第44回午後第33問の類似問題

第48回午後:第67問

内分泌物質の作用で正しいのはどれか。  

1: バソプレシンは尿量増加に働く。

2: 上皮小体ホルモンは血中Caを増加させる。

3: 甲状腺ホルモンは基礎代謝率を低下させる。

4: インスリンはグルコースの細胞内取り込みを阻害する。

5: 副腎皮質ホルモンは糖新生(グルコース産生)を阻害する。

第38回午後:第32問

正しいのはどれか。  

1: 交感神経興奮はエピネフリン分泌を促進する。

2: 副交感神経興奮はインスリン分泌を抑制する。

3: 血糖値上昇はグルカゴン分泌を促進する。

4: 血漿浸透圧の低下はバゾプレッシン分泌を促進する。

5: 血中Ca濃度の低下はカルシトニン分泌を促進する。

第39回午後:第26問

正しいのはどれか。  

1: プチアリンは蛋白質を分解する。

2: アドレナリンは胃腸運動を促進する。

3: 胆汁にはリパーゼが含まれる。

4: 迷走神経刺激は膵液分泌を抑制する。

5: 膵アミラーゼはデンプンを分解する。

第53回午前:第67問

副甲状腺ホルモンで正しいのはどれか。  

1: 骨吸収を促進する。

2: 好酸性細胞で分泌される。

3: リンの再吸収を促進する。

4: 重炭酸イオンの再吸収を促進する。

5: 遠位尿細管でのカルシウム再吸収を抑制する。

  • 答え:1
  • 解説:副甲状腺ホルモンは、血中カルシウム濃度を調節するために働くホルモンで、骨吸収を促進して血漿カルシウム濃度を高める作用があります。
  • 選択肢1は正しいです。副甲状腺ホルモンは骨吸収を促進し、血漿カルシウム濃度を高めることでカルシウムの恒常性を維持します。
  • 選択肢2は間違いです。副甲状腺ホルモンは副甲状腺主細胞から分泌される。好酸性細胞は副甲状腺ホルモンを分泌しなくなった老化した主細胞とされています。
  • 選択肢3は間違いです。副甲状腺ホルモンはリンの再吸収を抑制し、リン濃度を低下させる作用があります。
  • 選択肢4は間違いです。副甲状腺ホルモンは重炭酸イオンの再吸収を抑制し、アシドーシスを引き起こすことがあります。
  • 選択肢5は間違いです。副甲状腺ホルモンは遠位尿細管とHenle係蹄上行脚でカルシウム再吸収を促進する作用があります。
  • 科目:生理学(その他)
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第54回午後:第67問

血糖を上昇させる作用のあるホルモンはどれか。  

1: アドレナリン

2: アルドステロン

3: カルシトニン

4: パラトルモン

5: プロラクチン

  • 答え:1
  • 解説:血糖を上昇させる作用のあるホルモンはアドレナリンである。アドレナリンは副腎髄質から分泌され、心機能亢進や血糖上昇作用を持つ。
  • アドレナリンは正解であり、副腎髄質から分泌される。ストレスや運動などの状況で分泌が増加し、心機能亢進や血糖上昇作用を持つ。
  • アルドステロンは間違いである。アルドステロンは副腎皮質から分泌され、ナトリウムの保持やカリウムの排出促進、細胞外溶液の増加、血圧上昇作用を持つが、血糖上昇作用はない。
  • カルシトニンは間違いである。カルシトニンは甲状腺傍ろ胞細胞から分泌され、骨の再吸収抑制や血中カルシウム濃度の低下作用を持つが、血糖上昇作用はない。
  • パラトルモンは間違いである。パラトルモンは上皮小体(副甲状腺)から分泌され、骨の再吸収促進や血中カルシウム濃度の増加、リン濃度の低下作用を持つが、血糖上昇作用はない。
  • プロラクチンは間違いである。プロラクチンは下垂体前葉から分泌され、乳汁分泌や母性行動の刺激作用を持つが、血糖上昇作用はない。
  • 科目:生理学(その他)
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第56回午前:第68問

副腎皮質ホルモンについて正しいのはどれか。  

1: 血糖値に影響しない。

2: ストレス時に変動しない。

3: 早朝に分泌が最大となる。

4: ペプチドホルモンである。

5: アドレナリンから生合成される。

  • 答え:3
  • 解説:副腎皮質ホルモンは、ストレス反応や血糖値の調整などに関与するステロイドホルモンで、早朝に分泌が最大となります。コレステロールから生合成され、ペプチドホルモンではありません。
  • 選択肢1は間違いです。副腎皮質ホルモンは、血糖値を上昇させる作用があります。
  • 選択肢2は間違いです。ストレス時に副腎皮質ホルモンの分泌が増加し、ストレスに対処するための身体反応を引き起こします。
  • 選択肢3は正しいです。副腎皮質ホルモンは、早朝に分泌が最大となり、夕方から夜にかけて早朝の分泌の半分以下に減少します。
  • 選択肢4は間違いです。副腎皮質ホルモンはステロイドホルモンであり、ペプチドホルモンではありません。ペプチドホルモンの例としては、成長ホルモンやインスリンが挙げられます。
  • 選択肢5は間違いです。副腎皮質ホルモンはコレステロールから生合成されます。アドレナリンは別の副腎髄質ホルモンであり、副腎皮質ホルモンとは異なります。
  • 科目:生理学(その他)
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第42回午後:第19問

