生体の電気的特性で誤っている組合せはどれか。
1: 細胞膜 ---------------------- 静電容量
2: 無髄神経 -------------------- 跳躍伝導
3: 静止電位 -------------------- -90~-50mV
4: オーバーシュート -------------- 0~40mV
5: 再分極相 -------------------- 不応期
正しいのはどれか。
1: 細胞膜は直流電流を通しにくい。
2: 生体組織の導電率は周波数に反比例する。
3: 比誘電率の大きさは生体組織の種類に依存しない。
4: 細胞外液は細胞内液よりカリウムイオンを多く含む。
5: 興奮していない細胞内の電位は細胞外に対して正である。
誤っているのはどれか。
1: 電流密度が小さいと生体は導電体であると同時に誘電体とみなされる。
2: 電流密度が小さいと細胞膜は絶縁体、細胞内外液は導電体とみなされる。
3: 電流密度が大きいと神経細胞や筋細胞は興奮現象を生じる。
4: 直流では電流密度と導電率との積は電界の強さを表す。
5: 生体では周波数が増加するにしたがって導電率が増加し誘電率が減少する。
100Hzにおける生体組織の導電率の大小関係で正しいのはどれか。
1: 脂肪<血液<骨格筋
2: 脂肪<骨格筋<血液
3: 骨格筋<血液<肝臓
4: 骨格筋<肝臓<脂肪
5: 肝臓<血液<脂肪
興奮性細胞の電気特性について誤っているのはどれか。(生体物性材料工学)
1: 細胞内液はNa+を多く含む。
2: 細胞外液はCl-を多く含む。
3: 静止電位は-50~-90mVである。
4: オーバーシュートは0~40mVである。
5: 過分極状態では興奮性が低下する。
生体の能動的電気的性質を表すのはどれか。
a: 活動電位
b: 周波数分散
c: 線形特性
d: 誘電率
e: 興奮の伝導
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
生体計測用電極について誤っているのはどれか。
1: 電極面積が大きいほど電極インピーダンスは小さい。
2: 電極面積を小さくすると電極電位は小さくなる。
3: 同種の金属電極の使用は電極電位の影響を軽減させる。
4: 電極の表面が絶縁されていても交流信号の検出は可能である。
5: 電極インピーダンスは周波数とともに減少する。
a: 生体の電気特性の測定によって循環や呼吸に関する情報が得られる。
b: 生体インピーダンス測定は無侵襲的患者監視に適する。
c: 電気による測定から、逆推定によって容易に生体電気特性の絶対値が得られる。
d: 脂肪層の導電率は筋肉層の導電率より大きい。
e: 生体内の電磁波の波長は自由空間での波長と異なる。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
生体組織が示す一般的な物理的特性として誤っているのはどれか。
a: 力学的性質の異方性
b: 粘弾性
c: 電気的性質の周波数依存性
d: 電気的絶縁性
e: 強磁性
図において生体組織の比誘電率の周波数特性はどれか。
2: 電極面積を小さくしても電極電位は変わらない。
3: 異種の金属電極の使用は電極電位の影響を増大させる。
4: 電極インピーダンスは周波数の増加とともに大きくなる。
5: 新品の再使用型金属電極はエージングを行う。
生体の磁気特性について正しいのはどれか。
1: へモグロビンは非磁性体である。
2: 心磁図は心筋の透磁率分布を表す。
3: 神経伝導の際に磁界が発生する。
4: 生体は都市の磁気雑音と同程度の交流磁界を発生する。
5: 交流磁界は高周波になるほど生体深部に到達しやすい。
生体電気現象の計測について正しいのはどれか。
a: 低周波領域では電極接触インピーダンスは周波数に比例する。
b: 金属と電解液の接触面では静止電位が発生する。
c: 電極に電流が流れると静止電位の他に電極と生体間に分極電圧が発生する。
d: 生体と電極との接触インピーダンスはできるだけ小さい方がよい。
e: 増幅器の入力インピーダンスはできるだけ小さい方がよい。
生体組織の導電率の大きさの順で正しいのはどれか。
1: 骨 > 脂肪 > 筋肉 > 血液
2: 2. 骨 > 筋肉 > 脂肪 > 血液
3: 筋肉 > 血液 > 骨 > 脂肪
4: 血液 > 筋肉 > 脂肪 > 骨
5: 血液 > 脂肪 > 筋肉 > 骨
生体の超音波特性について誤っているのはどれか。
1: 音響インピーダンスは媒質の密度と音速との積で表される。
2: 減衰定数は周波数におおよそ比例する。
3: 肺の減衰定数は他の組織より小さい。
4: 横波より縦波の方が重要である。
5: 超音波エネルギーはハイパーサーミアにも利用できる。
生体の磁気特性について誤っているのはどれか。
1: 生体の比透磁率は 5000 程度である。
2: 水素の原子核は磁気モーメントをもつ。
3: 神経伝導で磁界が発生する。
4: 酸素化ヘモグロビンは反磁性体である。
5: 脱酸素化ヘモグロビンは常磁性体である。
興奮性細胞の電気的特性で誤っている組合せはどれか。
1: 再分極相 不応期
2: 細胞膜 静電容量
3: 静止電位 -90~-50mV
4: オーバーシュート 0~40mV
5: 無髄神経 跳躍伝導
a: 血漿の物性は白血球数できまる。
b: 血液循環は生体内輪送作用の一つである。
c: 細胞への物質輸送には組織圧が関係する。
d: 細胞膜の電気容量は1μF/cm2程度である。
e: 生体が興奮現象を生じていることを生体の受動的性質という。
治療用物理エネルギーの特性で誤っているのはどれか。
1: マイクロ波照射で生体組織の誘電加温ができる。
2: 高周波電流に対しては神経の感受性が低い。
3: レーザ光は収束性に優れている。
4: 衝撃波は凸面反射板で収束する。
5: 高周波電流の通電で生体組織にジュール熱が発生する。
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