第48回午前第12問の類似問題

第43回午前:第32問

47歳の男性。心筋梗塞で入院中。重篤な合併症はない。退院後のホームエクササイズとして最大心拍数の70%の運動が指示されている。運動時の目標心拍数(拍/分)として適切なのはどれか。  

1: 80

2: 100

3: 120

4: 140

5: 160

第57回午後:第10問

70歳の男性。慢性心不全。NYHA分類Ⅱ度。安静時心拍数70/分、Karvonen法による運動時の1分間の目標心拍数はどれか。ただし、係数は0.5とする。  

1: 90

2: 100

3: 110

4: 120

5: 130

第47回午後:第27問

40歳の男性。運動療法を実施していたところ、心拍数が120/分となった。安静時心拍数が60/分であった場合のKarvonenの方法による運動強度(%)はどれか。ただし、最大心拍数は220-年齢とする。  

1: 20

2: 30

3: 40

4: 50

5: 60

第47回午後:第48問

厚生省「循環器疾患のリハビリテーションに関する研究」班(平成8年度)に基づいた心筋梗塞の急性期リハビリテーションプログラム進行基準で、次の段階のプログラムに進行してもよい状態はどれか。  

1: 訓練時にめまいが出現した。

2: 安静時心拍数が140/分であった。

3: ST上昇型で訓練時のSTが0.4 mV低下した。

4: 訓練時の収縮期血圧が安静時に比べて10 mmHg上昇した。

5: 訓練時の収縮期血圧が安静時に比べて20 mmHg低下した。

第50回午後:第34問

合併症のない急性心筋梗塞の患者において、厚生省「循環器疾患のリハビリテーションに関する研究班(平成8年度)」のリハビリテーションプログラムに基づき、次のステージへの進行が可能であるのはどれか。  

1: 動悸の出現

2: 心室細動の出現

3: 0.5 mVのST低下

4: 運動時心拍数150/分

5: 運動時収縮期血圧の10 mmHg上昇

第46回午後:第39問

急性心筋梗塞のためのリハビリテーションプログラムにおいて、厚生省「循環器疾患のリハビリテーションに関する研究」班(平成8年度)に基づいた進行基準の項目でないのはどれか。  

1: 心拍数

2: 自覚症状

3: 収縮期血圧

4: 心電図ST変化

5: 経皮的動脈血酸素飽和度

第37回午前:第25問

55歳の男性。急性心筋梗塞後合併症なく4週で自宅退院となった。復職までの2か月は自宅療養の予定である。自宅療養中の生活指導として適切でないのはどれか。  

1: 1日に1~2 kmの歩行

2: 休みながらの階段昇降

3: 脈拍120/分以下での自転車エルゴメーター

4: 洗車・ワックスがけ

5: ボルグ指数12以下での運動

第46回午後:第37問

Karvonen法で算出した目標心拍数はどれか。ただし、60歳、安静時心拍数70/分、係数0.5とする。  

1: 80

2: 105

3: 115

4: 145

5: 160

第46回午前:第16問

35歳の男性。急性心筋梗塞で入院中。合併症はなく、現在、室内で2分程度ゆっくり歩くことを許可されている。この時期の患者の活動で適切でないのはどれか。  

1: 入浴する。

2: 室内便器を利用する。

3: 立位で体重測定を行う。

4: ソファーで新聞を読む。

5: 近親者と短時間面会する。

第40回午前:第19問

78歳の男性。58歳時に肺気腫、60歳時に高血圧を指摘されている。70歳時に脳梗塞による左片麻痺。現在、独歩可能で降圧薬を服用し、経皮的酸素飽和度(SpO2)をモニターし、自宅で生活している。訪問リハビリテーション時の血圧は158/88 mmHg、心拍数は70/分であった。日常生活指導で適切でないのはどれか。  

1: 運動時の心拍数の上限は80/分とする。

2: 運動中にSpO2が85%に下がったら安静にする。

3: 収縮期血圧が190 mmHgを越えたら安静にする。

4: 昼食後は1時間の休憩をとる。

5: 口すぼめ呼吸を指導する。

第45回午後:第16問

70歳の男性。2型糖尿病。心房細動があるが、β遮断薬によって安静時の脈拍70/分前後にコントロールされている。食事療法と運動療法とを通して生活習慣の改善に取り組みはじめた。運動処方の内容で適切な組合せはどれか。2つ選べ。  

