脳卒中片麻痺による痙性歩行の患肢の特徴で誤っているのはどれか。
1: 立脚期の短縮
2: 遊脚期の股関節内旋
3: 尖 足
4: 足部の内反
5: 反張膝
上腕骨顆上骨折で正しいのはどれか。
1: 老年期に多い。
2: 原則として手術を行う。
3: 外反肘を生じることが多い。
4: 前腕の循環不全を生じやすい。
5: 肘関節屈曲位での受傷が多い。
高齢者の大腿骨近位部骨折について正しいのはどれか。
1: 男性に多い。
2: 骨転位は稀である。
3: 骨頭壊死は生じない。
4: 認知症は危険因子である。
5: 発生原因は交通事故が最も多い。
転子果長の左右差の原因はどれか。
1: 側弯で骨盤が傾斜している。
2: 大転子が高位となっている。
3: 股関節に屈曲拘縮がある。
4: 膝関節に屈曲拘縮がある。
5: 足関節に尖足拘縮がある。
75歳の女性。左変形性膝関節症。翌日に左側の人工関節置換術を施行予定のため、術前の理学療法評価を実施した。術前評価を終了した際に患者は「明日の手術が心配です」と訴えた。理学療法士の対応として適切なのはどれか。
1: 「手術をやめたいということですか」
2: 「つらいのは1週間くらいなので、大丈夫ですよ」
3: 「手術を頑張れば、膝関節の伸びがよくなりますよ」
4: 「手術をすれば、今より楽に歩けるようになりますよ」
5: 「手術を明日に控えて、いろいろと心配になりますよね」
先天性股関節脱臼について誤っているのはどれか。
1: 女児に多い。
2: 股関節伸展制限が著しい。
3: 下肢の短縮がみられる。
4: 歩行開始は遅延する。
5: トレンデレンブルグ徴候がみられる。
下腿義足歩行中の踵接地後に膝屈曲動作が遅れる原因でないのはどれか。
1: 断端前面末梢部に疼痛がある。
2: ソケットが踵に対し前方にある。
3: 足部が底屈位にセットされている。
4: 大腿四頭筋の筋力が低下している。
5: ソケットの初期屈曲角が不足している
大腿義足歩行で図のような異常がみられた。考えられる原因はどれか。
1: 断端の外転可動域に制限がある。
2: 断端の外転筋力が低下している。
3: 断端の股関節屈曲拘縮がある。
4: 義足が長すぎる。
5: ソケットに対して足部が内方にある。
骨肉腫で正しいのはどれか。
1: 肺転移が多い。
2: 運動時痛は少ない。
3: 壮年期に好発する。
4: 大腿骨近位に発生が多い。
5: 血中アルカリフォスファターゼが低下する。
端座位で膝関節を完全伸展位から屈曲した際に生じるのはどれか。
1: 前十字靱帯は弛緩する。
2: 内側側副靱帯は緊張する。
3: 屈曲初期に脛骨は外旋する。
4: 内側半月板よりも外側半月板の方が大きく移動する。
5: 屈曲初期にすべり運動が生じ、続いて転がり運動が加わる。
関節リウマチの足部の変形で起こりにくいのはどれか。
1: 凹足変形
2: 扁平足
3: 踵骨の外反変形
4: 外反母指
5: 槌指変形
関節可動域測定法(日本整形外科学会・日本リハビリテーション医学会基準による)の運動方向と移動軸との組合せで誤っているのはどれか。
1: 股関節伸展-大腿骨
2: 股関節内旋-下腿中央線
3: 膝関節屈曲-腓骨
4: 足関節背屈-第5中足骨
5: 足部外がえし-第1基節骨
関節リウマチによる関節の異常で誤っているのはどれか。
1: 環軸椎亜脱臼
2: 手の尺側偏位
3: 外反膝
4: 内反足
5: 足の外反母指
変形性膝関節症で人工膝関節置換術後6週経過。膝関節屈曲拘縮と運動痛とがある。物理療法で適切でないのはどれか。
転子果長の左右差を生じるのはどれか。
1: 骨盤の傾斜
2: 大転子高位
3: 股関節の内転拘縮
4: 膝関節の屈曲拘縮
5: 足関節の尖足拘縮
慢性関節リウマチで誤っているのはどれか。
1: 半数以上の患者が高度障害となる。
2: 血沈値の亢進がみられる。
3: 慢性で進行性である。
4: 朝のこわばりがみられる。
5: 骨・関節の破壊を生じる。
先天性股関節脱臼について誤っているのはどれか。
1: 寛骨臼は浅く発育が悪い。
2: 骨端核の出現は遅延する。
3: 脱臼側の下肢短縮を認める。
4: 股関節の屈曲内転が制限される。
5: トレンデレンブルグ徴候が陽性である。
変形性膝関節症の生活指導で誤っているのはどれか。
1: 下肢伸展挙上運動
2: 足底板装着
3: 体重コントロール
4: しゃがみこみ動作
5: 膝サポーター装着
75歳の男性。変形性膝関節症で図のような手術を受けた。術後理学療法で誤っているのはどれか。2つ選べ。ア.術後1日:大腿四頭筋の等尺性収縮運動イ.術後2~3日:膝関節の他動的関節可動域訓練ウ.術後1週:平行棒内で患側1/2部分体重負荷エ.術後3週:下肢伸展挙上による筋力増強オ.術後6週:松葉杖を用いた平地歩行
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
肘関節について誤っているのはどれか。
1: 腕尺関節は屈曲・伸展運動を行う。
2: 腕橈関節はらせん関節である。
3: 橈尺関節は前腕の回内・回外運動を行う。
4: 肘角は運搬角とも呼ばれる。
5: 肘角は男性より女性で大きい。