第53回午後第64問の類似問題

第50回午前:第66問

栄養素と吸収部位の組合せで正しいのはどれか。  

1: 糖 - 空腸

2: 鉄 - 結腸

3: 脂肪 - 十二指腸

4: 蛋白質 - 胃

5: ビタミンB12 - 空腸

第57回午前:第66問

脂質の消化吸収について正しいのはどれか。  

1: 胆汁は胆嚢で生成される。

2: 胆汁酸はコレステロールから生合成される。

3: トリプシンがトリグリセリドを分解する。

4: Oddi括約筋の弛緩により胆汁が空腸へ放出される。

5: ミセル内の脂質消化物は輸送蛋白により小腸上皮細胞内へ取り込まれる。

  • 答え:2
  • 解説:脂質の消化吸収に関する正しい選択肢は、胆汁酸がコレステロールから生合成されるという選択肢2です。他の選択肢は、胆汁の生成場所や消化酵素の働き、脂質消化物の吸収方法などに関する誤った情報が含まれています。
  • 選択肢1は誤りです。胆汁は肝臓で生成され、胆嚢では胆汁の濃縮と貯蔵が行われます。胆嚢では胆汁の生成は行われていません。
  • 選択肢2は正しいです。胆汁酸は、肝臓でコレステロールから生合成されるステロイド化合物であり、脂質の消化吸収に重要な役割を果たします。
  • 選択肢3は誤りです。トリプシンはタンパク質を分解する酵素であり、トリグリセリドの分解はリパーゼが行います。
  • 選択肢4は誤りです。Oddi括約筋の弛緩により胆汁が十二指腸へ放出されます。空腸ではなく、十二指腸へ放出されることが正しい情報です。
  • 選択肢5は誤りです。ミセル内の脂質消化物は、輸送蛋白が関与せずに小腸上皮細胞内へ取り込まれます。輸送蛋白が関与するのは、グルコースが小腸に吸収されるときなどです。
  • 科目:生理学(消化・吸収・排泄系)
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第53回午前:第65問

胆汁について正しいのはどれか。  

1: 脂肪の吸収を抑制する。

2: 消化酵素が含まれる。

3: 食物の摂取によって分泌が増加する。

4: 胆汁酸塩の大部分は大腸で再吸収される。

5: 胆嚢で産生される。

  • 答え:3
  • 解説:胆汁は肝臓で生成され、胆嚢に貯められる。食物の摂取によって分泌が増加し、脂質の消化と吸収を促進する。また、体内代謝物質や外来物質の排泄にも関与する。
  • 選択肢1は間違いです。胆汁は脂肪の吸収を抑制するのではなく、脂質の消化と吸収を促進する働きがあります。
  • 選択肢2は間違いです。胆汁には消化酵素が含まれませんが、消化酵素の働きをサポートする役割があります。
  • 選択肢3は正しいです。胆汁は食物の摂取によって分泌が増加し、脂質の消化と吸収を促進する働きがあります。
  • 選択肢4は間違いです。胆汁酸塩の大部分は小腸で再吸収され、肝臓に戻されることから腸肝循環と呼ばれます。
  • 選択肢5は間違いです。胆汁は肝臓で生成され、胆嚢に貯められる。胆嚢は胆汁を貯める役割がありますが、胆汁を生成するのは肝臓です。
  • 科目:生理学(消化・吸収・排泄系)
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第42回午後:第31問