1: 種 類−ウォーキングによる有酸素運動を行う。

2: 強 度−運動時の脈拍110/分を目標とする。

3: 持続時間−l回の運動で10分を目標とする。

4: 実施時間帯−食事の1時間後を目安に開始する。

5: 頻 度−週に2回を目標とする。

第39回午前:第1問

50歳の男性。身長170 cm、体重85 kg。II型糖尿病で合併症はない。医師からは運動療法を処方され、平地の20分間サイクリングをしている。心拍数は安静時74/分、運動後120/分、サイクリングのエネルギー消費量は0.1 kcal/kg/分である。正しいのはどれか。  

1: 予測最大心拍数は190/分である。

2: 運動強度は8 METsである。

3: 運動療法1回の消費カロリーは200 kcalである。

4: BMIは29.4である。

5: 標準体重は50 kgである。

第41回午前:第37問

70歳の男性。身長170 cm、体重60 kg。陳旧性心筋梗塞による慢性心不全、NYHA(New York Heart Association,1964)のclass II。医師の指示によって在宅での心臓リハビリテーションを行っている。自宅での生活指導で正しいのはどれか。  

1: できるだけ水分摂取を行う。

2: 体重増加は栄養改善の良い指標である。

3: ボルグ指数で15程度の運動を勧める。

4: 安静時に息切れがある日は運動を休む。

5: 安静時間を長くしてエネルギー消費量を減らす。

第37回午前:第77問

慢性期虚血性心疾患の運動療法で誤っているのはどれか。  

1: 最大心拍数の60~70%を指標にする。

2: 1回の運動時間は30~60分とする。

3: 準備運動と整理運動を行う。

4: 週1回の指導と自主訓練とを組み合わせる。

5: 自覚的運動強度はボルグ指数16~18で行う。

第49回午前:第18問

55歳の男性。搬送された病院で急性心筋梗塞と診断された。初期治療として、左冠動脈に対して経皮的冠動脈形成術が施行された。発症後1か月の検査所見では右冠動脈に75%の狭窄が認められ、心肺運動負荷試験中に胸部不快感が認められた。心肺運動負荷試験の結果に基づいて運動処方をする際に最も参考にすべき指標はどれか。  

1: 最大換気量

2: 最大酸素摂取量

3: 血圧の変化量

4: 心拍数の変化量

5: 症状出現時の運動強度

第38回午前:第63問

心筋梗塞患者の作業療法で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.合併症のない急性心筋梗塞の入院期間は12週程度である。イ.自宅退院時の運動耐性の目安は5 METs程度である。ウ.心拍数が120拍/分以上の場合、課題強度のステップアップはできない。エ.座位時間が5分以上可能になれば、入浴が許可される。オ.リラクセーションのための喫煙は許可される。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第48回午後:第10問

65歳の男性。脳梗塞。急性心不全の合併のため発症後14日目から訓練を開始することになった。訓練開始翌日の歩行訓練中に突然胸痛を訴え、SpO2(経皮的酸素飽和度)が97%から88%まで低下した。病態で最も考えられるのはどれか。  

1: 胃痙攣

2: 肺塞栓

3: 喘息発作

4: 低血糖発作

5: 起立性低血圧

第49回午前:第6問

70歳の男性。急性心筋梗塞を発症した。心電図を示す。所見として考えられるのはどれか。2つ選べ。 

49_0_6

1: PQ延長

2: ST上昇

3: 冠性T波

4: 異常Q波

5: 心室期外収縮

第52回午後:第43問

心不全のない急性心筋梗塞患者の退院後運動指導として適切なのはどれか。  

1: 1日10分程度のジョギング

2: 等尺性収縮による筋力増強

3: 心拍数を増加させない運動

4: Borg指数16レベルの運動

5: 週3日以上の有酸素運動

第57回午後:第18問

75歳の男性。身長165 cm、体重60 kg。大動脈弁狭窄症。心房細動と一過性脳虚血発作の既往があり、経カテーテル大動脈弁留置術(TAVI)を行っている。NYHA分類ではclassⅠで、運動負荷試験で得られた嫌気性代謝閾値(AT)は17.5 mL/分/kgである。この患者への生活指導で誤っているのはどれか。  

1: 抗凝固療法の服薬を継続する。

2: 体重や血圧を日誌に付けて自己管理する。

3: 自宅での生活活動は3 METsを上限とする。

4: 下肢筋力のレジスタンストレーニングをする。

5: 心肺運動負荷試験で得られたAT強度で運動する。