第45回午前第62問の類似問題

第57回午後:第62問

深部腱反射について正しいのはどれか。  

1: 感覚入力はⅢ群求心性線維を介する。

2: 運動出力はα運動神経を介する。

3: 錘外筋線維が受容器となる。

4: 反射閾値は一定である。

5: 高齢者では亢進する。

  • 答え:2
  • 解説:深部腱反射は、筋紡錘や腱器官が受容器となり、Ⅰa群求心性線維を介して感覚入力が行われ、α運動神経を介して運動出力が行われる。反射閾値は一定ではなく、環境や筋の状態によって変化する。また、高齢者では深部腱反射は減弱する。
  • 選択肢1は誤りです。感覚入力はⅠa群求心性線維を介して行われます。
  • 選択肢2は正しいです。運動出力はα運動神経を介して行われます。
  • 選択肢3は誤りです。受容器は筋紡錘と腱器官です。
  • 選択肢4は誤りです。反射閾値は一定ではなく、環境や筋の状態によって変化します。
  • 選択肢5は誤りです。高齢者では深部腱反射は減弱する。これは加齢による末梢神経の神経変性が関係しているとされています。
  • 科目:生理学(筋・感覚・神経系)
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第56回午前:第35問

頸髄損傷者の自律神経過反射への対応として正しいのはどれか。  

1: 導 尿

2: 下肢挙上

3: 腹帯装着

4: 大腿部叩打

5: 鎮痛剤内服

第40回午前:第50問

腱反射について誤っているのはどれか。  

1: 腱器官の反応を検査している。

2: リラックスさせ、検査する筋の力を抜かせる。

3: 反射が出にくい場合、被験者に歯をかみしめさせる。

4: クローヌスがあれば亢進と判定してよい。

5: 筋萎縮がある場合、収縮が確認できれば正常と判定する。

第42回午前:第44問

表在感覚の髄節レベルで正しいのはどれか。  

1: 母 指-C4

2: 小 指-C6

3: 乳頭部-T4

4: 膝蓋部-L1

5: アキレス腱部-S2

第38回午後:第9問

誤っている組合せはどれか。  

1: 正中神経-長掌筋

2: 肩甲下神経-棘下筋

3: 尺骨神経-母指内転筋

4: 橈骨神経-上腕三頭筋

5: 長胸神経-前鋸筋

第40回午後:第15問

感覚支配で正しい組合せはどれか。  

1: 母指背側-正中神経

2: 前腕尺側-筋皮神経

3: 上腕内側-橈骨神経

4: 足指背側-脛骨神経

5: 下腿内側-伏在神経

第42回午後:第2問

正しい組合せはどれか。  

1: 正中環軸関節-蝶番関節

2: 肩甲上腕関節-顆状関節

3: 橈骨手根関節-車軸関節

4: 母指手根中手関節-鞍関節

5: 椎間関節-らせん関節

第44回午後:第11問

表在感覚と脊髄分節との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 中 指 − C7

2: 乳 頭 − T2

3: 臍 − T10

4: 下腿内側 − L4

5: 肛 門 − S4、5

第54回午前:第82問

ASIAの評価法における脊髄の髄節とそのkey muscleの組合せで正しいのはどれか。  

1: C6――上腕二頭筋

2: C8――上腕三頭筋

3: T1――小指外転筋

4: L1――大腿四頭筋

5: L5――前脛骨筋

  • 答え:3
  • 解説:ASIAの評価法では、脊髄の髄節ごとにkey muscleが定められており、それぞれの髄節の機能を評価するために用いられます。この問題では、正しい髄節とkey muscleの組合せを選ぶ必要があります。
  • C6のkey muscleは長・短橈側手根伸筋であり、上腕二頭筋はC5のkey muscleです。従って、この選択肢は間違いです。
  • C8のkey muscleは中指深指屈筋であり、上腕三頭筋はC7のkey muscleです。従って、この選択肢は間違いです。
  • T1のkey muscleは小指外転筋であり、この選択肢は正しいです。
  • L1にはASIAのkey muscleは存在しません。大腿四頭筋はL3のkey muscleです。従って、この選択肢は間違いです。
  • L5のkey muscleは長母趾伸筋であり、前脛骨筋はL4のkey muscleです。従って、この選択肢は間違いです。
  • 科目:神経・筋系の障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第56回午後:第85問

