第37回ME2午後5問の類似問題

国試第20回午後:第50問

一定の灌流圧で送血したときの流量について正しいのはどれか。(体外循環装置)

1: 血液を希釈すると増加する。

2: 低体温にすると増加する。

3: 末梢血管抵抗が減少すると減少する。

4: 小さな口径のカニューレを使うと増加する。

5: 血液粘度が上昇すると増加する。

国試第36回午前:第88問

生体内における物質の移動に関わる現象で正しい組合せはどれか。 

a: 腎臓における水分の再吸収拡散 

b: 腎糸球体での物質移動濾過 

c: 肺胞から血液への酸素の移動拡散 

d: 毛細血管壁から血管外への水分移動対流 

e: 細胞内から細胞外へのNa+の移動浸透 

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

ME2第37回午後:第9問

人工心肺に用いる遠心ポンプについて正しいのはどれか。

1: コーン型は内部に羽根(車)をもつ。

2: 血液はポンプの外側から流入し、中心から吐出する。

3: ポンプ停止時には逆流を生じる。

4: ポンプの回転数と流量は比例関係である。

5: 後負荷に依存しない流量特性をもつ。

ME2第29回午後:第37問

人工心肺の操作・対処として誤っているのはどれか。

1: 尿の排出によって貯血量が低下してきたので補液した。

2: 動脈圧(血圧)が低いので末梢血管を収縮させる薬剤を投与した。

3: 体外循環中にACT (全血活性化凝固時間)値が低いのでプロタミンを投与した。

4: 動脈血炭酸ガス分圧が高いので人工肺への酸素流量を増やした。

5: 術野で無血視野が確保できないので吸引量を増やした。

国試第34回午後:第73問

人工心肺を用いた体外循環中の血液凝固系管理で正しいのはどれか。

1: ACT(活性化凝固時間)を 200 秒以下に維持する。

2: 全回路ヘパリンコーティング人工心肺では充填時のヘパリン量を半減できる。

3: プロタミン投与によって血圧は上昇する。

4: プロタミンには軽度の抗凝血作用があるのでヘパリン中和時の過量投与は避 ける。

5: プロタミン投与後も術野出血が続く場合は吸引ポンプを回し回収を続ける。

国試第16回午後:第50問

人工肺について正しいのはどれか。

a: 中空糸膜型には内部灌流型と外部灌流型とがある。

b: 気泡型では血液とガスが直接接触する。

c: 回転円板型は現在最も多く使用されている。

d: コイル型はガス交換膜を用いない。

e: 中空糸膜型のガス交換膜材質にポリプロピレンがある。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第21回午後:第60問

血漿吸着療法で血漿吸着器とともに用いられるのはどれか。

1: 血液透析器

2: 血漿分離器

3: 血漿濃縮器

4: 血液濾過器

5: 血漿成分分画器

国試第27回午前:第69問

中空糸型膜型人工肺について正しいのはどれか。

1: PaO2と独立したPaCO2の制御が可能である。

2: 多孔質膜では血液と酸素は直接接触しない。

3: シリコーン膜では二酸化炭素よりも酸素の透過性が高い。

4: 外部濯流型では内部潅流型よりも血流に乱流が生じにくい。

5: 血漿蛋白が多孔質膜に吸着すると疎水化されて血漿漏出を生じる。

ME2第37回午後:第35問

血液透析装置で漏血検知器が設置されているラインはどれか。

1: 透析液供給ライン

2: 透析液排液ライン

3: 脱血側(動脈側)ライン

4: 返血側(静脈側)ライン

5: 補液(生理食塩液)ライン

国試第19回午後:第48問

血液ポンプについて誤っているのはどれか。(体外循環装置)

a: 拍動流ポンプはカニューレを細くしなければならない。

b: 拍動流ポンプは一方向弁を必要とする。

c: 遠心ポンプは圧力負荷によって流量が変化する。

d: 遠心ポンプの血液損傷はローラポンプより軽度である。

e: 遠心ポンプの回路閉塞時に回路破裂の危険がある。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第36回午後:第75問

血液透析施行中、常時監視すべき項目はどれか。 

a: 血漿浸透圧 

b: 気泡 

c: 漏血 

d: 透析液圧 

e: 透析液エンドトキシン濃度 

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第5回午後:第46問

誤っているのはどれか。

a: 半透膜は溶液の溶質を透過させる膜である。

b: 膜間圧力差は透析膜にかかる圧力である。

c: 酢酸不耐症では末梢血管が拡張する。

d: 分画曲線は溶質の分子量とふるい係数との関係を表した曲線である。

e: 基準体重(ドライウェイト)とは体液量が減少しているときの体重である。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第26回午前:第70問

中空糸多孔質膜を用いた膜型肺について正しいのはどれか。

a: 血漿蛋白が膜に吸着すると中空糸は疎水性になる。

b: 血液と酸素は直接接触しない。

c: 外部灌流型は内部灌流型よりも圧損が小さい。

d: 外部灌流型は血液が外部、ガスが内部を通る。

e: 外部灌流型は内部灌流型よりも血流は層流になりやすい。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

ME2第35回午後:第12問

血液透析膜に使用される材料はどれか。

1: ポリスルホン(PS)

2: ポリ塩化ビニル(PVC)

3: ポリエチレンテレフタレート(PET)

4: ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)

5: ポリヒドロキシエチルメタクリレート(PHEMA)

国試第4回午後:第32問

人工肺による体外循環の終了後に血液凝固能の正常化のために用いるのはどれか。

1: ヘパリンナトリウム

2: 硫酸プロタミン

3: 塩化カルシウム

4: 重炭酸ナトリウム

5: マニトール

ME2第31回午後:第30問

PCPSの使用について正しいのはどれか。

1: 手術室以外でも使用できる。

2: 抗凝固剤は必要としない。

3: 全身麻酔下で行う。

4: ローラポンプを使用する。

5: 完全体外循環で行う。

国試第13回午後:第54問

人工心肺について正しいのはどれか。

a: 希釈体外循環は腎不全防止に効果がある。

b: 希釈体外循環の希釈率は10~20%が妥当である。

c: 加温時には脱血温と熱交換器内血液温との差を20~25°Cに保つ。

d: 体外循環中はアシドーシスに傾く。

e: $ \mathrm{S}{\overline{v}}_{O_2} $(混合静脈血酸素飽和度)70%を目標に灌流量を設定する。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第24回午後:第78問

不均衡症候群の対処法として誤っているのはどれか。(生体機能代行装置学)

1: 血液流量を低く設定する。

2: マニトールを点滴する。

3: 短時間頻回透析を行う。

4: 低ナトリウム透析液を使用する。

5: 小面積のダイアライザを使用する。

国試第36回午前:第73問

人工心肺を用いた体外循環について正しいのはどれか。

1: .ヘパリンは送血管および脱血管の挿入が完了した後に投与する。

2: .ACT(活性化凝固時間)は150~250秒に維持する。 

3: 目標とする至適灌流量が得られた状態を完全体外循環という。 

4: 血液希釈限界はヘモグロビン10g/dLである。 

5: 復温灌流中には送脱血温の温度較差を10℃以内とする。 

国試第10回午後:第57問

正しいのはどれか。

a: ブラッドアクセス用のグラフトとしてはe‐PTFEが頻用されている。

b: 内シャントでは短いカニューレを体内に留置する。

c: 標準的内シャントとしては撓骨動脈と尺側皮静脈との短絡が用いられる。

d: 動脈表在化は心臓に対する負担が大きい。

e: 単針透析では血流と同方向に穿刺する。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e