第51回午後第82問の類似問題

第45回午後:第82問

国際生活機能分類(ICF)で正しいのはどれか。  

1: 対象範囲を障害者としている。

2: 参加制約という用語は使用しない。

3: 環境因子は生活機能に大きく影響する。

4: 活動とは生活へのかかわりあいを指す。

5: 病因論的な枠組みから健康状態を分類している。

第51回午前:第39問

ICFで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: すべての人に関する分類である。

2: 環境因子は障害の程度とは関係がない。

3: 生活機能の肯定的側面を表すことはできない。

4: 分類された構成要素には評価点を付与できる。

5: 個人因子は共通スケールを用いて量的に判定できる。

第54回午前:第39問

ICFで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: すべての人に関する分類である。

2: 環境因子は障害の程度とは関係がない。

3: 生活機能の肯定的側面を表すことはできない。

4: 分類された構成要素には評価点を付与できる。

5: 個人因子は共通スケールを用いて量的に判定できる。

  • 答え:1 ・4
  • 解説:ICF(国際生活機能分類)は、すべての人に関する分類であり、生活機能や障害の様々な構成要素を評価することができる。環境因子や個人因子も考慮されるが、個人因子は共通スケールで判定することは困難である。
  • 正しい。ICFはすべての人に関する分類であり、健康状態や障害の程度に関わらず、生活機能や障害の様々な構成要素を評価することができる。
  • 間違い。環境因子は、生活機能と障害の全ての構成要素に影響を及ぼす。環境因子は障害の程度と関係があり、その影響は個々の状況によって異なる。
  • 間違い。ICFでは、各構成要素は肯定的と否定的の両方の用語から表現が可能である。つまり、生活機能の肯定的側面も表すことができる。
  • 正しい。ICFでは、各構成要素はカテゴリーコードを選び、それに評価点をつけることによって記載される。これにより、生活機能や障害の様々な構成要素を評価することができる。
  • 間違い。個人因子は個人の人生や生活の特別な背景であり、健康状態や健康状況以外のその人の特徴からなるため、共通のスケールを用いて判定することは困難である。
  • 科目:基礎作業療法学・作業療法管理学
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第43回午後:第66問

国際生活機能分類(ICF)で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: ICDの後継分類として生まれた。

