第40回午後第91問の類似問題

第54回午後:第44問

双極性障害の躁状態の特徴で適切でないのはどれか。  

1: 自尊心の肥大

2: 注意力の増強

3: 睡眠欲求の減少

4: 快楽的活動への没頭

5: 目標志向性の活動亢進

  • 答え:2
  • 解説:双極性障害の躁状態では、自尊心の肥大、睡眠欲求の減少、快楽的活動への没頭、目標志向性の活動亢進などが特徴として挙げられます。ただし、注意力の増強は躁状態の特徴ではありません。
  • 自尊心の肥大は躁状態の特徴の一つで、自分が重要な存在であると過剰に思い込むことがあります。これにより、周囲への配慮が欠けることがあります。
  • 注意力の増強は躁状態の特徴ではありません。むしろ、躁状態では注意力が散漫になりやすく、作業にまとまりがないことが多いです。
  • 睡眠欲求の減少は躁状態の特徴であり、睡眠障害がほぼ必発します。わずかな睡眠時間でも苦にならず、早朝から活動し続ける傾向があります。
  • 快楽的活動への没頭も躁状態の特徴で、制御のきかない買い物や無謀な投資など、好ましくない結果になる可能性が高い行動に集中することがあります。
  • 目標志向性の活動亢進は躁状態の特徴で、異常に亢進した目標志向性の活動や活力が見られます。一方で、非目標志向性の活動である精神運動焦燥を生じることもあります。
  • 科目:気分障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第36回午後:第73問

精神分裂病(統合失調症)の陽性症状はどれか。  

1: 意欲減退

2: 思考制止

3: 作為体験

4: 感情鈍麻

5: 観念奔逸

第38回午後:第63問

神経疾患と振戦の組合せで正しいのはどれか。  

1: パーキンソン病-姿勢時振戦

2: ウィルソン病-安静時振戦

3: 無酸素性脳症-羽ばたき振戦

4: 脊髄小脳変性症-企図振戦

5: ハンチントン病-運動時振戦

第48回午後:第98問

統合失調症の成因に関連がないのはどれか。  

1: 遺伝素因

2: ドパミン仮説

3: アミロイド仮説

4: 神経発達障害仮説

5: 脆弱性-ストレスモデル

第35回午前:第64問

高次脳機能障害と在宅での生活指導との組合せで正しいのはどれか。  

1: 半側空間無視-車の免許証を返納させる。

2: 観念失行-病前からなじみのある方法を用いる。

3: 手指失認-料理でナイフを用いない。

4: 構成失行-場面にあった服装の指導をする。

5: 喚語障害-トーキングエイドの使用を指導する。

第50回午後:第98問

家族がすぐにでも病気になるのではないか、という心配を繰り返し訴えるのはどれか。  

1: 解離性障害

2: 強迫性障害

3: 社交(社会)不安障害

4: 全般性不安障害

5: 広場恐怖

第44回午前:第42問

小脳性失調の評価と症候との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 書 字 − 小字症

2: 構 音 − 断綴性発語

3: 指鼻試験 − 測定過小

4: 深部腱反射 − 亢 進

5: Romberg試験 − 陽 性

第34回午後:第71問

「世界が破滅する」といった世界没落体験のかたちをとって現れる精神分裂病(統合失調症)の症状はどれか。  

1: 誇大妄想

2: 滅裂思考

3: 妄想気分

4: 妄想知覚

5: 妄想着想

第54回午後:第40問

「い」で始まる単語をなるべく多く挙げてください、という課題に対して統合失調症患者が「考えられない」、「言葉が出てこない」と訴えた。この状況から考えられる患者の障害で正しいのはどれか。  

1: 運動機能障害

2: 注意機能障害

3: 言語性記憶障害

4: 言語流暢性障害

5: ワーキングメモリーの障害

  • 答え:4
  • 解説:この問題では、「い」で始まる単語をなるべく多く挙げる課題に対して統合失調症患者が「考えられない」、「言葉が出てこない」と訴えた状況を考慮し、正しい障害を選ぶ必要があります。正解は言語流暢性障害で、文字流暢性の課題に対する困難が示されています。
  • 運動機能障害は、身体的な動きや発語が不十分になる障害ですが、「言葉が出てこない」という訴えは運動機能障害だけでは説明できません。
  • 注意機能障害は、課題の途中で集中力が途切れたり、別の課題に移行してしまう障害です。この症状だけでは、「考えられない」、「言葉が出てこない」という訴えを説明できません。
  • 言語性記憶障害は、語想起が困難になる障害ですが、「考えられない」、「言葉が出てこない」という訴えは言語性記憶障害だけでは説明できません。言語性記憶障害は前向性健忘で見られやすい症状です。
  • 言語流暢性障害は、文字流暢性や意味流暢性の課題に対する困難がある障害です。この患者は、「い」で始まる単語を挙げる課題に対して困難を感じており、文字流暢性の障害があると考えられます。この選択肢が正しいです。
  • ワーキングメモリーの障害は、複雑な課題を遂行する際に物事を心的過程にとどめておく能力が低下する障害です。ワーキングメモリーが障害された場合、課題の実施中に既出の単語を再度挙げてしまうなどの症状が見られますが、「考えられない」、「言葉が出てこない」という訴えを説明するには不十分です。
  • 科目:高次脳機能障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第38回午後:第64問

