第37回ME2午後5問の類似問題

国試第5回午後:第48問

透析器(ダイアライザ)について誤っているのはどれか。

a: 中空糸型が最も多く使用されている。

b: 透析器の溶質透過性は濾過係数で表される。

c: 透析器の透水性はクリアランスで表される。

d: 血液と透析液は反対方向に流している。

e: 限界濾過率は透析器膜面積に依存する。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第24回午前:第17問

血液透析と比べて腹膜透析の利点はどれか。(臨床医学総論)

a: 循環系への影響が少ない。

b: 不均衡症状を起こしにくい。

c: 抗凝固薬を必要としない。

d: 感染を起こしにくい。

e: 小分子物質を除去できる。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第8回午後:第63問

血液透析濾過(HDF)ついて正しいのはどれか。

a: 小分子溶質は主として拡散により除去される。

b: 大分子溶質は主として吸着により除去される。

c: 同じ置換液量では、前希釈方式の方が後希釈方式よりも除去効率が高い。

d: 前希釈方式では大量液置換が可能である。

e: 後希釈方式における置換液量は患者血流量に応じて設定される。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第9回午前:第30問

透析患者の血圧異常について正しいのはどれか。

a: レニン依存性高血圧症は末梢血管抵抗の増大による。

b: 動脈硬化型高血圧症は拡張期高血圧を呈する。

c: 長期透析患者の低血圧の主な原因はアミロイド心筋症である。

d: 血漿浸透圧の上昇は高血圧症の原因となる。

e: エリスロポエチン投与は高血圧症の原因となる。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第36回午後:第68問

人工心肺による体外循環時に使用する薬剤と使用目的との組合せで誤っているのはどれか。 

1: マンニトール浸透圧の調整 

2: アドレナリン心収縮力の増強 

3: ハプログロビン製剤出血の予防 

4: 乳酸加リンゲル液細胞外液の補正 

5: アルブミン製剤膠質浸透圧の調整 

国試第8回午後:第40問

体外循環に用いられる血液ポンプについて誤っているのはどれか。

a: 遠心ポンプでは末梢血管抵抗により流量が変化する。

b: 遠心ポンプは拍動流型ポンプである。

c: ローラポンプには逆止弁が必要である。

d: ローラポンプではローラ回転速度により送血量を調節できる。

e: 大動脈バルーンパンピング(IABP)併用により定常流型ポンプで拍動流が得られる。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第22回午後:第79問

慢性血液透析の透析液で適切なのはどれか。

a: 重金属汚染の確認には水質検査を毎月行う。

b: 透析液エンドトキシンは毎日測定する。

c: 透析液の精製には逆浸透装置を用いる。

d: 透析監視装置にはエンドトキシンカットフィルタを設置する。

e: 鉄分を含む透析液を用いる。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

ME2第40回午後:第38問

オンラインHDFについて誤っているのはどれか。

1: 透析液を補充液として用いる。

2: 清浄化された透析液を使用する。

3: 血液透析濾過器を用いる。

4: エンドトキシン捕捉フィルタを用いる。

5: 後希釈法では前希釈法よりも置換液量を増やせる。

国試第4回午後:第47問

血液透析の原理について正しいのはどれか。

a: 半透膜では一部の溶質成分は膜を透過できない。

b: 拡散の推進力は2液間の粘度差である。

c: 拡散速度は溶質の大きさに依存しない。

d: 限外濾過の推進力は膜間にかかる圧力差である。

e: 限外濾過によって一部の溶質も膜を通過する。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第2回午前:第31問

正しいのはどれか。

1: 正常では、糸球体濾液の組成は血漿の組成に等しい。

2: 遠位尿細管の作用は管腔への物質の分泌のみである。

3: 腎動脈狭窄が起きると、レニンーアンジオテンシン系が抑制される。

4: 浮腫のみられる疾病の一つに、ネフローゼ症候群がある。

5: 血液透析法における外シャントは、表在性静脈間のバイパスのことである。

国試第21回午後:第67問

透析中に血流量低下が認められたときの対処法として正しいのはどれか。

a: 穿刺側の肢位を正す。

b: 穿刺針の固定を調整する。

c: 透析液流量を下げる。

d: 頭を高くして左側臥位をとる。

e: 血液回路をフラッシュする。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第26回午後:第70問

人工心肺による体外循環について正しいのはどれか。

1: 血液希釈によって溶血量は増加する。

2: 血液希釈によって膠質浸透圧は増加する。

3: 血液希釈によって血液粘稠度は増加する。

4: 低体温によって血液粘稠度は低下する。

5: 低体温によって組織への酸素の移行は低下する。

国試第2回午後:第43問

血液浄化法について正しいのはどれか。

a: 現在、我が国で行われている血液濾過は前希釈方式を用いている。

b: 血液濾過では中分子物質のクリアランスに比べ小分子物質のクリアランスは大きい。

c: 吸着法では血中コレステロールの除去はできない。

d: 血液吸着で用いられている活性炭では電解質、pHの調整はできない。

e: DFPPではアルブミンの回収ができる。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第14回午前:第30問

血液透析で正しいのはどれか。

a: 最も多い死因は心不全である。

b: 通常の透析液のカルシウム濃度は2.5~3.5mEq/lである。

c: 透析と次の透析との間の体重増加は体重の10%程度を目標とする。

d: 我が国ではアルミニウム脳症が多い。

e: エリスロポエチン投与による貧血治療目標はヘマトクリット値40~45%である。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第9回午後:第66問

透析液を用いない血液浄化法はどれか。

a: 連続的血液濾過

b: 血液透析濾過

c: 間欠的腹膜透析

d: 血漿交換

e: 直接血液灌流

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第24回午後:第69問

人工心肺による体外循環で使用される薬剤について誤っている組合せはどれか。(生体機能代行装置学)

1: 乳酸加リンゲル 血液希釈

2: マニトール 浸透圧の調整

3: 重炭酸ナトリウム アルカローシスの補正

4: アルブミン 膠質浸透圧の保持

5: ヘパリン 血液凝固能の低下

国試第20回午前:第34問

腎臓について誤っているのはどれか。(腎臓・泌尿器学)

1: 糸球体濾過は血管壁内外の圧差によって行われる。

2: 原尿に含まれる水の約99%は再吸収される。

3: ヘンレ係蹄では浸透圧勾配が形成させる。

4: アルドステロンの作用によってNa+が排泄される。

5: 抗利尿ホルモンの作用によって水が再吸収される。

国試第5回午後:第44問

透析液について誤っているのはどれか。

a: 透析液Na濃度が高いと血圧が低下する。

b: 透析液Mg濃度は5mEq/l程度がよい。

c: 酢酸不耐症にはアルカリ化剤を炭酸水素ナトリウム(重曹)に変更すると良い。

d: 透析中の低血糖を予防するためブドウ糖が添加されているものが多い。

e: 低Ca透析液は上皮小体ホルモン(パラトルモン)の分泌を促進する。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第31回午前:第76問

血漿交換療法について正しいのはどれか。

a: 自己免疫疾患の治療に用いられる。

b: 血小板は血漿分離膜を通過する。

c: 血漿を冷却すると濾過率が上昇する。

d: 単純血漿交換療法では置換補充液にリンゲル液を用いる。

e: 二重濾過血漿分離交換法は血漿成分分画器を用いる。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第19回午後:第60問

透析液希釈水を作るときの水処理法はどれか。(人工腎臓装置)

a: 透 析

b: 気泡分離

c: イオン交換

d: 吸 着

e: 逆浸透

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e