正しいのはどれか。(生体物性材料工学)
a: レイノルズ数は流れの慣性力と粘性力の比を表す無次元数である。
b: 健常人の血液粘性率は水の3~5倍である。
c: 粘性が流速に関係なく一定の場合は非ニュートン流体とよばれる。
d: 圧差一定の層流では、単位時間に流れる流体の体積は管半径の2乗に比例する。
e: ずり速度が増加すると血液粘性率は減少する。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
流体力学について誤っているのはどれか。
1: 流体の粘性率の単位は〔Pa/s〕である。
2: 乱流とは流れの流線が入り乱れている状態である。
3: レイノルズ数とは流れの状態を表わす無次元数である。
4: 血液は非ニュートン流体である。
5: ベルヌーイの定理は粘性率が0の流体で成立する。
誤っているのはどれか。
a: 流体のずり応力とずり速度の比を粘性率という。
b: 粘性が流速や圧力などにより変化する流体をニュートン流体という。
c: ハーゲン・ポアゼイユの公式では流量は流体の粘性率に比例する。
d: 粘性率が0の流体を完全流体という。
e: 層流から乱流に変わる境界におけるレイノルズ数を臨界レイノルズ数という。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
1: 非ニュートン流体では粘性係数は速度こう配に依存する。
2: ポアゼイユの流れでは流速は管径、管長、両端での圧力差に依存する。
3: レイノルズ数は層流から乱流へ変わる限界を示す。
4: ヤング率は伸びの弾性係数の逆数である。
5: 音響インピーダンスは密度と音速の積で表される。
正しいのはどれか。
a: 流体のずり応力とずり速度との比を粘性率という。
b: 粘性率が流速によって変化する流体をニュートン流体という。
e: レイノルズ数が大きくなると層流から乱流に変わる。
図のように内径が変化する管内に理想流体が流れるときAB間の圧力差に比例するのはどれか。ただし、A、Bにおける流速を、とする。
1: $v_A$
2: $v_B$
3: $v_A-v_B$
4: $v_A^2$
5: $(v_A-v_B)^2$
ある断面積をもつ1本の円筒管の両端に圧力差を与えて流体を流した。次に、はじめの1/10の断面積の円筒管を10本並列にし、同じ圧力差で流体を流した。そのときの流量は、はじめの状態の何倍になるか。ただし、管内の流れは層流とする。
1: 1/10
2: 1/√10
3: 1
4: √10
5: 10
ハーゲン・ポアゼイユの式の中の流量について正しいのはどれか。
1: 管の内径の2乗に比例
2: 管の両端の圧力差に反比例
3: 管の内周長に比例
4: 管の長さの4乗に比例
5: 流体の粘度に反比例
血液では、流速が小さいときよりも大きいときのほうが粘性率が小さい。この性質を表すのはどれか。
1: ポアゼイユの流れ
2: ベルヌーイの定理
3: レイノルズ数
4: 非ニュートン流体
5: トリチェリの定理
密度が一定の完全流体が、水平に置かれた管内を定常流で流れている。誤っているのはどれか。
a: ベルヌーイの定理が成り立つ。
b: 静圧と動圧の和を全圧という。
c: 静圧と動圧は常に等しい。
d: 静圧は流体の速度に比例する。
e: 動圧は流体の密度に比例し、速度の2乗に比例する。
円管内の流れのレイノルズ数を算出するのに必要な因子はどれか。
a: 粘性係数
b: 流 速
c: 管 径
d: 管路長
e: 拡散係数
ある円筒管の両端に圧力差を与えて流体を流す場合と比べて、この円筒管の1/1000の断面積を持つ細い管を1000本並列にして同じ圧力差で流体を流す場合、流量は何倍になるか。ただし、太いほうの円筒管内の流れは層流とする。
1: 1
2: 1/10
3: 1/100
4: 1/1000
5: 1/10000
a: 非ニュートン流体ではずり応力はずり速度に比例する。
b: キャッソンの式は非ニュートン流体の流動関係を表す式の一つである。
c: 血液の流れはキャッソンの式によく従う。
d: 血液も血漿もニュートン流体である。
e: 血管径が0.4mm以下になると、血管径の減少に伴ってみかけの粘性は増加する。
流体の粘弾性について正しいのはどれか。
1: 粘度(粘性率)は流体の「流れやすさ」を表わす物性値である。
2: 血液の粘度はヘマトクリット値に強く依存する。
3: 毛細血管を流れる血液はニュートン流体と見なせる。
4: 水は非ニュートン流体である。
5: レイノルズ数は粘性率と同じ単位を持つ。
粘性率の説明で誤っているのはどれか。
1: 単位はPa・sである。
2: 流体中の応力とひずみの比で与えられる。
3: 血液の粘性率は水より大きい。
4: 粘性率は流体の流れにくさを表す。
5: 理想流体では粘性率を0とみなす。
円管内の流れについて正しいのはどれか。
1: 流線が交差する流れを層流という。
2: ハーゲン・ポワゼイユの式は乱流で成立する。
3: 乱流では流速分布が放物線状になる。
4: 流体の粘性率が高くなるとレイノルズ数は大きくなる。
5: レイノルズ数は無次元数である。
水平な円管内における流体の圧力で誤っているのはどれか。ただし、静水圧は0とし、外部とのエネルギーのやりとりはないものとする。(医用機械工学)
1: 流速が2倍になると動圧は2倍になる。
2: 流体の密度が2倍になると動圧は2倍になる。
3: 総圧は静圧と動圧との和になる。
4: 動圧が下がると静圧が上がる。
5: 流速を0にすると総圧は静圧に等しくなる。
ハーゲン・ポアゼイユの公式について正しいのはどれか。
a: 剛体管内を流体が乱流で流れる場合の公式である。
b: 剛体管の両端の圧力差は流量に比例する。
c: 流量は管の半径の4乗に比例する。
d: 剛体管の両端の圧力差は流体の粘性に反比例する。
e: 流量は管の長さの2乗に比例する。
円筒管内の流れについて誤っているのはどれか。
1: 流れが遅いときは層流となる。
2: 管の内径が大きいほど乱流となりやすい。
3: ある速度以上で乱流となるとき、その境界のレイノズル数を臨界レイノルズ数という。
4: 臨界レイノルズ数はおよそ100である。
5: レイノルズ数は1000を超えることもある。
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