第25回国試午後68問の類似問題

国試第28回午後:第64問

高気圧酸素治療について正しいのはどれか。

1: 結合型酸素量は酸素分圧に比例して増大する。

2: 0 ATA、100%酸素における肺抱酸素分圧は 1.0 ATA の 1.7倍 となる。

3: 溶解型酸素量よりも結合型酸素量の増大による効果が大きい。

4: 2.8 ATA、100%酸素における溶解型酸素量は安静時分時酸素需要量を上回る。

5: 減圧症への有効性は示されていない。

ME2第31回午後:第38問

補助換気中に呼気終末二酸化炭素濃度(ETCO2)が上昇した。考えられる原因はどれか。

1: 1回換気量の増加

2: 換気回数の増加

3: 吸入酸素濃度の上昇

4: 体温の低下

5: 吸気側呼吸回路の脱落

国試第1回午後:第72問

高気圧酸素治療(高圧酸素療法)について正しいのはどれか。

1: 血液中の溶解(溶存)酸素量の増加を主な目的とする。

2: 血液中の溶解(溶存)酸素量の増加には一定の限界がある。

3: ヘモグロビンと結合する酸素量の増加には限界がない。

4: 急性の全身的低酸素症には有効だが、慢性の局所的(部分的)低酸素症には効果がない。

5: 肺からだけでなく、皮膚や粘膜などからも多量の酸素が血液中に入る。

国試第34回午前:第68問

酸素療法の安全対策として正しいのはどれか。

a: 慢性閉塞性肺疾患(COPD)の急性増悪時には CO2 ナルコーシスの危険がある。

b: 90%の酸素濃度で酸素中毒をきたす危険はない。

c: 酸素は可燃性ガスである。

d: 酸素ボンベは高温・直射日光を避けた場所に保管する。

e: 液体酸素が漏れた場合、凍傷などを起こす危険性がある。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第14回午後:第68問

高気圧酸素治療について正しいのはどれか。

a: 血液中の溶解型酸素の増量を目的とする。

b: 高気圧酸素環境下では多量の酸素が皮膚から浸透する。

c: 第2種装置内へはどのような医療機器も搬入できる。

d: 意識障害で耳管の開放ができない場合は鼓膜穿刺を施行する。

e: 治療終了後には必ず装置点検を行う。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

ME2第31回午後:第28問

第2種高気圧酸素治療装置について適切でないのはどれか。

1: 治療前に患者に耳抜きの訓練をさせる。

2: 加圧には酸素ガスを用いる。

3: 減圧速度は毎分0.8kgf/cm2以下で行う。

4: タンク内に電気機器は持ち込まない。

5: 静電気を発生する衣類は着用しない。

国試第6回午後:第71問

高気圧酸素治療の適応でないのはどれか。

1: 急性一酸化炭素中毒

2: 脳血栓による急性脳浮腫

3: バージャー病

4: 急性肺炎

5: 重症肺空気塞栓

国試第1回午後:第71問

高気圧酸素治療(高圧酸素療法)の適応でないのはどれか。

1: 急性一酸化炭素中毒

2: バージャー病

3: 麻痺性イレウス

4: 空気塞栓症

5: 急性中耳炎

国試第12回午後:第68問

高気圧酸素治療の適応はどれか。

a: イレウス

b: 一酸化炭素中毒

c: 十二指腸潰瘍

d: 高血圧

e: 気管支喘息

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第18回午後:第38問

酸素療法について正しいのはどれか。(人工呼吸療法)

a: 酸素は高圧低温下で空気を液化分離して製造される。

b: 未使用酸素ボンベ内の圧力は約15MPaである。

c: 鼻カニューレ法で60%以上の吸気酸素濃度を得ることができる。

d: 在宅では液化酸素を利用することができない。

e: 副作用として酸素中毒に注意する。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第25回午前:第67問

大気圧下酸素治療と比較したときの 3 絶対気圧高気圧酸素治療の動脈血酸素について正しいのはどれか。ただし、健常肺でヘモグロビン濃度は正常とする。

1: 動脈血酸素分圧は変わらない。

2: 溶解型酸素量は変わらない。

3: 結合型酸素量は3倍に増加する。

4: 動脈血酸素含量は3倍に増加する。

5: 溶解型酸素量は結合型酸素量を上回ることはない。

国試第36回午後:第67問

高気圧酸素治療の禁忌はどれか。 

a: 肺気腫 

b: 緊張性気胸 

c: 気管支喘息発作 

d: 一酸化炭素中毒 

e: コンパートメント症候群 

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第13回午後:第67問

高気圧酸素治療の安全対策について正しいのはどれか。

a: 治療前に患者の衣類を確認する。

b: 使い捨てカイロを装置内へ持ち込ませない。

c: 治療開始前に耳抜きを指導する。

d: 治療開始直前に装置内をアルコールで清拭する。

e: 減圧を毎分1.0kgf/cm2の速度で行う。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第35回午後:第67問

高気圧酸素治療装置で正しいのはどれか。 

a: 第1種治療装置は単室構造に限定される。 

b: 第1種治療装置は酸素加圧式に限定される。 

c: 定期点検は2年に1回が義務づけられている。 

d: 定期点検では安全弁の分解点検を要する。 

e: 日常点検での使用前点検では通話装置の動作を確認する。 

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第23回午後:第66問

3絶対気圧で高気圧酸素治療を行ったとき、健常成人の動脈血で正しいのはどれか。

1: 溶解型酸素量が結合型酸素量より多くなる。

2: 酸素含量は大気圧下酸素呼吸の約3倍に増える。

3: 酸素含量は低下するが溶解型酸素量は増加する。

4: 酸素分圧は約2200 mmHg になる。

5: 結合型酸素量は約60vol%になる。

国試第6回午後:第72問

大気圧プラス2気圧の高気圧酸素治療を行うとき、生体内の気泡について正しいのはどれか。

a: 気泡は体積も圧力も変わらない。

b: 気泡の体積は1/2になる。

c: 気泡の体積は1/3になる。

d: 気泡の圧力は3絶対気圧になる。

e: 気泡の圧力は2絶対気圧になる。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第27回午後:第64問

3絶対気圧で高気圧酸素治療を行ったとき、成人の動脈血で正しいのはどれか。

1: 溶解型酸素量が結合型酸素量よりも多くなる。

2: 酸素含量は大気圧下酸素呼吸の約3倍に増える。

3: 二酸化炭素分圧は3倍になる。

4: 酸素分圧は約2200 mmHg になる。

5: 結合型酸素量は約60vol%になる。

国試第11回午後:第68問

高気圧酸素治療の安全対策として適切なのはどれか。

a: 治療前に大気圧を測定する。

b: 治療前に装置を点検する。

c: 治療前に患者の所持品を点検する。

d: 治療開始から終了まで患者監視を継続する。

e: 毎分1.22kgf / cm2の速度で減圧する。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第18回午後:第67問

高気圧酸素治療の適応でないのはどれか。(高気圧療法)

1: 胃潰瘍

2: 一酸化炭素中毒

3: 移植後の虚血皮弁

4: ガス壊疸

5: 空気塞栓症

国試第31回午前:第44問

医療ガスの性質について誤っているのはどれか。

1: 酸素ガスの比重(対空気)は約1.5である。

2: 亜酸化窒素ガスには支燃性がある。

3: 窒素ガスの沸点は約-196°Cである。

4: 二酸化炭素ガスの臨界温度は約31°Cである。

5: ヘリウムガス中の音速は空気中の約3倍である。