第27回国試午後87問の類似問題

国試第26回午前:第84問

血圧と血液について正しいのはどれか。

a: 安静立位状態では平均動脈圧は測定部位にかかわらず同じである。

b: 動脈血圧のピーク値は体の部位によって異なる。

c: 脈波伝搬速度は血管壁が硬いほど大きい。

d: 四肢の静脈の血流は定常流である。

e: 収縮期血圧は一心拍中で動脈の直径が最小になった時の血圧である。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第2回午前:第54問

誤っているのはどれか。

a: 動脈中の血流は定常流である。

b: 全血は非ニュートン流体である。

c: 血管の弾性は加齢により変化する。

d: 圧脈波の反射は血管の分岐などにより起こる。

e: 収縮期圧と拡張期圧の圧力差を平均圧という。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第27回午前:第83問

誤っているのはどれか。

1: ヘマトクリット値が上昇すると血液の粘度が増加する。

2: 毛細血管内を通過する赤血球は変形する。

3: 脈波伝搬速度は最高血圧で変化する。

4: 体動脈圧の最高値は末梢に行くにしたがって単調に低下する。

5: コロトコフ音は血圧測定に用いられる。

国試第24回午後:第85問

正しいのはどれか。(生体物性材料工学)

a: 血液は非ニュートン流体である。

b: 毛細血管の流れは乱流である。

c: 脈波伝搬速度は血管壁が軟らかいほど早い。

d: ポアズイユの式では流量は半径の2乗に比例する。

e: 細い血管で赤血球が中央部に集中する現象をシグマ効果という。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

ME2第36回午前:第57問

生体組織の力学的性質について誤っているのはどれか。

1: 血漿は非圧縮性流体である。

2: 軟部組織は硬組織に比べヤング率が小さい。

3: 軟部組織のポアソン比はおよそ0.5である。

4: 大静脈でのレイノルズ数は上腕動脈でのレイノルズ数より小さい。

5: ヤング率が同じであれば、太い血管ほど脈波伝播速度は小さい。

国試第20回午後:第50問

一定の灌流圧で送血したときの流量について正しいのはどれか。(体外循環装置)

1: 血液を希釈すると増加する。

2: 低体温にすると増加する。

3: 末梢血管抵抗が減少すると減少する。

4: 小さな口径のカニューレを使うと増加する。

5: 血液粘度が上昇すると増加する。

国試第15回午前:第53問

観血式動脈圧計測について誤っているのはどれか。

1: 高さは心臓に合わせる。

2: 加圧バックは3気圧に設定する。

3: 導管内に凝血ができると波形がなまる。

4: 気泡は共振やなまりの原因となる。

5: 導管を延長するには硬い材質のものを用いる。

国試第16回午後:第73問

内直径8mmの血管の中を粘性率が0.002Pa・s、密度が1060kg/m3の血液が平均速度0.2m/sで流れている時、おおよそのレイノルズ数はどれか。

1: 0.8

2: 8

3: 80

4: 800

5: 8000

国試第21回午後:第76問

血液の流れについて正しいのはどれか。

a: 細動脈では赤血球が中央に集まる。

b: 非ニュートン性は血球成分によって引き起こされる。

c: ずり速度が遅くなると粘性率は減少する。

d: 血管が細くて流速が小さいときはニュートン流体になる。

e: ヘマトクリット値が下がると粘性率は上昇する。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第28回午前:第82問

内部の直径 20mm のまっすぐな血管内を粘性係数 0. 004 Pa・s の血液が平均流速 0.2 m/s で流れている。この流れのレイノルズ数はどれか。ただし、血液の密度は1×103 kg/m3 とする。

1: 1

2: 20

3: 500

4: 1000

5: 5000

国試第16回午後:第53問

体外循環ウィーニング中の生体監視項目とその指標との組合せで誤っているのはどれか。

1: 動脈圧 ---------- 末梢血管抵抗

2: 中心静脈圧 ------ 循環血液量

3: 左房圧 ---------- 左室機能

4: 血液ガス -------- 脳血流量

5: 尿量 ------------ 腎血流量

ME2第29回午前:第41問

観血式血圧計で動脈圧を測定中にカテーテル内の凝血で圧波形がなまることがある。この現象は、次のどの回路の応答に似ているか。

1: 低域通過フィルタ

2: 高域通過フィルタ

3: バッファ回路

4: 微分回路

5: 共振回路

国試第3回午前:第53問

血液では、流速が小さいときよりも大きいときのほうが粘性率が小さい。この性質を表すのはどれか。

1: ポアゼイユの流れ

2: ベルヌーイの定理

3: レイノルズ数

4: 非ニュートン流体

5: トリチェリの定理

ME2第39回午前:第49問

観血式血圧測定法で、実際より収縮期血圧が高く、かつ拡張期血圧が低く計測されるのはどれか。

1: トランスデューサの位置が右房の位置より高い。

2: カテーテルに大きな気泡が混入している。

3: カテーテルの先端が血管壁に当たっている。

4: 長い延長チューブを使用している。

5: 系全体で共振が起きている。

ME2第33回午後:第21問

観血式血圧計で測定される動脈圧波形がなまった異常波形を示した。原因として考えられないのはどれか。

1: 動脈針の血管壁への先当たり

2: 大きな気泡の混入

3: 動脈針先端部の血栓形成

4: ゼロ調整不良

5: 三方活栓操作ミス

国試第28回午前:第7問

血圧上昇の原因とならないのはどれか。

1: 心拍出量の増加

2: 血管抵抗の上昇

3: 静脈還流量の減少

4: 交感神経活動の冗進

5: 循環血液量の増加

国試第19回午後:第84問

直径1cmの大動脈内の血流速度が50cm/sであるときのレイノルズ数はどれか。ただし、血液密度は1.05×103 kg/m3 、血液の粘性率は3.0×10-3 Pa・s とする。(生体物性材料工学)

1: 1000

2: 1250

3: 1500

4: 1750

5: 2000

国試第21回午後:第42問

動脈血の酸素運搬量を左右する因子はどれか。

a: 心拍出量

b: ヘモグロビン値

c: 酸素飽和度

d: 体温

e: 混合静脈血酸素分圧

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第32回午後:第85問

正しいのはどれか。

1: 粘性流体のずり速度のSI単位はm/sである。

2: 生体軟組織のポアソン比はおよそ1.0である。

3: 縦弾性率を表すヤング率の単位はPaである。

4: 腱より筋のヤング率は大きい。

5: 動脈血管の円周方向の最大変形は20%程度である。

国試第17回午前:第8問

最も血圧が低いのはどれか。

1: 大動脈

2: 上腕動脈

3: 毛細血管

4: 上大静脈

5: 肺動脈