骨成長を促進するのはどれか。2つ選べ。  

1: 抗利尿ホルモン

2: 甲状腺ホルモン

3: 副腎髄質ホルモン

4: 副甲状腺ホルモン

5: 成長ホルモン

第40回午後:第29問

血糖値を上昇させるのはどれか。  

1: メラトニン

2: カルシトニン

3: インスリン

4: オキシトシン

5: ノルアドレナリン

第44回午後:第32問

正しいのはどれか。  

1: プロラクチンは乳腺から分泌される。

2: 卵胞刺激ホルモンは視床下部から分泌される。

3: エストロゲンは下垂体ホルモン分泌を促進する。

4: 黄体化ホルモンはプロゲステロンの分泌を促進する。

5: 性腺刺激ホルモン放出ホルモンは下垂体から分泌される。

第37回午後:第32問

正しいのはどれか。  

1: 迷走神経刺激は胃の運動を促進する。

2: ガストリンは胃の運動を抑制する。

3: 胆嚢は胆汁を分泌する。

4: 胆汁酸の大部分は体外に排泄される。

5: トリプシンは脂肪を分解する。

第35回午後:第81問

副甲状腺ホルモンで誤っているのはどれか。  

1: 骨の再吸収を促進する。

2: 腸管でのカルシウムの吸収を促進する。

3: 腎臓でのカルシウム再吸収を促進する。

4: 腎臓でのリンの排泄を抑制する。

5: 分泌は血清カルシウム濃度の低下によって増加する。

第41回午後:第36問

各組織とインスリンの作用との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 筋肉-膜電位の上昇

2: 筋肉-蛋白合成の促進

3: 脂肪組織-糖の取り込み抑制

4: 肝臓-グリコーゲン分解の抑制

5: 皮膚-傷の治癒促進

第46回午前:第67問

内分泌器官とホルモンとの組合せで正しいのはどれか。  

1: 膵臓 — プロラクチン

2: 甲状腺 — 糖質コルチコイド

3: 副腎皮質 — ノルアドレナリン

4: 副甲状腺 — サイロキシン

5: 下垂体後葉 — 抗利尿ホルモン

第53回午後:第66問

エリスロポエチンの産生を促進するのはどれか。  

1: 血圧の低下

2: 血糖値の低下

3: 腎機能の低下

4: 動脈血酸素分圧の低下

5: 血中カルシウム濃度の低下

  • 答え:4
  • 解説:エリスロポエチンは赤血球の産生を促進するホルモンで、主に腎臓で産生される。動脈血酸素分圧の低下がエリスロポエチンの産生を促進する。
  • 血圧の低下はエリスロポエチンの産生を促進しない。血圧の低下は、レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系を活性化し、血圧を上昇させる。
  • 血糖値の低下はエリスロポエチンの産生を促進しない。血糖値の低下は、インスリン分泌の抑制とグルカゴン分泌の促進により、血糖値を上昇させる。
  • 腎機能の低下はエリスロポエチンの産生を減少させる。腎臓はエリスロポエチンの主な産生臓器であるため、腎機能が低下するとエリスロポエチンの産生が減少し、貧血が生じることがある。
  • 動脈血酸素分圧の低下はエリスロポエチンの産生を促進する。貧血や呼吸障害、血流障害などで動脈血酸素分圧が低下すると、赤血球生育促進因子であるエリスロポエチンの生産が促進される。
  • 血中カルシウム濃度の低下はエリスロポエチンの産生を促進しない。血中カルシウム濃度が低下すると、上皮小体からパラソルモンが分泌され、骨からカルシウムが溶出し血中カルシウム濃度を上昇させる。
  • 科目:生理学(呼吸・循環系)
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第51回午前:第67問

体温について正しいのはどれか。  

1: 甲状腺ホルモンは熱産生を減少させる。

2: 末梢血管収縮で熱放散が低下する。

3: 体温調整中枢は小脳にある。

4: 食物摂取により低下する。

5: 夜間睡眠時に上昇する。

第53回午後:第64問

胃での栄養素の消化・吸収で正しいのはどれか。  

1: ペプシンは脂質を分解する。

2: セクレチンは胃液分泌を促進する。

3: 内因子はビタミンB6の吸収に関与する。

4: 胃内の停滞時間は糖類より脂肪の方が長い。

5: 胃液分泌の増加は食物が胃に到達してから起こる。

  • 答え:4
  • 解説:胃での栄養素の消化・吸収に関する問題です。胃では主に蛋白質の消化が行われ、脂質や糖類の消化はほとんど行われません。また、胃内の停滞時間は栄養素の種類によって異なります。
  • ペプシンは蛋白質をペプトンに分解する酵素であり、脂質の分解はリパーゼによって行われるため、この選択肢は間違いです。
  • セクレチンは十二指腸粘膜から分泌され、膵液の分泌促進と胃液の分泌抑制を行うホルモンです。胃液分泌を促進するのではなく、抑制するため、この選択肢は間違いです。
  • 内因子は胃壁細胞によって作られる糖蛋白質で、ビタミンB12の吸収に関与する。ビタミンB6ではなく、ビタミンB12の吸収に関与するため、この選択肢は間違いです。
  • 胃内の停滞時間は糖質<蛋白質<脂質の順に長くなるため、糖類よりも脂肪の方が長い。脂質は胃運動を抑制するため、停滞時間が他の栄養素と比較して長い。この選択肢は正しいです。
  • 胃液分泌の増加は、食物が口腔内に入ると反射的に起こる。食物が胃に到達してからではなく、口腔内に入るときに起こるため、この選択肢は間違いです。
  • 科目:生理学(消化・吸収・排泄系)
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する