誤っているのはどれか。  

1: 食物が口腔内に入ると胃液分泌が起こる。

2: 食物の視覚刺激によって胃液分泌が起こる。

3: ストレスによって胃液分泌が抑制される。

4: セクレチンはガストリン分泌を促進する。

5: 胃液分泌の過程は3相に分かれている。

第40回午後:第27問

胆汁について正しいのはどれか。  

1: 胆嚢で産生される。

2: 食物の摂取によって分泌が増加する。

3: 消化酵素が含まれる。

4: 脂肪の吸収を抑制する。

5: 胆汁酸塩の大部分は大腸で再吸収される。

第37回午後:第32問

正しいのはどれか。  

1: 迷走神経刺激は胃の運動を促進する。

2: ガストリンは胃の運動を抑制する。

3: 胆嚢は胆汁を分泌する。

4: 胆汁酸の大部分は体外に排泄される。

5: トリプシンは脂肪を分解する。

第52回午前:第66問

胃液の分泌を促進するのはどれか。2つ選べ。  

1: 胃壁の伸展

2: 胃内pHの低下

3: 交感神経の緊張

4: ガストリンの分泌

5: 十二指腸内への酸性内容物の流入

第51回午前:第66問

胆汁について正しいのはどれか。  

1: pHは酸性である。

2: 消化酵素が含まれる。

3: 胆細管から分泌される。

4: 総胆管から小腸内に排出される。

5: 小腸内の胆汁は大半が大腸で再吸収される。

第49回午後:第66問

糖質代謝について正しいのはどれか。  

1: ビタミンCが補酵素として関与する。

2: 酸化的リン酸化によって乳酸を生じる。

3: 中枢神経は脂肪酸をエネルギー源とする。

4: グルカゴンは糖新生系の生合成を促進する。

5: 甲状腺ホルモンは糖質代謝には関係しない。

第39回午後:第26問

正しいのはどれか。  

1: プチアリンは蛋白質を分解する。

2: アドレナリンは胃腸運動を促進する。

3: 胆汁にはリパーゼが含まれる。

4: 迷走神経刺激は膵液分泌を抑制する。

5: 膵アミラーゼはデンプンを分解する。

第48回午後:第67問

内分泌物質の作用で正しいのはどれか。  

1: バソプレシンは尿量増加に働く。

2: 上皮小体ホルモンは血中Caを増加させる。

3: 甲状腺ホルモンは基礎代謝率を低下させる。

4: インスリンはグルコースの細胞内取り込みを阻害する。

5: 副腎皮質ホルモンは糖新生(グルコース産生)を阻害する。

第35回午後:第33問

消化について誤っているのはどれか。 ア.唾液の分泌は神経性に調節される。イ.膵液は胃から排出された酸性内容を中和する。ウ.小腸の分泌液はアルカリ性である。エ.腸壁から血中に吸収されるのは単糖、多糖類である。オ.一つの蛋白分子中にすべてのアミノ酸が含まれる。  

1: ア、イ

2: ア、オ

3: イ、ウ

4: ウ、エ

5: エ、オ

第56回午前:第66問

膵液について正しいのはどれか。  

1: 酸性を示す。

2: 脂肪分解酵素は含まれない。

3: 膵液の主成分はインスリンである。

4: 膵液分泌量は1日約300 mLである。

5: セクレチンは膵液の分泌を促進させる。

  • 答え:5
  • 解説:膵液はアルカリ性であり、タンパク質分解酵素、糖質分解酵素、脂肪分解酵素を含んでいる。膵液の分泌量は1日約1000 mLであり、セクレチンが膵液の分泌を促進する。
  • 選択肢1は間違いです。膵液はアルカリ性を示し、pH 7~8の範囲にあります。
  • 選択肢2は間違いです。膵液には脂肪分解酵素が含まれており、脂肪の消化を助けます。
  • 選択肢3は間違いです。膵液の主成分はタンパク質分解酵素、糖質分解酵素、脂肪分解酵素であり、インスリンは膵臓から分泌されるホルモンです。
  • 選択肢4は間違いです。膵液の分泌量は1日約1000 mLであり、300 mLではありません。
  • 選択肢5は正しいです。セクレチンは十二指腸粘膜から分泌され、膵液の分泌を促進します。
  • 科目:生理学(消化・吸収・排泄系)
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第52回午後:第66問

消化酵素について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: αアミラーゼはマルトースをブドウ糖に分解する。

2: トリプシンはトリペプチドをアミノ酸に分解する。

3: ペプシンは蛋白質をポリペプチドに分解する。

4: マルターゼはデンプンをデキストリンに分解する。

5: リパーゼは脂肪を脂肪酸とグリセリンに分解する。

第34回午後:第34問

ビタミンとその作用との組合せで正しいのはどれか。  

1: ビタミンA-糖質代謝

2: ビタミンB1-ムコ多糖類の生成代謝

3: ビタミンC-視紅(ロドプシン)代謝

4: ビタミンD-鉄代謝

5: ビタミンK-血液凝固の促進

第44回午後:第33問

正しいのはどれか。  

1: レプチンは摂食行動を促進する。

2: インスリンは血糖値を上昇させる。

3: バソプレシンは尿量を増加させる。

4: 甲状腺ホルモンは体温を上昇させる。

5: 上皮小体ホルモンは骨塩量を増加させる。