第35回午前第44問の類似問題

第39回午前:第6問

70歳の女性。脳出血による右片麻痺。発症3か月経過。ブルンストローム法ステージは上肢、手指、下肢ともにIV。認知や感覚機能に障害はない。この患者の患側上肢の作業療法で適切でないのはどれか。  

1: 座位での患側を用いた机の雑巾がけ

2: 立位での患側を用いたズボンの引き上げ

3: ループ付きタオルを用いた洗体動作

4: 両手を用いたタオルたたみ

5: 銅版打ち出しで患側を用いた木槌の使用

第47回午前:第43問

頭部外傷によるびまん性軸索損傷で誤っているのはどれか。  

1: バランスの障害がみられる。

2: 四肢の外傷が理学療法の阻害因子になる。

3: 記憶障害のため復学が困難になる。

4: 認知障害の回復は良好である。

5: 行動障害が社会生活上の問題となる。

第38回午前:第46問

脳卒中患者の摂食・嚥下障害で誤っているのはどれか。  

1: 仮性球麻痺や球麻痺に伴いやすい。

2: 急性期には比較的高頻度にみられる。

3: 水やお茶は誤嚥しやすい。

4: リクライニング位は誤嚥防止に役立つ。

5: 右側の咽頭麻痺では顔を左に向けて食べさせる。

第53回午前:第6問

75歳の女性。右利き。脳梗塞を発症し救急車で搬入された。発症翌日に症状の悪化を認めた。発症3日目の頭部MRIの拡散強調像を示す。最も出現しやすい症状はどれか。 

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1: 片麻痺

2: 失語症

3: 運動失調

4: 嚥下障害

5: 視野障害

第42回午前:第58問

脳卒中片麻痺患者が反張膝を示す原因として誤っているのはどれか。  

1: 下腿三頭筋の重度痙性

2: 大腿四頭筋の重度痙性

3: 大腿四頭筋の筋力低下

4: ハムストリングスの短縮

5: 下肢の重度深部感覚障害

第49回午前:第75問

心筋梗塞の合併症として誤っているのはどれか。  

1: 心室頻拍

2: 下肢静脈瘤

3: 肩手症候群

4: 僧帽弁逆流

5: 心室中隔穿孔

第50回午前:第36問

Wallenberg症候群の嚥下障害への対応について誤っているのはどれか。  

1: 病巣側への頸部回旋での直接訓練

2: 頸部伸展位での直接訓練

3: Shaker(シャキア)法

4: Mendelsohn手技

5: バルーン拡張法

第43回午前:第50問

脳出血発症2週時点の合併症で頻度が低いのはどれか。  

1: 誤嚥性肺炎

2: けいれん

3: 肩手症候群

4: 深部静脈血栓症

5: せん妄

第54回午前:第10問

68歳の女性。発症後2か月の脳卒中右片麻痺患者。Brunnstrom法ステージは上肢Ⅳ。上肢の伸筋群に随意的な関節運動が認められるようになった。肘伸展を誘発するための作業療法で適切でないのはどれか。

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第36回午前:第64問

頭部外傷患者にみられる障害の特徴で適切でないのはどれか。  

1: 自発性低下のため指示が必要である。

2: 受傷前後のことを忘れている。

3: 簡単なテストもいらいらして中断する。

4: 復職しても仕事を続けることが困難である。

5: 動作性知能より言語性知能の低下が大きい。

第40回午前:第84問

急性心筋梗塞の負荷試験において活動のステップアップを中止する場合はどれか。  

1: 疲労感の出現

2: 上室性期外収縮:2回/分

3: 心電図:0.1 mVのST低下

4: 心拍数:30/分増加

5: 収縮期血圧:10 mmHgの上昇

第50回午前:第76問

冠血流を減少させる要因はどれか。  

1: 収縮期の血圧の低下

2: 心拍数の低下

3: 大動脈弁狭窄

4: 心房中隔欠損

5: 僧帽弁狭窄

第42回午前:第13問

65歳の男性。意識が消失し緊急入院となった。発症後2日目においても意識障害は重度である。MRI拡散強調画像(別冊No.2A、B)を別に示す。その後、意識状態が改善した。歩行が困難であるにもかかわらず、ひとりでベッドから立ち上がろうとする。この患者に認められる可能性が高い症状はどれか。 

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1: 右手は自由に動かせるが、ジャンケンのチョキが模倣できない。

2: 5つの物品の中から指示した物を選択できない。

3: 「左手足は動きますか」と聞くと「はい」と答える。

4: 指示に対して右手足をほとんど動かせない。

5: 眼鏡を見て「めがね」と呼称できない。

第52回午前:第25問

頭部単純CTで発症直後から診断できるのはどれか。  

1: 脳梗塞

2: 脳出血

3: Parkinson病

4: 多発性硬化症

5: 白質ジストロフィー

第35回午前:第5問

47歳の右利きの女性。脳出血発症後2か月経過。ブルンストローム法ステージは上肢IV、手指IV、下肢V。麻痺側の感覚障害を認めた。図に発症時の出血部位(出血部位:網かけ)を示す。脳の他の部位には萎縮や低吸収域を認めなかった。この患者の出血部位はどれか。2つ選べ。ア.脳梁イ.前障ウ.被殻エ.内包オ.視床  

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1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第55回午前:第45問

脳卒中後の左片麻痺患者に対するADL練習として正しいのはどれか。  

1: 上衣を右上肢から着衣する。

2: 浴槽に右下肢からまたいで入る。

3: 階段を上るときに左下肢を先に出す。

4: 階段を下りるときに右下肢を先に出す。

5: 車椅子からベッドに移乗するときに左半身をベッドに寄せる。

第47回午後:第44問

脊髄小脳変性症患者で、運動範囲が小さく動作が緩慢な状態に対する運動療法として適切なのはどれか。  

1: Frenkel体操

2: 重錘負荷を用いたバランス練習

3: 外的リズム刺激による歩行練習

4: 弾性緊縛帯を装着した協調運動

5: PNFを用いた同時筋収縮の促通

第36回午前:第5問

脳卒中による左片麻痺患者で、麻痺側立脚相に図のような異常歩行がみられた。理学療法で誤っているのはどれか。 

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1: 麻痺側に荷重してのブリッジ

2: 腹筋群の促通

3: 下腿三頭筋の持続的伸張

4: 背屈制限付き短下肢装具の使用

5: 足背屈筋群の機能的電気刺激

第41回午前:第53問

初発の多発性硬化症患者の作業療法で適切でないのはどれか。 ア.環境温度を25℃以下に設定する。イ.視覚障害に対して点字訓練を開始する。ウ.漸増抵抗運動での筋力増強訓練を行う。エ.痙縮筋の持続伸張を行う。オ.抑うつに対して心理的サポートを行う。  

1: ア、イ

2: ア、オ

3: イ、ウ

4: ウ、エ

5: エ、オ

第54回午前:第46問

脊髄損傷による対麻痺患者に対して立位・歩行練習を行う目的として誤っているのはどれか。  

1: 痙縮の減弱

2: 褥瘡の予防

3: 異常疼痛の抑制

4: 骨粗鬆症の予防

5: 消化管運動の促進