2: 活動とは課題や行為の個人による遂行のことである。

3: 個人因子は環境因子の一つである。

4: 活動と参加の領域は単一のリストとして示されている。

5: 能力とはある課題や行為を遂行する個人の実行状況を表す。

第56回午後:第21問

ICFで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 各構成要素は相互に関連している。

2: 障害を有した人のみが対象である。

3: ICFコアセットでは全コードを評価する。

4: ライフスタイルは環境因子の1つである。

5: 活動と参加の第一評価点は実行状況を表す。

第50回午前:第39問

国際生活機能分類(ICF)の特徴で適切でないのはどれか。  

1: 「生活機能と障害」は健康状態と背景因子との相互作用と考える。

2: 「医学モデル」と「統計モデル」の統合に基づいている。

3: 構成要素は肯定的・否定的の両方の用語で表現できる。

4: 医療福祉の専門家と障害者団体が関わって作成された。

5: すべての人が対象になる。

第42回午後:第66問

国際生活機能分類(ICF)の用語で誤っているのはどれか。  

1: 心身機能・身体構造は心身の生理的・解剖学的状態を示す。

2: 活動とは個人が行う課題または行為の遂行状況を示す。

3: 参加とは障害部位の日常生活での利用状況を示す。

4: 環境因子とは個人に影響している物理的・社会的状況をさす。

5: 個人因子とは個人的特徴で生活機能と障害に影響する因子をさす。

第52回午前:第39問

ICFの構成要素である活動と参加に関する説明で適切なのはどれか。  

1: 情動機能は、活動と参加に含まれる。

2: 実行状況と能力の2つの評価点によって評価する。

3: 活動とは生活・人生場面への関わりのことである。

4: 活動と参加は、それぞれ独立したリストとして示される。

5: 活動制限は、本人の主観的な困難を基準として評価する。

第57回午前:第21問

ICFで正しいのはどれか。  

1: ICD-10と相互補完的な関係がある。

2: 社会経済的要因による健康を範囲とする。

3: 2015年に世界保健機関で承認されている。

4: 生活機能は個人因子と環境因子が含まれる。

5: 生活機能の肯定的側面を表すことはできない。

  • 答え:1
  • 解説:ICF(国際生活機能分類)は、健康状態に関連する生活機能と障害を分類するもので、ICD-10(国際疾病分類第10版)と相互補完的な関係がある。ICFは、2001年に世界保健機関で承認され、生活機能の肯定的側面も表すことができる。
  • 選択肢1は正しいです。ICFはICD-10と相互補完的な関係があり、健康状態(病気、変調、傷害など)はICD-10によって分類され、それに関連する生活機能と障害はICFによって分類されます。
  • 選択肢2は間違いです。ICFは健康状態に関連する生活機能と障害を分類するものであり、社会経済的要因による健康とは無関係な状況については扱わない。
  • 選択肢3は間違いです。ICFは2001年5月に第54回世界保健機関(WHO)総会で採択されたものであり、2015年ではない。
  • 選択肢4は間違いです。生活機能は、個人因子と環境因子とは別に、心身機能・身体構造、活動、参加の3レベルのうち、活動に分類される。
  • 選択肢5は間違いです。ICFは生活機能の肯定的側面を表すことができる。これにより、健康状態に関連する生活機能の向上や障害の軽減を評価することが可能です。
  • 科目:基礎作業療法学・作業療法管理学
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第50回午後:第48問

国際生活機能分類(ICF)において、活動・参加の第一評価点で示されるのはどれか。  

1: 促進因子

2: 実行状況

3: 阻害因子

4: 支援なしの能力

5: 支援ありの能力

第56回午後:第29問

ICFの環境因子に含まれるのはどれか。  

1: 人生の出来事

2: 困難への対処方法

3: 社会生活への適応

4: コミュニケーションの能力

5: 障害者に対する人々の態度

  • 答え:5
  • 解説:ICFの環境因子は、個人の外部にある要素で、肯定的または否定的な影響を及ぼすものです。これには、物的環境や社会的環境、人々の態度などが含まれます。
  • 人生の出来事は、過去や現在の経験であり、個人因子に分類されます。環境因子ではありません。
  • 困難への対処方法は、個人が問題や困難に対処する方法であり、個人因子に分類されます。環境因子ではありません。
  • 社会生活への適応は、個人の人生や生活の特別な背景であり、個人因子に分類されます。環境因子ではありません。
  • コミュニケーションの能力は、個人が他者と情報をやり取りする能力であり、「活動と参加」の能力に属します。環境因子ではありません。
  • 障害者に対する人々の態度は、コミュニティーや社会における公式または非公式な社会構造、サービス、全般的なアプローチ、または制度であり、個人に影響を与える環境因子です。正しい選択肢です。
  • 科目:基礎作業療法学・作業療法管理学
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第55回午前:第22問

ICFの評価点とその内容の組合せで正しいのはどれか。  

1: 活動と参加の能力の評価点 ― 促進あるいは阻害する程度

2: 環境因子の第一評価点 ――― 個人の遂行能力

3: 身体構造の第一評価点 ――― 機能障害の程度や大きさ

4: 身体構造の第二評価点 ――― 各身体部位における変化の性質

5: 心身機能の第一評価点 ――― 構造障害の程度や大きさ

第47回午後:第21問

ICFのコード分類で、d「活動・参加」の第1評価点(小数点以下第1位の数値)が示す困難度はどれか。  

1: 能力

2: 実行状況

3: 心身機能の影響

4: 個人因子の影響

5: 環境が与える影響

第45回午前:第45問

国際生活機能分類(ICF)に基づく活動と参加の評価で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 「態度」は評価項目に含まれる。

