体外循環装置の過去問


国試第4回午後:第33問

人工心肺による体外循環の血液に及ぼす影響について正しいのはどれか。

a: 赤血球の損傷

b: 血漿蛋白の変性

c: 血漿遊離ヘモグロビン濃度の増加

d: 血液粘度の低下

e: ヘマトクリット値の増加

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第4回午後:第32問

人工肺による体外循環の終了後に血液凝固能の正常化のために用いるのはどれか。

1: ヘパリンナトリウム

2: 硫酸プロタミン

3: 塩化カルシウム

4: 重炭酸ナトリウム

5: マニトール

国試第4回午後:第31問

人工心肺による常温体外循環において適切なヘマトクリット値はどれか。

1: 40%以上

2: 30~35%

3: 20~25%

4: 10~15%

5: 10%未満

国試第4回午後:第30問

大動脈バルーンパンピング法(IABP)の目的で誤っているのはどれか。

a: 腎血流量の増加

b: 収縮期圧の上昇

c: 心筋酸素消費量の減少

d: 心仕事量の軽減

e: 冠状動脈血流量の増加

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第4回午後:第29問

人工心肺潅流開始時のACT(activated clotting time)として適切なのはどれか。

1: 100秒未満

2: 100~150秒

3: 200~250秒

4: 300~350秒

5: 400秒以上

国試第4回午後:第28問

人工心肺の使用中に人工肺の交換が必要な場合はどれか。

a: 血圧の低下

b: 酸素化能の低下

c: 膜型肺における血液の漏出

d: 血液の濃縮

e: 脱血の不良

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第4回午前:第24問

虚血性心疾患を合併した腹部大動脈瘤手術の際、術中モニタとして必要性の最も少ないのはどれか。

1: 心電図

2: 動脈圧

3: 中心静脈圧

4: 肺動脈圧

5: 脳 圧

国試第3回午後:第68問

大動脈内バルーンパンピング法(IABP)の適応で誤っているのはどれか。

1: 急性心筋梗塞に続発した心原性ショック

2: 心室細動

3: 開心術後の人工心肺からの離脱不能

4: 開心術後の低心拍出量症候群

5: 切迫梗塞

国試第3回午後:第67問

大動脈内バルーンパンピング(IABP)の目的で誤っているのはどれか。

a: 心仕事量の減少

b: 心筋酸素消費量の減少

c: 冠状動脈血流量の増加

d: 循環血液量の減少

e: 収縮期の後負荷の増大

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第3回午後:第41問

人工心肺による体外循環で用いる薬物について誤っている組合せはどれか。

1: 重炭酸ナトリウム液・・・・・・・・・・アルカローシスの補正

2: ヘパリンナトリウム・・・・・・・・・・・抗凝固薬

3: 硫酸プロタミン・・・・・・・・・・・・・・ヘパリンナトリウムの中和

4: ACD駅・・・・・・・・・・・・・・・・・・・抗凝固薬

5: リンゲル液・・・・・・・・・・・・・・・・・血液希釈

国試第3回午後:第40問

人工心肺による体外循環中のモニタリングに通常必要でないのはどれか。

1: 動脈圧

2: 中心静脈圧

3: 房圧

4: 筋電図

5: 心電図

国試第3回午後:第39問

人工肺について誤っているのはどれか。

1: 気泡型では血液の損傷が起こりやすい。

2: 膜型では気泡の発生が少ない。

3: 膜型では血液の損傷が少ない。

4: フィルム型は現在最も広く用いられている。

5: 膜型では、ポリプロピレン、ポリエチレンなどの素材が用いられる。

国試第3回午後:第38問

人工心肺の用途で正しいのはどれか。

a: ECMO

b: COLDの呼吸補助

c: MOFの治療

d: 開心術の補助

e: 心ポンプ機能の補助

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第3回午後:第37問

人工心肺による低体温での体外循環について誤っているのはどれか。

a: 組織の酸素需要は減少する。

b: 組織での酸素授受がよくなる。

c: 血液の粘稠度(粘度)が低下する。

d: 血液の凝固能が変化する。

e: 酸素解離曲線が左方に移動する。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第3回午後:第36問

体外循環時ローラポンプのオクルージョン調整法として適切なのはどれか。

1: チューブを圧迫したときのすきまが1mm程度になるようにする。

2: 圧迫したときにチューブが完全に閉じるようにする。

3: 1mの落差で液面が低下し始める点より若干きつめに調整する。

4: チューブをしごく音がかすかに聞こえる程度に調整する。

5: チューブを圧迫したときの回路内圧を測定して調整する。

国試第3回午後:第35問

人工心肺の熱交換器で血液を加温するとき血液-水の温度差の上限として適切なのはどれか。

1: 10°C

2: 15°C

3: 20°C

4: 25°C

5: 30°C

国試第2回午後:第66問

大動脈内バルーンパンピング法(IABP)を行うとき通常、トリガとして用いるのは心電波形のどの部分か。

1: P波

2: Q波

3: R波

4: S波

5: T波

国試第2回午後:第65問

大動脈内バルーンパンピング法(IABP)で、バルーンを膨張させるために使用されるガスとして正しいのはどれか。

a: ヘリウム

b: 酸素

c: 窒素

d: 空気

e: 二酸化炭素

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第2回午後:第64問

大動脈内バルーンパンピング法(IABP)で、バルーンを収縮させる時期として正しいのはどれか。

1: 心室拡張期直前

2: 心室収縮期直前

3: 心室拡張期直前と心室収縮期直前の両方

4: 心房拡張期直前と心房収縮期直前の両方

5: 心室拡張期直前と心室収縮期直前を交互に

国試第2回午後:第42問

人工心肺の操作中に誤って空気を動脈内に送った場合の処置として正しいのはどれか。

a: 送血ポンプを逆回転する。

b: 送血ポンプを停止する。

c: 患者の頭部を低くする。

d: 逆行性の上大静脈送血をする。

e: 患者の体温を上げる。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e