第47回午後第67問の類似問題

第56回午前:第71問

嚥下反射時に活動する筋の中で舌骨下降作用があるのはどれか。  

1: 顎舌骨筋

2: 顎二腹筋

3: 茎突舌骨筋

4: 甲状舌骨筋

5: オトガイ舌骨筋

  • 答え:4
  • 解説:嚥下反射時に活動する筋の中で舌骨下降作用があるのは甲状舌骨筋です。それぞれの筋肉は異なる作用を持っており、舌骨の位置や動きを調節する役割があります。
  • 顎舌骨筋は舌骨下降作用ではなく、嚥下や話すときに舌骨や口腔の底および舌を引き上げる作用があります。
  • 顎二腹筋は舌骨下降作用ではなく、舌骨を引き上げたり固定したりする作用があります。舌骨が固定されているときは下顎骨を引き上げる作用もあります。
  • 茎突舌骨筋は舌骨下降作用ではなく、舌骨を後上方に引く作用があります。
  • 甲状舌骨筋は舌骨下降作用があり、嚥下反射時に活動する筋の中で正しい選択肢です。
  • オトガイ舌骨筋は舌骨下降作用ではなく、舌骨を前上方に引く作用があります。
  • 科目:運動学
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第52回午後:第84問

摂食嚥下障害への対応で正しいのはどれか。  

1: 飲水にはぬるま湯を用いる。

2: 咽頭期障害では頭頸部伸展姿勢で嚥下する。

3: 口腔期障害に対しては高粘度の食物を用いる。

4: 先行期障害に対して食事のペースを指導する。

5: 鼻咽腔閉鎖不全に対してはShaker法を用いる。

第41回午前:第4問

摂食・嚥下機能にかかわる構造で誤っているのはどれか。 

41_0_4

1: 軟口蓋

2: 梨状窩

3: 舌骨

4: 喉頭蓋

5: 声門

第36回午後:第3問

正しいのはどれか。  

1: 舌筋は平滑筋である。

2: 口峡は口腔と咽頭との境である。

3: 咽頭腔は口部と喉頭部とからなる。

4: 食道は気管の前方を走行する。

5: 食道粘膜は円柱上皮である。

第49回午後:第22問

健常者の液体の嚥下で喉頭蓋が翻転を開始する時期はどれか。  

1: 先行期

2: 準備期

3: 口腔期

4: 咽頭期

5: 食道期

第53回午後:第4問

嚥下造影検査の嚥下反射終了後の静止画像を示す。咳反射はない。認める所見はどれか。 

53_1_4

1: 誤 嚥

2: 声門閉鎖

3: 頸椎前弯

4: 口腔内残留

5: 食道入口部開大

第39回午後:第16問

正しいのはどれか。  

1: 舌の背側面には舌乳頭がある。

2: 口腔両側に梨状陥凹がある。

3: 口蓋扁桃は口峡の上壁にある。

4: 口蓋前方部は軟口蓋である。

5: 咽頭は第一胸椎部で食道に移行する。

第54回午後:第57問

口腔で正しいのはどれか。  

1: 口蓋の後方を硬口蓋という。

2: 口峡は口腔と喉頭の境である。

3: 口腔粘膜は重層扁平上皮からなる。

4: 舌根に舌乳頭がある。

5: 舌背に舌小帯がある。

  • 答え:3
  • 解説:口腔に関する問題で、正しい選択肢は口腔粘膜が重層扁平上皮からなるという選択肢3です。他の選択肢は誤りで、それぞれの選択肢について説明します。
  • 選択肢1は間違いです。口蓋の前2/3が硬口蓋で、後1/3が軟口蓋です。硬口蓋は骨口蓋が支柱をなし、表面が粘膜で覆われています。
  • 選択肢2は間違いです。口峡は口腔と咽頭の境であり、口腔と喉頭の境ではありません。口峡の上部には軟口蓋の後縁から口蓋垂が垂れ下がっています。
  • 選択肢3は正しいです。口腔粘膜は重層扁平上皮からなり、口蓋の表面を覆っています。
  • 選択肢4は間違いです。舌乳頭は舌の背面と側縁にあります。舌乳頭には糸状乳頭、茸状乳頭、葉状乳頭、有郭乳頭の4種があり、糸状乳頭以外の3乳頭には味蕾が存在します。
  • 選択肢5は間違いです。舌小帯は舌下小丘の近くで舌の長軸に平行に伸びるヒダであり、舌背にはありません。舌小帯が短い場合は、滑舌が不良になることがあります。
  • 科目:解剖学(筋・骨格・神経系)
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第47回午後:第65問