2: 「支援と関係」は評価項目に含まれる。

3: d(domain)で始まるコードで分類される。

4: 「能力」は標準的な生活機能レベルを示す。

5: 「実行状況」は個人が現在の環境で行っている活動や参加を示す。

第44回午前:第94問

国際生活機能分類(ICF)における環境因子はどれか。  

1: 対人関係

2: 支援と関係

3: 運動・移動

4: 学習と知識の応用

5: コミュニケーション

第41回午後:第68問

国際障害分類(ICIDH)と国際生活機能分類(ICF)で誤っているのはどれか。  

1: ICIDHとICFはWHOによって発表された。

2: ICIDHの機能・形態障害にはICFの心身機能・身体構造が対応する。

3: ICIDHの能力低下にはICFの活動が対応する。

4: ICIDHの社会的不利にはICFの参加が対応する。

5: ICIDHの背景因子にはICFの環境因子が対応する。

第53回午前:第39問

ICFの構成要素である「活動と参加」の第2レベルに分類されるのはどれか。2つ選べ。  

1: 記憶機能

2: 日課の遂行

3: 社会的態度

4: 姿勢の保持

5: 活力と欲動の機能

  • 答え:2 ・4
  • 解説:ICF(国際生活機能分類)は、健康状態や障害に関連する機能、活動、参加、および環境因子を分類するための国際的なフレームワークです。この問題では、「活動と参加」の第2レベルに分類される要素を求めています。
  • 記憶機能は、「心身機能」の中の個別的精神機能に分類されるため、この選択肢は正しくありません。
  • 日課の遂行は、「活動と参加」の一般的な課題と要求に分類されるため、この選択肢は正しいです。
  • 社会的態度は、「環境因子」の態度に分類されるため、この選択肢は正しくありません。
  • 姿勢の保持は、「活動と参加」の姿勢の変換と保持に分類されるため、この選択肢は正しいです。
  • 活力と欲動の機能は、「心身機能」の全般的精神機能に分類されるため、この選択肢は正しくありません。
  • 科目:基礎作業療法学・作業療法管理学
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第50回午前:第46問

国際生活機能分類(ICF)における第1レベルまでの分類で環境因子はどれか。2つ選べ。  

1: 態度

2: 対人関係

3: 家庭生活

4: 支援と関係

5: コミュニティライフ・社会生活・市民生活

第54回午後:第21問

ICFの構成要素である「環境因子」の第2レベルに分類されるのはどれか。2つ選べ。  

1: 家族の態度

2: 住居の入手

3: 健康に注意すること

4: 交通機関や手段の利用

5: 保健サービス・制度・政策

  • 答え:1 ・5
  • 解説:ICF(国際生活機能分類)は、健康状態や障害に関連する機能、活動、参加、および環境因子を分類するための国際的なフレームワークです。環境因子は、個人の生活機能に影響を与える外的要因を指します。第2レベルに分類される環境因子には、「家族の態度」や「保健サービス・制度・政策」などが含まれます。
  • 「家族の態度」は環境因子の第2レベルに分類される要素であり、家族が障害者に対してどのような態度を持っているかが、その人の生活機能に影響を与えることを示しています。これは正しい選択肢です。
  • 「住居の入手」は、活動と参加の第2レベルに分類される要素であり、環境因子ではありません。したがって、この選択肢は間違いです。
  • 「健康に注意すること」は、活動と参加の第2レベルに分類される要素であり、環境因子ではありません。したがって、この選択肢は間違いです。
  • 「交通機関や手段の利用」は、活動と参加の第2レベルに分類される要素であり、環境因子ではありません。したがって、この選択肢は間違いです。
  • 「保健サービス・制度・政策」は環境因子の第2レベルに分類される要素であり、個人の生活機能に影響を与える保健サービスや制度、政策に関する情報を指します。これは正しい選択肢です。
  • 科目:基礎作業療法学・作業療法管理学
  • 重要度:プレミアム特典
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第57回午後:第26問

ICFの構成要素である「環境因子」の第2レベルに分類されるのはどれか。2つ選べ。  

1: コミュニケーション

2: 資 産

3: 住居の入手

4: 人 権

5: 福祉用具

  • 答え:2 ・5
  • 解説:ICF(国際生活機能分類)は、健康状態や障害の影響を評価するための分類システムで、「環境因子」はその構成要素の一つです。環境因子の第2レベルには、「資産」と「福祉用具」が含まれます。
  • 「コミュニケーション」はICFの構成要素である「活動と参加」の第2レベルに分類されるため、環境因子ではありません。
  • 「資産」はICFの構成要素である「環境因子」の第2レベルに分類されるため、正しい選択肢です。
  • 「住居の入手」はICFの構成要素である「活動と参加」の第2レベルに分類されるため、環境因子ではありません。
  • 「人権」はICFの構成要素である「活動と参加」の第2レベルに分類されるため、環境因子ではありません。
  • 「福祉用具」はICFの構成要素である「環境因子」の第2レベルに分類されるため、正しい選択肢です。
  • 科目:基礎作業療法学・作業療法管理学
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