透析療法における物理化学的原理で誤っているのはどれか。
1: 拡散は溶質の濃度差を推進力とする。
2: 濾過は膜間圧力差を推進力とする。
3: 吸着は溶質と膜材質との相互作用による。
4: 半透膜はその孔径によって溶質分子をふるい分ける。
5: 溶質分子量が大きいほど拡散速度は大きい。
血液浄化に関連して正しい組合せはどれか。
a: 限外濾過溶質の濃度差による移動
b: 拡散圧力差による移動
c: 浸透溶媒の移動
d: 半透膜細孔によるふるい分け
e: 吸着吸着材への溶解
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
血液透析の原理について正しいのはどれか。
a: 半透膜では一部の溶質成分は膜を透過できない。
b: 拡散の推進力は2液間の粘度差である。
c: 拡散速度は溶質の大きさに依存しない。
d: 限外濾過の推進力は膜間にかかる圧力差である。
e: 限外濾過によって一部の溶質も膜を通過する。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
生体膜における輸送現象に関係のないのはどれか。
1: 浸透圧
2: 蠕動運動
3: 拡散
4: 組織圧
5: 能動輸送
血液透析で小分子溶質のクリアランスに最も影響を及ぼす因子はどれか。
1: 透析液流量
2: 血流量
3: 除水速度
4: 膜面積
5: 透析時間
血液浄化療法に用いられる原理で適切な組み合わせはどれか。
a: 拡散 ―――――― 溶質の可逆的な移動
b: 濾過 ―――――― 溶質の濃度差による推進力
c: 浸透 ―――――― 溶媒の移動
d: 吸着 ―――――― 吸着剤との親和力
e: 透析 ―――――― 半透膜を介した拡散分離操作
誤っているものはどれか。
1: 血液透析に用いられている物理的原理は拡散と限界濾過である。
2: 拡散移動の推進力は半透膜を介する溶液の濃度差である。
3: 拡散現象では溶媒だけが移動する。
4: 濾過の推進力は膜間にかかる圧力差である。
5: 半透膜による濾過を限界濾過と呼んでいる。
正しい組合せはどれか。
a: 限外濾過 溶質の濃度差による移動
b: 拡 散 圧力差による移動
c: 浸 透 溶媒の移動
d: 半透膜 細孔によるふるい分け
e: 吸 着 吸着材への溶解
血液の浄化の原理として誤っているのはどれか。
1: 拡散の速度は分子量に依存する。
2: 拡散の推進力は濃度差である。
3: 濾過の推進力は膜間の圧力差である。
4: 外濾過の主要な推進力は半透膜間の濃度差である。
5: 浸透圧の保持にはブドウ糖が役立つ。
維持透析で、尿素などの小分子溶質のクリアランスに最も強く影響を及ぼすのはどれか。
1: 血流量
2: 透析液流量
血液透析において次の項目を増加させた場合、小分子量物質(分子量500以下)のクリアランスに最も影響を与えるのはどれか。
2: 膜面積
3: 透析時間
4: 透析液流量
5: 除水速度
生体内における物質の移動に関わる現象で正しい組合せはどれか。
a: 腎臓における水分の再吸収拡散
b: 腎糸球体での物質移動濾過
c: 肺胞から血液への酸素の移動拡散
d: 毛細血管壁から血管外への水分移動対流
e: 細胞内から細胞外へのNa+の移動浸透