各種治療機器の過去問


ME2第36回午前:第51問

レーザ治療装置について正しいのはどれか。

1: ArFレーザ光は網膜の凝固に用いられる。

2: Arレーザ光は結石破砕に用いられる。

3: Nd:YAGレーザ光は鏡視下手術に用いられる。

4: Ho:YAGレーザ光の吸収媒体はヘモグロビンである。

5: CO2レーザ光は石英ガラスファイバによって導光する。

ME2第36回午前:第50問

経皮的冠動脈インターベンション(PCI)について誤っているのはどれか。

1: ガイドワイヤが必要である。

2: バルーンの拡張にはヘリウムガスが用いられる。

3: 大腿動脈からカテーテルを挿入する。

4: 造影剤を使用して狭窄部位の確認を行う。

5: 再狭窄を防止するためステントを留置する。

ME2第36回午前:第48問

レーザ治療装置のうち可視光領域にあるのはどれか。

1: CO2レーザ

2: ArFエキシマレーザ

3: Nd:YAGレーザ

4: Arレーザ

5: Er:YAGレーザ

ME2第36回午前:第47問

超音波吸引装置について正しいのはどれか。

1: 使用周波数は500kHz程度である。

2: 超音波発生にCdSe素子を用いる。

3: 術野洗浄用に蒸留水を用いる。

4: 超音波エネルギーの回収に対極板を使用する。

5: 実質性組織の破砕に適している。

ME2第36回午前:第46問

超音波凝固切開装置について正しいのはどれか。

1: 組織の炭化に伴い煙が発生する。

2: 機械的振動によって組織を断裂させ切開する。

3: 凝固では組織温が300℃前後に達する。

4: ジュール熱により血管壁を収縮させ止血する。

5: 鋭利な切開に適している。

ME2第36回午前:第45問

植込み型心臓ペースメーカについて正しいのはどれか。

1: リード電極の先端側の極性は陰性である。

2: DDDでは単極刺激電極を用いる。

3: 心室刺激では心基部に電極を留置する。

4: VVIでは心房を刺激する。

5: 電池寿命はモードによらず一定である。

ME2第35回午後:第57問

電気メスによる熱傷の原因として考えられないのはどれか。

1: 体位変換による対極板の剥がれ

2: 患者と手術台との間の血液貯留

3: 平坦な身体部位への対極板装着

4: 患者の足と手術台金属部との接触

5: 身体の部分同士のわずかな接触

ME2第35回午後:第49問

除細動器の日常点検で行うのはどれか。

1: 通電電極の通電テスト

2: 出力エネルギーの測定

3: ピーク電圧の測定

4: 内蔵バッテリーの容量

5: パルス幅の測定

ME2第35回午後:第42問

電気メスの出力電力を求めるために高周波電流計と分流抵抗を用い、図の回路を使用した。電流計の指示が30mAのとき電気メスの出力はおよそいくらか。

img11217-42-0

1: 57W

2: 75W

3: 97W

4: 108W

5: 119W

ME2第35回午後:第38問

冠動脈インターベンションについて誤っているのはどれか。

1: 冠動脈の狭窄した部位に経皮的にバルーンを挿入し拡張させる。

2: バルーンは10気圧程度で拡張させる。

3: 再狭窄を防ぐには金属ステントを留置する。

4: X線透視装置が必須である。

5: 通常、人工心肺施行下で行われる。

ME2第35回午後:第36問

超音波ネブライザについて誤っているのはどれか。

1: 酸素吸入中の使用は禁忌である。

2: 人工呼吸器と併用可能である。

3: 連続使用は過剰水分吸収の危険性がある。

4: 超音波を伝達するために精製水を使用する。

5: 超音波で変質する薬剤がある。

ME2第35回午後:第35問

有線式患者モニタで、心電図波形に交流雑音(ハム)が混入した。原因として最も考えられるのはどれか。

1: 血圧の同時モニタリングをしていた。

2: 補聴器を使用していた。

3: 体外式ペースメーカを使用していた。

4: 電極の接触状態が不良であった。

5: ベッドをアース端子に接続していた。

ME2第35回午後:第32問

電気メスについて誤っているのはどれか。

1: 術中脳波モニタに針電極を用いると熱傷の恐れがある。

2: 対極板の面積は広いほうが安全である。

3: 引火性麻酔ガスの使用は禁忌である。

4: 対極板は接地しなければならない。

5: ペースメーカの誤動作を引き起こす恐れがある。

ME2第35回午後:第22問

植込み型ペースメーカについて誤っているのはどれか。

1: 前胸部を切開してポケットを作製する。

2: X線透視下で実施する。

3: ペーシング閾値を測定する。

4: 操作者は電極リードを素手で触れてはならない。

5: ペーシング用リードは動脈から挿入する。

ME2第35回午後:第13問

遠心血液ポンプに用いられないのはどれか。

1: 軸シール

2: 軸受け

3: 永久磁石

4: インペラ(羽根)

5: ローラ

ME2第35回午後:第10問

結石破砕に利用されていないのはどれか。

1: レーザ

2: マイクロ波

3: 圧電素子

4: 電磁誘導

5: 水中放電

ME2第35回午後:第1問

20滴で1mLの輸液セットを使用し、輸液ポンプを用いて30mL/hの流量で輸液を行っている。点滴筒内を滴下する液滴は1分間に何滴か。

1: 5

2: 10

3: 15

4: 20

5: 25

ME2第35回午前:第54問

RF容量結合型ハイパーサーミアについて誤っているのはどれか。

1: 放射線療法との併用は禁忌である。

2: 電極の組合せにより種々の温度分布が得られる。

3: 体表から10cm程度の深さの加温が可能である。

4: 細胞の熱耐性により温熱感受性が低下する。

5: 皮下脂肪が厚いと痛みを生じやすい。

ME2第35回午前:第53問

カテーテル・アブレーション治療について正しいのはどれか。

1: カテーテルは主に大腿動脈から挿入する。

2: カテーテル先端を100℃以上にして焼灼する。

3: 対極板は不要である。

4: 心房細動の治療に用いられる。

5: 2.45GHzの電磁波を用いる。

ME2第35回午前:第50問

レーザ光およびレーザ手術装置について誤っているのはどれか。

1: 可干渉性を有する。

2: 指向性が強い。

3: 局所的に大きなエネルギー密度が得られる。

4: 可視光領域外のレーザ光であれば目に入っても傷害はない。

5: 赤外領域のレーザ手術装置にはガイド光が必要である。