局所の寒冷による生理的作用について誤っているのはどれか。
1: 反応性の血管拡張
2: 筋代謝の亢進
3: 疼痛閾値の上昇
4: 神経伝導速度の低下
5: 結合組織弾性の低下
超音波療法について正しいのはどれか。
1: 生体内では摩擦熱は発生しない。
2: 治療導子の移動速度は7〜8 cm/sがよい。
3: 周波数が高いほど深部組織が加熱される。
4: 逆圧電効果によるエネルギー変換を用いている。
5: 媒介物質(カップリング剤)は1 mm程度に塗る。
温熱療法の効果で誤っているのはどれか。
1: 血管の拡張
2: 筋緊張の低下
3: 発汗の増加
4: 脈拍数の増加
5: 分時換気量の減少
物理療法と熱伝達様式との組合せで誤っているのはどれか。
1: 極超短波─放射
2: レーザー─放射
3: パラフィン浴─伝導
4: 超音波─エネルギー変換熱
5: ホットパック─伝導
反射性交感神経性ジストロフィー患者の急性期の理学療法で適切でないのはどれか。
1: 弾性包帯による浮腫の軽減
2: 自動運動による可動域の改善
3: 温熱療法による疼痛の軽減
4: 経皮的電気刺激による鎮痛
5: 重りを用いた筋力増強
寒冷療法が痙縮を低下させる機序で正しいのはどれか。
1: 筋紡錘からの求心性放電の増大
2: γ神経線維の伝導速度の低下
3: δ神経線維の伝導速度の低下
4: 毛細血管透過性の増大
5: 筋組織の代謝の増大
物理療法と禁忌との組合せで誤っているのはどれか。
1: 超音波-人工関節
2: 超短波-阻血組織
3: TENS-心臓ペースメーカー
4: ホットパック-急性期関節外傷
5: 渦流浴-感染症
寒冷療法が痙縮を低下させる機序はどれか。
1: 筋組織の代謝の増大
2: 毛細血管透過性の増大
3: γ神経線維の伝導速度の低下
4: δ神経線維の伝導速度の低下
5: 筋紡錘からの求心性放電の増大
伸張反射について誤っているのはどれか。
1: 筋紡錘が筋の長さを検知する。
2: 痙縮では伸張反射が低下する。
3: 伸張反射は単シナプス反射である。
4: Ia群神経線維はα運動神経に結合する。
5: 錘外線維が伸ばされると錘内線維は活動を増す。
超音波療法について正しいのはどれか。
1: 周波数は深達度に影響しない。
2: 空気中の照射では皮膚と導子を約10 cm程度離す。
3: 水中の照射では温熱効果は期待できない。
4: 導子を固定して照射すると組織に過熱は生じない。
5: 成長期の子供の骨端線への照射は避ける。
超音波療法について正しいのはどれか。
1: 周波数は深達度に影響しない。
2: 成長期の小児の骨端線への照射は避ける。
3: 水中の照射では温熱効果は期待できない。
4: 機械的刺激で細胞の膜透過性が抑制される。
5: 空気中の照射では皮膚とプローブを約10 cm離す。
極超短波による物理療法で正しいのはどれか。
1: 蓄熱による熱傷の可能性がある。
2: ホットパックより深達度は浅い。
3: 悪性新生物に対する治療効果がある。
4: 金属プレート挿入部への照射は可能である。
5: 閉塞性動脈硬化症の患肢への照射は効果的である。
超音波療法について正しいのはどれか。
1: 超音波の強度は5~10 W/cm2を用いる。
2: 3 MHzは1 MHzに比べより深部まで到達する。
3: 人工関節への照射は禁忌である。
4: 褥瘡の治癒促進効果がある。
5: 治療範囲は有効照射面積の4倍とする。
物理療法と禁忌との組合せで誤っているのはどれか。
1: 低周波 - 皮膚疾患部位
2: ホットパック - 阻血組織
3: 極超短波 - 心臓ペースメーカー
4: 超音波 - 体内金属
5: 間欠牽引 - 炎症性脊椎疾患
局所寒冷療法中の生理的作用で誤っているのはどれか。
1: 消化管血流低下
2: 疼痛軽減
3: 浮腫軽減
4: 神経伝導速度低下
5: 痙縮抑制
超音波療法で誤っているのはどれか。2つ選べ。 ア.深部組織への照射は周波数3 MHzの導子を用いる。イ.凹凸部位への照射は水中法を用いる。ウ.0.5~1.0 W/cm2の強度は非温熱作用に用いる。エ.照射面積は有効治療面積(ERA)の2倍以内とする。オ.ビーム不均等率(BNR)6以上の導子は1 cm/秒で移動させる。
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
交感神経が優位に働いたときの反応で誤っているのはどれか。
1: 瞳孔の散大
2: 心拍数の増加
3: 収縮期血圧の上昇
4: 皮膚動脈の収縮
5: 排尿筋の収縮
多発性神経炎の理学療法で適切でないのはどれか。
1: 関節可動域訓練
2: EMGバイオフィードバック療法
3: 知覚再教育
4: スプリント装着
5: 超音波療法
物理療法とその適応との組合せで誤っているのはどれか。
1: 牽引-変形性頸椎症
2: 温水プール-痙性麻痺
3: 紫外線-褥 瘡
4: アイスパック-閉塞性動脈硬化症
5: 経皮的電気刺激(TENS)-腰痛症
経皮的電気刺激法(TENS)の目的で適切なのはどれか。
1: 痙縮の改善
2: 軟部組織の伸張性の増加
3: 血流の増加
4: 筋萎縮の改善
5: 疼痛の緩和