第31回国試午後84問の類似問題

国試第28回午後:第86問

組織の両面の温度差が 4℃ で、断面積が 10cm2、厚さが 5mm の生体組織を 1分間に通過する熱量 [J] はどれか。ただし、生体組織の熱伝導率を 5×10-3 J / (cm ・s ・℃)とする。

1: 0.4

2: 2

3: 6

4: 24

5: 120

国試第4回午後:第13問

断面積S、長さlの導体の長さ方向に一定電圧が加えられているとき正しいのはどれか。

a: 導体の抵抗はSとlの積に比例する。

b: 導体の抵抗はlに比例してSに反比例する。

c: 1が2倍になると流れる電流は0.5倍になる。

d: Sが2倍になると流れる電流は4倍になる。

e: Sが小さくなると電流によって発生する熱は増加する。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第20回午後:第82問

人体の熱特性について正しいのはどれか。(生体物性材料工学)

a: 熱の産生は1kW程度である。

b: 皮膚は黒体とみなせる。

c: 体表からの放射エネルギーのピーク波長は赤外領域にある。

d: 呼吸の増加は熱放散を増す。

e: 末梢血管の拡張は熱放散を抑制する。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第1回午前:第54問

熱容量と比熱について誤っているのはどれか。

1: 1gの物体の温度を1°C上昇させるのに必要な熱量を比熱という。

2: 体積と比熱が等しく密度の異なる二つの物体では、密度の大きい物体の方が熱容量は大きい。

3: 熱容量が等しく温度の異なる二つの物体を接触させると、熱平衡に達したとき、この二物体はそれぞれの最初の温度の平均の温度となる。

4: 温度の等しい二つの物体を接触させると、比熱の大きい物体から比熱の小さい物体に熱が移動する。

5: 一定の質量の気体の熱容量は、圧力や体積によって異なる。

国試第9回午後:第77問

熱機関の効率ηを表す正しい式はどれか。ただし、Q1:高熱源からの熱の吸収量、Q2:低熱源への熱の放出量とする。

1: η=Q1/Q2

2: η=Q2/Q1

3: η=(Q1-Q2)/Q1

4: η=(Q1-Q2)/Q2

5: η=Q1/(Q1-Q2)

国試第3回午前:第58問

気体の圧力p体積V、物質量n、気体定数R、温度Tとしたときに成り立つ法則pV=nRTについて正しいのはどれか。

a: この法則はボイル・シャルルの法則と呼ばれる。

b: 物質量nは単位体積あたりの気体の質量である。

c: 気体定数Rは気体の種類によって異なる。

d: 温度Tは絶対温度である。

e: この法則が成り立つ気体は理想気体または完全気体と呼ばれる。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第5回午前:第58問

誤っているのはどれか。

1: 熱の伝わり方には熱伝導の他に熱対流と熱放射とがある。

2: 熱対流は固体だけに起きる現象である。

3: 熱放射では真空中でも熱が伝わる。

4: 熱放射では電磁波の形で熱が伝わる。

5: ヒトも熱放射の形で体温にみあった遠赤外線を出している。

ME2第29回午前:第57問

熱の伝わりについて誤っているのはどれか。

1: 体表面での空気の対流は熱の放散に役立つ。

2: 熱伝導は温度の勾配に比例する。

3: 皮膚組織内では対流はほとんどない。

4: 生体内での熱の移動は血流による影響が大きい。

5: 体表面からの熱放射は近赤外光による。

国試第5回午前:第59問

気体の圧力p、体積V、物質量n、気体定数R、温度Tとしたときに成り立つ法則pV=nRTについて正しいのはどれか。

a: この法則はボイル・シャルルの法則と呼ばれる。

b: 物質量nは単位体積あたりの気体の質量である。

c: 気体常数Rは気体の種類によって異なる。

d: 温度Tは絶対温度である。

e: この法則が成り立つ気体は理想気体または完全気体と呼ばれる。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

ME2第32回午前:第33問

2個の同じ抵抗発熱体を一定電圧の電源に並列につないだときの総発熱量は、直列につないだときの総発熱量の何倍になるか。ただし、温度によって抵抗値は変わらないものとする。

1: 1/4

2: 1/2

3: 1

4: 2

5: 4

国試第10回午後:第77問

誤っているのはどれか。

1: 気体の体積と圧力との積はエネルギーの次元を持つ。

2: 熱力学第一法則は熱エネルギーを含むエネルギーの保存則である。

3: 熱力学第二法則は熱を完全に仕事に変換できることを意味する。

4: 摩擦を伴う現象は不可逆変化となる。

5: 熱の一部を仕事にかえる装置を熱機関という。

国試第23回午後:第84問

熱の移動について正しいのはどれか。

a: 伝導の大きさは物質によって異なる。

b: 真空中に置かれた物体内では伝導は起こらない。

c: 空気の対流は無重力状態でも起こる。

d: 黒いものがよく暖まるのは対流による。

e: 太陽光線に当たると暖かく感じるのは放射による。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第11回午後:第78問

正しいのはどれか。

1: 熱伝導は固体にのみ認められる。

2: 体外循環における熱交換は主に熱対流による。

3: 熱対流は流体以外にも認められる。

4: 熱放射は電磁波の形で熱が伝わる。

5: 高温の物体ほど波長の長い電磁波を出す。

国試第7回午前:第59問

正しいのはどれか。

a: 熱力学では熱を力として扱う。

b: 熱は低温体から高温体に自ら移動できる。

c: 気体の体積と圧力との積はエネルギーの次元をもつ。

d: 熱を完全に仕事に変換することはできない。

e: 熱機関とは蒸気機関のことである。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e