脳血管障害で正しい組合せはどれか。  

1: 脳出血-夜間就眠中に発症することが多い。

2: くも膜下出血-突発的に発症する。

3: 脳血栓-数分で症候は完成する。

4: 脳塞栓-症候の完成までに1~2日を要する。

5: 一過性脳虚血発作-血圧の上昇で発症する。

第56回午前:第34問

病巣と症状の組合せで正しいのはどれか。  

1: 延髄背外側 ── 片麻痺

2: 内包前脚 ── 感覚障害

3: 前頭葉 ── 半側空間無視

4: 歯状核 ── 協調運動障害

5: 視 床 ── 嚥下障害

第49回午後:第45問

双極性障害患者の作業療法においてみられやすいのはどれか。  

1: 多幸

2: 過活動

3: せん妄

4: 両価性

5: 感情失禁

第50回午後:第97問

自我の障害はどれか。  

1: アンヘドニア

2: 観念奔逸

3: 妄想気分

4: 離人症

5: 連合弛緩

第48回午後:第23問

小脳性失調の評価と症候の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 書字 − 小字症

2: 構音 − 断綴性発語

3: 指鼻試験 − 測定異常

4: 深部腱反射 − 亢進

5: Romberg試験 − 陽性

第46回午後:第83問

視床症候群の症候として正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: めまい

2: 重度片麻痺

3: 体温の上昇

4: 激しい自発痛

5: 深部感覚障害

第55回午前:第44問

アルコール依存症に合併しやすい症状とそれに対する治療との組合せで正しいのはどれか。  

1: アルコール幻覚症――抗不安薬の投与

2: Wernicke脳症――――ビタミンDの投与

3: 再飲酒―――――――断酒会

4: 振戦せん妄―――――抗酒薬の投与

5: 人格変化――――――修正型電気けいれん療法

  • 答え:3
  • 解説:アルコール依存症に合併しやすい症状とそれに対する治療の組合せについて問う問題です。正しい組合せは再飲酒と断酒会です。
  • アルコール幻覚症はアルコール依存症に合併しやすい症状の一つですが、抗不安薬の投与ではなく、抗精神病薬の投与が適切な治療となります。
  • Wernicke脳症はアルコール依存症に合併しやすい症状ですが、ビタミンDの投与ではなく、ビタミンB1(チアミン)の投与が適切な治療となります。
  • 再飲酒はアルコール依存症に合併しやすい症状であり、断酒会はその治療として適切です。断酒会では、アルコール依存症の患者が互いに支え合いながら、アルコールを断つことができます。
  • 振戦せん妄はアルコール依存症に合併しやすい症状ですが、抗酒薬の投与ではなく、抗精神病薬や抗不安薬の投与が適切な治療となります。
  • 人格変化はアルコール依存症に合併しやすい症状の一つですが、修正型電気けいれん療法(m-ECT)はうつ病や統合失調症などの難治性の精神疾患に対して適応となる治療であり、アルコール依存症に対する直接的な治療ではありません。
  • 科目:その他の精神障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第38回午後:第71問

精神分裂病(統合失調症)で予後不良に関連する因子はどれか。  

1: 発病年齢が早い。

2: 急性に発病する。

3: 明らかな誘因がある。

4: 社交的な性格である。

5: 緊張病症状を示す。

第40回午前:第20問

神経麻痺と装具との組合せで誤っているのはどれか。  

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第39回午前:第60問

脳性麻痺で正しい組合せはどれか。  

1: 痙直型-内反尖足

2: アテトーゼ型-円背姿勢

3: 固縮型-姿勢時振戦

4: 弛緩型-後弓反張

5: 失調型-トレンデレンブルグ歩行

第48回午前:第43問

統合失調症の回復期後期に行う作業療法の目的で適切なのはどれか。  

1: 休息援助

2: 対人交流

3: 衝動発散

4: 欲求充足

5: 鎮静と賦活