第35回国試午前85問の類似問題

国試第9回午前:第78問

各種エネルギーの人体への作用で正しいのはどれか。

1: 全身が30°C程の温度にさらされると白血球が死滅する。

2: 磁界の人体に及ぼす作用の一つとしてキャビテーションがある。

3: 超音波の加熱作用は10W/cm2以上の照射により初めて発現する。

4: 放射線の感受性は細胞分裂が盛んな細胞ほど高い傾向を示す。

5: 波長1400nm以上の光を長時間浴びると皮膚の色素の増加を来す。

国試第19回午後:第81問

誤っているのはどれか。(生体物性材料工学)

1: 脳の活動で生じる磁界の強さは10-13~10-12Tである。

2: 筋の活動で生じる磁界の強さは10-12~10-11Tである。

3: 鉄工関係の労働者の肺内に蓄積された磁性微粉体で発生する磁界の強さは10-9~10-8Tである。

4: 心臓の活動で生じる磁界の強さは10-8~10-7Tである。

5: 地磁気の強さ10-5Tである。

国試第31回午前:第47問

一様な電界に置かれた導体について正しいのはどれか。ただし、真空中とする。

a: 導体表面に電荷が現れる。

b: 導体内の電界の大きさは0となる。

c: 導体内の自由電子は電界の方向へ移動する。

d: 導体内では誘電分極が起こる。

e: 電界の方向は導体表面との接線方向となる。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第1回午前:第59問

超音波について誤っているのはどれか。

1: 振動数20kHz以上の音波のことである。

2: 波動の緩衝を起こしたり、吸収、反射、散乱されながら伝搬する。

3: 振動数が高いほど指向性が鋭い。

4: 2MHzの超音波の波長は生体中で約7mmである。

5: 強力な超音波を液体中に照射するとキャビテーションを起こす。

ME2第29回午前:第56問

生体組織の力学的性質について誤っているのはどれか。

1: 血液の粘性係数はヘマトクリット値に反比例する。

2: 血漿は非圧縮性の粘性流体である。

3: 肺の庄-容積関係はヒステリシスを示す。

4: 筋組織は力学的異方性を示す。

5: ヤング率は組織に加えた応力と歪みの比で表す。

国試第30回午後:第85問

生体組織中に照射された超音波について正しいのはどれか。

1: 周波数が低くなるほど組織中で指向性が高くなる。

2: 周波数が高くなるほど組織中での減衰が増加する。

3: 軟組織では空中での速度の10倍を超える速度になる。

4: 骨の中を通り抜けるときは速度が遅くなる。

5: 肺は音響インピーダンスが大きな組織である。

ME2第40回午前:第41問

生体計測に用いられるセンサと物理量の変換関係で誤っているのはどれか。

1: ホール素子:磁 場→電 圧

2: ピエゾ素子:力→電気抵抗

3: サーミスタ:温 度→電気抵抗

4: CdS素子:光→電気抵抗

5: 熱電対:温 度→電 圧

国試第3回午後:第75問

各種エネルギーの人体に対する影響について誤っているのはどれか。

1: 安全性は周囲条件によって異なることがある。

2: 磁界は1T(テスラ)程度になると人体に大きな影響を及ぼす。

3: 0.1W/cm2程度の高周波電磁波により眼障害を生じることがある。

4: 48°Cの湯に入ると熱傷を起こす危険性が強い。

5: 超音波によりキャビテーションが生じるエネルギーの限界値は、熱作用が生じるよりも大きい。

国試第12回午後:第84問

表は生体組織の導電率(ms/cm)を表す。Aの値で正しいのはどれか。

12PM84-0

1: 0.01

2: 0.1

3: 1

4: 20

5: 100

国試第16回午前:第72問

電気メスについて正しいのはどれか。

1: 約100Hzの交流電流が生体に流れる。

2: バースト波は切開に用いる。

3: 凝固時の最大出力は約10kWである。

4: グロー放電を利用している。

5: ジュール熱を利用している。

ME2第33回午前:第43問

生体計測は生体の受動的または能動的特性を利用している。誤っている組合せはどれか。

1: X線CT -- 吸収係数

2: 超音波断層装置 -- 音響インピーダンス

3: パルスオキシメータ -- 散乱係数

4: 心電計 -- 活動電位

5: 電気的脂肪量測定器 -- 導電率

国試第30回午後:第87問

生体組織の光学特性について誤っているのはどれか。

1: 水は赤外光をよく吸収する。

2: 皮膚の光透過は血流量に依存する。

3: 血液の光吸収は青色光よりも赤色光で大きい。

4: 細胞のDNAはUVcで損傷を受ける。

5: メラニンは紫外線をよく吸収する。

国試第27回午前:第34問

マイクロ波メスについて正しいのはどれか。

a: 2.45 GHz の周波数が使用される。

b: 対極板は不要である。

c: 出力エネルギーは組織の水分に吸収される。

d: 組織の比誘電率が大きいほど波長が長くなる。

e: 組織の凝固範囲は電極の形状で変化しない。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第2回午後:第67問

電気メスについて誤っているのはどれか。

a: 生体側に電流によるジュール熱を発生させる。

b: 切開にはバースト波が用いられる。

c: 凝固には連続正弦波が用いられる。

d: 十分な大きさの対極板を身体に密着させ、対極板コードに断線のないことを確認する。

e: 対極板回路の高周波抵抗が増大すると熱傷事故の危険がある。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第17回午後:第7問

電磁波について誤っているのはどれか。

1: 波長は周波数に比例する。

2: 真空中の伝搬速度は光速である。

3: 赤色光は青色光より波長が長い。

4: 電界と磁界が相互に影響し合うので電磁波と呼ばれる。

5: 波長が短いほど直進性が強い。

国試第9回午後:第3問

図のように誘電体を挟んだ平行平板導体に電圧を加えた。正しいのはどれか。

9PM3-0

a: 平行導体板間の静電容量は100μFである。

b: 誘電体中に分極が生じる。

c: 誘電体を取り除くと静電容量は1/5になる。

d: 誘電体中の電界の強さは1000V/mである。

e: 誘電体を取り除いたときの電界の強さは500V/mである。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第11回午前:第79問

エネルギーの人体への作用について誤っているのはどれか。

1: 癌細胞は正常細胞より熱に弱い。

2: 加温すると細胞の放射線感受性が高まる。

3: 低酸素状態の細胞は熱に強い。

4: 可視光はヘモグロビンに吸収される。

5: 生体に強い超音波が作用すると熱を生じる。

ME2第32回午前:第9問

ニューロンについて誤っているのはどれか。

1: 静止膜電位は約-200mVである。

2: 活動電位の伝播は「全か無の法則」に従う。

3: 活動電位の発生にはカリウムイオンが関係する。

4: ナトリウムイオン濃度は細胞内より細胞外のほうが高い。

5: シナプス後細胞に発生する電位をシナプス後電位とよぶ。

国試第12回午後:第12問

正しいのはどれか。

a: 金属中を流れる電流は正負2種類の電荷で構成される。

b: 半導体の導電率は温度が高くなると増加する。

c: 半導体の導電率は含まれる不純物元素の種類や量に依存する。

d: 金属の導電率は温度が低くなると減少する。

e: 半導体の導電率は周波数とは無関係である。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第19回午後:第79問

生体組敵の超音波特性を表す定数はどれか。(生体物性材料工学)

a: 音響インピーダンス

b: 音速

c: 誘電率

d: コンダクタンス

e: 減衰定数

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e