中脳が中枢となるのはどれか。  

1: Moro反射

2: Galant反射

3: Landau反応

4: 陽性支持反射

5: 非対称性緊張性頸反射

  • 答え:3
  • 解説:この問題では、中脳が中枢となる反射を選択肢の中から選ぶ必要があります。選択肢には、さまざまな反射が含まれており、それぞれ異なる発達段階や神経系レベルで現れます。
  • Moro反射は、胎児期後期から5~6か月までみられる反射で、脳幹レベルでの反射です。中脳ではないため、正解ではありません。
  • Galant反射は、胎児期後期から生後2か月までみられる反射で、脊髄レベルでの反射です。中脳ではないため、正解ではありません。
  • Landau反応は、第1相で0~6週、第2相で7週~4か月、第3相で6か月から1~2歳で統合される反射で、中脳レベルでの反射です。このため、正解は選択肢3です。
  • 陽性支持反射は、胎児期後期から生後3~8か月までみられる反射で、脊髄レベルでの反射です。中脳ではないため、正解ではありません。
  • 非対称性緊張性頸反射は、生後から生後4~6か月までみられる反射で、脳幹レベルでの反射です。中脳ではないため、正解ではありません。
  • 科目:人間発達学
  • 重要度:プレミアム特典
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第51回午前:第5問

反射検査の刺激部位で正しいのはどれか。 

51_0_5

1: 掌オトガイ反射

2: 把握反射

3: Babinski反射

4: Chaddock反射

5: Oppenheim反射

第46回午後:第54問

下肢の筋と支配神経との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 中殿筋 — 下殿神経

2: 縫工筋 — 閉鎖神経

3: 膝窩筋 — 脛骨神経

4: 後脛骨筋 — 総腓骨神経

5: 短指屈筋 — 内側足底神経

第41回午後:第6問

下肢の筋と支配神経との組合せで正しいのはどれか。  

1: 半腱様筋-総腓骨神経

2: 薄筋-大腿神経

3: 縫工筋-閉鎖神経

4: 足底筋-脛骨神経

5: 母指外転筋-外側足底神経

第37回午後:第39問

筋の反作用(リバースアクション)で誤っているのはどれか。  

1: 上腕二頭筋による鉄棒の懸垂

2: 腸腰筋による骨盤の前傾

3: 中殿筋による遊脚側下肢の外転

4: 大腿四頭筋による椅子からの立ち上がり

5: 下腿三頭筋によるつま先立ち

第36回午後:第15問

筋と支配神経との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 三角筋-腋窩神経

2: 棘上筋-肩甲上神経

3: 棘下筋-肩甲上神経

4: 小円筋-肩甲下神経

5: 大円筋-肩甲下神経

第41回午前:第68問

正常動作とその獲得に必要な反射の出現・消失との組合せで正しいのはどれか。  

1: 寝返り - 非対称性緊張性頸反射の消失

2: 定 頸 - ランドウ反射の消失

3: 座位保持 - 後方へのパラシュート反応の出現

4: つかまり立ち - 立位での傾斜反応の出現

5: つたい歩き - 陽性支持反応の出現

第54回午後:第55問

筋と支配神経との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 下双子筋――閉鎖神経

2: 短内転筋――坐骨神経

3: 縫工筋―――大腿神経

4: 前脛骨筋――深腓骨神経

5: 後脛骨筋――総腓骨神経

第47回午前:第53問

筋と支配神経の組合せで誤っているのはどれか。  

1: 長掌筋 ― 正中神経

2: 円回内筋 ― 正中神経

3: 腕橈骨筋 ― 橈骨神経

4: 方形回内筋 ― 尺骨神経

5: 尺側手根伸筋 ― 橈骨神経

第57回午後:第22問

図に示す神経支配領域と末梢神経の組合せで正しいのはどれか。 

57_1_22

1: ①―――腋窩神経

2: ②―――肋間上腕皮神経

3: ③―――尺骨神経

4: ④―――橈骨神経

5: ⑤―――正中神経

第53回午前:第56問

筋と支配神経の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 円回内筋 ―――― 尺骨神経

2: 深指屈筋 ―――― 橈骨神経

3: 長掌筋 ――――― 正中神経

4: 長母指伸筋 ――― 後骨間神経

5: 腕橈骨筋 ―――― 前骨間神経

  • 答え:3 ・4
  • 解説:筋と支配神経の組み合わせに関する問題です。正しい組み合わせを選ぶためには、各筋とそれに対応する支配神経の知識が必要です。
  • 円回内筋は正中神経(ときに筋皮神経)によって支配されています。尺骨神経は円回内筋を支配していません。
  • 深指屈筋は第2指が前骨間神経、第3指が正中神経、第4・5指が尺骨神経によって支配されています。橈骨神経は深指屈筋を支配していません。
  • 長掌筋は正中神経によって支配されており、正しい組み合わせです。
  • 長母指伸筋は後骨間神経によって支配されており、正しい組み合わせです。
  • 腕橈骨筋は橈骨神経によって支配されています。前骨間神経は腕橈骨筋を支配していません。
  • 科目:解剖学(筋・骨格・神経系)
  • 重要度:プレミアム特典
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