる。

5: 呼気時に胸鎖乳突筋の収縮がみられる。

第50回午後:第34問

合併症のない急性心筋梗塞の患者において、厚生省「循環器疾患のリハビリテーションに関する研究班(平成8年度)」のリハビリテーションプログラムに基づき、次のステージへの進行が可能であるのはどれか。  

1: 動悸の出現

2: 心室細動の出現

3: 0.5 mVのST低下

4: 運動時心拍数150/分

5: 運動時収縮期血圧の10 mmHg上昇

第55回午前:第25問

健常成人の血圧に関して正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 背臥位では立位に比べて脈圧が小さい。

2: 足関節上腕血圧比の基準値は1.5~2.0である。

3: 上腕部では足部と比べて収縮期血圧が低くなる。

4: 座位での測定はマンシェットを心臓の高さに合わせる。

5: Korotkoff音が聞こえなくなった時点での圧を収縮期血圧とする。

第36回午前:第4問

65歳の女性。脳出血発症後5週の左片麻痺。高血圧で降圧薬を服用中。訓練前の血圧は158/92 mmHg(安静座位)であったが、平行棒内歩行訓練直後の血圧は200/128 mmHg(座位)であった。めまいなどの自覚症状は訴えなかった。アンダーソン改訂基準に基づいた理学療法士の対応として適切なのはどれか。  

1: その日の訓練を中止し主治医に連絡する。

2: 血圧をモニターしながら訓練を続ける。

3: 訓練を一時中止し様子をみる。

4: 歩行を中止し座位での訓練内容に変更する。

5: 歩行を中止し臥位での訓練内容に変更する。

第40回午前:第49問

誤っているのはどれか。  

1: 高血圧は160/100 mmHg以上を指す。

2: 平均血圧は拡張期血圧と脈圧/3の和である。

3: 食後の血圧は通常より低めである。

4: 診察時の血圧は家庭での血圧より高めである。

5: 覚醒中の血圧は睡眠中の血圧より高めである。

第36回午後:第48問

運動トレーニング効果で正しいのはどれか。  

1: インスリン感受性の低下

2: 血中カテコラミン値の増加

3: 拡張期血圧の上昇

4: 1回換気量の低下

5: 1回心拍出量の増加

第46回午前:第10問

62歳の女性。脳梗塞発症後3日目。早期の離床とADL獲得を目標に作業療法が開始された。初回の訪室時、目を閉じていたが呼びかけると開眼した。発語は聞き取れるが内容に一貫性がみられない。運動の指示に応じた動きは見られず、四肢は屈曲する傾向がある。バイタルサインは、体温37.1℃、脈拍は98/分、不整脈は認めず、血圧140/98 mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)は98%であった。問いかけへの返答があいまいで自覚症状を十分に聴取できなかったため、主治医に確認した上で、リハビリテーションの中止基準(日本リハビリテーション医学会による)を遵守することを前提に離床させることとなった。作業療法開始後、中止する必要があるのはどれか。2つ選べ。  

1: 脈拍が140/分を超えたとき

2: 不整脈が出現したとき

3: 拡張期血圧が110 mmHgとなったとき

4: 収縮期血圧が170 mmHgとなったとき

5: SpO2が95%になったとき

第43回午後:第48問

運動処方で誤っているのはどれか。  

1: 等張性運動は等尺性運動よりも収縮期血圧の上昇が少ない。

2: 代謝当量(METs)は安静臥位での酸素摂取量を基準にしている。

3: Hugh-Jones分類のII度では階段を上ると息切れが起こる。

4: 最大運動負荷試験では運動終点(エンドポイント)まで負荷を加える。

5: 嫌気性代謝閾値(AT)は最大酸素摂取量の約60%である。

第39回午前:第1問

50歳の男性。身長170 cm、体重85 kg。II型糖尿病で合併症はない。医師からは運動療法を処方され、平地の20分間サイクリングをしている。心拍数は安静時74/分、運動後120/分、サイクリングのエネルギー消費量は0.1 kcal/kg/分である。正しいのはどれか。  

1: 予測最大心拍数は190/分である。

2: 運動強度は8 METsである。

3: 運動療法1回の消費カロリーは200 kcalである。

4: BMIは29.4である。

5: 標準体重は50 kgである。

第45回午後:第16問

70歳の男性。2型糖尿病。心房細動があるが、β遮断薬によって安静時の脈拍70/分前後にコントロールされている。食事療法と運動療法とを通して生活習慣の改善に取り組みはじめた。運動処方の内容で適切な組合せはどれか。2つ選べ。  

1: 種 類−ウォーキングによる有酸素運動を行う。

2: 強 度−運動時の脈拍110/分を目標とする。

3: 持続時間−l回の運動で10分を目標とする。

4: 実施時間帯−食事の1時間後を目安に開始する。

5: 頻 度−週に2回を目標とする。

第34回午前:第21問

55歳の男性。慢性腎不全。高血圧症を合併。外来にて3年間、週2回前腕シャントによる人工透析を受けていた。日常生活で強い倦怠感を覚え独歩にて来院した。基礎体力改善のための運動療法で適切でないのはどれか。  

1: 血圧はシャントのない側で測る。

2: 転倒に注意する。

3: 筋力強化は等尺性運動で行う。

4: ヘモグロビン値に注意する。

5: 運動指標として心拍数を利用する。