生体計測装置学の過去問


国試第25回午後:第25問

単位の組合せで誤っているのはどれか。

1: 1 atm -------------- 10.mH20

2: 1 F ---------------- 1 A・s・V?1

3: 1 Gy --------------- 1 J・kg?1

4: 1 T ---------------- 1 Wb・m?2

5: 1 H --------------- 1 A・V・s?1

国試第25回午前:第32問

エックス線による画像計測で誤っているのはどれか。

1: 生体を透過したエックス線を計測して画像化が行われる。

2: 造影剤を使って血管を画像化できる。

3: 骨のエックス線吸収係数は水の約0.5倍である。

4: 空気のエックス線吸収係数はほぼゼロである。

5: 患者の体動はアーチファクトの原因となる。

国試第25回午前:第31問

体温測定で誤っているのはどれか。

1: 予測式電子体温計は水銀体温計に比べて短時間で測定できる。

2: 鼓膜温の測定には赤外線放射温度計が用いられる。

3: 電子体温計は温度上昇でサーミスタの抵抗が増大することを利用している。

4: 深部体温計は熱流補償法を用いて生体組織温を測定する。

5: サーモグラフィは体表面から放出される赤外線を利用している。

国試第25回午前:第30問

パルスオキシメータで正しいのはどれか。

a: 2種類の波長の光に対する吸光度を測定する。

b: 脈波の脈動成分を利用している。

c: 換気量のモニタとして用いられる。

d: センサ装着部位の指の厚みの校正を必要とする。

e: 異常ヘモグロビンは測定値に影響する。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第25回午前:第29問

正しいのはどれか。

a: 連続波超音波ドプラ血液計では逆流の情報が得られる。

b: レーザドプラ血流計は赤血球の光の吸収量から血流量を算出する。

c: 色素希釈法は心拍出量の繰り返し測定に適している。

d: 熱希釈法は熱希釈曲線の時間積分値から心拍出量を算出する。

e: Mモード超音波画像を用いて左室の駆出率が算出できる。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第25回午前:第28問

心電図の誘導法の特徴で誤っているのはどれか。

1: II誘導は右手と左足の電位差を表す。

2: 右手の筋電雑音はIII誘導に影響が出る。

3: aVF誘導はVF誘導の1.5倍の電位変化を表す。

4: QRS平均電気軸は標準肢誘導で計算できる。

5: 単極胸部誘導はウィルソンの中心電極を利用する。

国試第25回午前:第27問

雑音対策について誤っているのはどれか。

1: 商用交流雑音の除去にはCMRRの高い差動増幅器を使用する。

2: 高周波雑音を除去するためにハムフィルタが使われる。

3: 加算平均は不規則雑音を低減するのに使われる。

4: 信号の入力導線にはシールドが施されたものを用いる。

5: ディジタルフィルタは離散値の演算によって雑音を除去する。

国試第25回午前:第26問

ものさして長方形の二辺a及びbを測定した。ものさしの最大誤差は1%である。長方形の面積cを、c =a×bによって求めた場合、cの最大誤差は何%か。

1: 0.01

2: 0.02

3: 2

4: √2

5: 2

国試第24回午後:第32問

吸光光度計で用いられるのはどれか。(生体計測装置学)

1: インピーダンス法

2: Joule-Thomson効果

3: Lambert-Beerの法則

4: アンペロメトリック法

5: ポテンショメトリック法

国試第24回午後:第31問

MRI装置の構成要素はどれか。(生体計測装置学)

a: コリメータ

b: RF送受信コイル

c: 傾斜磁場コイル

d: 静磁場発生磁石

e: サイクロトロン

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第24回午後:第30問

超音波診断装置で誤っているのはどれか。(生体計測装置学)

1: 超音波断層像は反射エコーの時間差を利用して描出する。

2: 超音波の周波数が高いほど距離分解能が良い。

3: 超音波の周波数が低いほど体内での減衰が大きい。

4: 組織中の音響インピーダンスの異なる界面からの反射を利用している。

5: 超音波のビーム幅が狭いほど方位分解能が高くなる。

国試第24回午後:第29問

カプノメトリで誤っているのはどれか。(生体計測装置学)

1: 長時間の呼吸管理に用いる。

2: 光源には中心波長940nmのLEDを用いる。

3: サーモパイルは検出素子に使える。

4: 動脈血二酸化炭素分圧と相関する。

5: サイドストリーム方式では測定の遅れが生じる。

国試第24回午後:第28問

聴診法による血圧測定で正しいのはどれか。(生体計測装置学)

1: カフの幅が適正値よりも狭いと血圧値が低く測定される。

2: カフの減圧速度が速すぎると収縮期血圧が高く測定される。

3: カフの位置が心臓よりも高いと血圧値が低く測定される。

4: 水銀柱が傾いていると収縮期血圧が低く測定される。

5: 最も大きなコロトコフ音に対応したカフ圧を平均血圧とする。

国試第24回午後:第27問

筋電計として適切でないのはどれか。(生体計測装置学)

1: 周波数帯減は5Hz~10kHzである。

2: 運動単位の測定には針電極を使う。

3: 同相除去比は100dB程度である。

4: 時定数は0.03秒である。

5: 入力インピーダンスは100kΩ程度である。

国試第24回午後:第26問

医用テレメータで正しいのはどれか。(生体計測装置学)

1: 入力部の正電極の色は赤色である。

2: 低減遮断のための時定数は3.2秒以上である。

3: 心電図のサンプリング周波数は50Hz程度である。

4: 使用周波数帯域に5つのバンドが割り当てられている。

5: ゾーン配置した区域内では同一色ラベルの送信機が使われる。

国試第24回午後:第25問

生体計測に利用されるトランスデューサで、物理量が起電力に変換されるのはどれか。(生体計測装置学)

a: ストレインゲージ

b: CdS

c: 太陽電池

d: 熱電対

e: ホール素子

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第24回午前:第32問

エックス線CTで正しいのはどれか。(生体計測装置学)

a: 水のエックス線減弱係数をCT値の0としている。

b: 非侵襲的な検査法である。

c: エックス線フィルムによる画像よりもコントラストが悪い。

d: 形態に重ね合わせて代謝機能が画像化できる。

e: ヘリカル方式は単一スキャン方式よりも体積あたりの撮影時間が短い。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第24回午前:第31問

サーモグラフィで正しいのはどれか。(生体計測装置学)

1: 温度分解能は1°C程度である。

2: ボイル・シャルルの法則を利用している。

3: 体表からの放射赤外線を計測している。

4: 1フレームの計測時間はおよそ30秒である。

5: センサにはシリコンフォトダイオードが用いられる。

国試第24回午前:第30問

呼吸機能の計測で正しいのはどれか。(生体計測装置学)

a: 流量は流速と断面積との積によって求められる。

b: フライシュ型流量計は細管を抵抗として圧力差を測定している。

c: 肺コンプライアンスは体積と流量との積によって求められる。

d: 圧力センサにはホール素子を用いる。

e: 熱線型呼吸流量計では白金線の抵抗変化を用いる。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第24回午前:第29問

スワン・ガンツカテーテルで正しいのはどれか。(生体計測装置学)

1: 左心室内圧の測定に用いる。

2: 冠状動脈の造影に用いる。

3: 熱希釈法による心拍出量の計測に用いる。

4: カテーテルの挿入は上腕動脈から行う。

5: 多数の電極がカテーテル先端部に配置されている。