頸動脈洞反射で誤っているのはどれか。  

1: 徐脈になる。

2: 血圧が低下する。

3: 化学的刺激によって生じる。

4: 求心路は舌咽神経を介する。

5: 遠心路は迷走神経を介する。

第48回午前:第65問

咳反射について正しいのはどれか。  

1: 肺胞の受容器刺激によって誘発される。

2: 吸気と呼気相の間に声門が閉鎖する。

3: カプサイシンの吸入で抑制される。

4: 反射の中枢は大脳皮質にある。

5: 流速はおよそ1リットル/秒である。

第47回午前:第22問

不随意的に行われる嚥下運動の時期はどれか。2つ選べ。  

1: 先行期

2: 準備期

3: 口腔期

4: 咽頭期

5: 食道期

第35回午後:第6問

正しいのはどれか。  

1: 口蓋の後半部を硬口蓋という。

2: 口唇、歯列および頬で囲まれた空間を口腔前庭という。

3: 舌の主体は平滑筋である。

4: 咽頭は直接気管とつながる。

5: 食道は気管分岐部の背側で広くなる。

第57回午後:第37問

嚥下反射が惹起された瞬間の食物の流れを観察できる検査法はどれか。  

1: 食物テスト

2: 嚥下造影検査

3: 嚥下内視鏡検査

4: 改訂水飲みテスト

5: 反復唾液嚥下テスト

第48回午後:第22問

摂食嚥下の評価で正しいのはどれか。  

1: フードテストは咀嚼能力を評価できる。

2: 喉頭拳上の評価では舌の可動性を評価できる。

3: 随意的な咳の強弱によって嚥下反射の速さを評価できる。

4: 改訂水飲みテスト(MWST)は咽頭期の嚥下機能を評価できる。

5: 反復唾液嚥下テスト(repetitive saliva swallowing test:RSST)は食物の残留部位を評価できる。

第53回午前:第2問

図は探索反射を検査している場面である。正しいのはどれか。 

53_0_2

1: 反応は生涯続く

2: 満腹時には出現しにくい。

3: 生後2か月ごろに出現する。

4: 刺激されると嚥下反射が起こる。

5: 刺激と反対側へ頭部が回旋する。

第55回午後:第25問

嚥下造影検査と比べて嚥下内視鏡検査が適しているのはどれか。  

1: 誤嚥の評価

2: 嚥下反射の評価

3: 食道機能の評価

4: 声帯運動の評価

5: 咀嚼機能の評価

  • 答え:4
  • 解説:嚥下造影検査と嚥下内視鏡検査は、それぞれ異なる方法で嚥下機能を評価する検査です。嚥下造影検査はエックス線透視下で行われ、嚥下内視鏡検査は鼻咽腔喉頭ファイバースコープを用いて行われます。適している評価項目が異なります。
  • 誤嚥の評価は、嚥下内視鏡検査でも行えなくはないが、嚥下造影検査のほうが評価しやすい。また、両検査を組合せて評価するとよい。
  • 嚥下反射の評価は、嚥下造影検査では可能ですが、嚥下内視鏡検査ではホワイトアウト現象のため、残留などから推察することしかできません。
  • 食道機能の評価は、嚥下造影検査では可能ですが、嚥下内視鏡検査では不可能です。
  • 声帯運動の評価は、嚥下内視鏡検査が適しています。喉頭部を上部から観察できるため、声帯を観察することができます。嚥下造影検査では、声帯自体の観察が困難です。
  • 咀嚼機能の評価は、嚥下内視鏡検査では推察しかできませんが、嚥下造影検査では口腔期の評価が可能であり、検査食の動態の観察によって咀嚼の状態を評価できます。
  • 科目:その他の身体障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第41回午後:第17問

胃で誤っているのはどれか。  

1: 噴門には括約筋がある。

2: 胃底は横隔膜と接する。

3: 粘膜には胃粘膜ヒダがある。

4: 大網は前腹壁のすぐ後ろにある。

5: 最内層には斜走筋がある。

第35回午前:第66問

摂食・嚥下障害患者の指導で適切でないのはどれか。  

1: 下顎を引いた姿勢を促通する。

2: 顎の水平方向の運動を促通する。

3: 口唇の閉鎖運動を促通する。

4: 口腔内の過敏性を緩和する。

5: 口呼吸を促通する。

第39回午後:第17問

誤っているのはどれか。  

1: 食道と胃の連結部を噴門という。

2: 胃底は横隔膜に接する。

3: 幽門は第1腰椎右側に位置する。

4: 腸間膜小腸の前半部を回腸という。

5: 下行結腸は腹腔の左後壁を下る。

第42回午後:第31問

誤っているのはどれか。  

1: 食物が口腔内に入ると胃液分泌が起こる。

2: 食物の視覚刺激によって胃液分泌が起こる。

3: ストレスによって胃液分泌が抑制される。

4: セクレチンはガストリン分泌を促進する。

5: 胃液分泌の過程は3相に分かれている。