脳波計のフィルタについて正しいのはどれか。
a: 時定数0.3秒のとき低域遮断周波数は0.5Hzである。
b: 基線のゆるやかな動揺を除去するには時定数を0.1秒に下げる。
c: 時定数を0.3秒から0.1秒にするとβ波が抑制される。
d: 高域遮断フィルタを使用すると校正電圧曲線に棘が出現する。
e: 筋電図が混入するときには高域遮断フィルタによって除去する。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
脳波計の時定数を0.3sから0.1sに切り替えたときの現象として正しいのはどれか。
1: α波の振幅が増加する。
2: δ波に比べθ波の振幅減少が大きくなる。
3: 混入していた心電図のR波の振幅が増加する。
4: ハム雑音の振幅が増加する。
5: 基線が動揺したときの戻りが速くなる。
脳波計測について誤っているのはどれか。(生体計測装置学)
1: 臨床上利用される周波数は0.5~100Hzである。
2: 標準感度は50μV/5mmである。
3: 時定数は0.3sである。
4: 周波数が8~14Hzの脳波をα波と呼ぶ。
5: β波はリラックスしているときの脳波である。
脳波計について誤っているのはどれか。
1: 標準紙送り速さは3cm/sである。
2: 校正電圧には50μVの方形波を用いる。
3: 増幅器の同相弁別比は60db以上である。
4: 単極導出の基準電極装着部は耳垂(耳朶)である。
5: 高域通過フィルタの標準的な時定数は1.5sである。
脳波について誤っている組合せはどれか。
1: α波 -- 緊 張
2: β波 -- 覚 醒
3: θ波 -- まどろみ
4: δ波 -- 熟 睡
5: スパイク波(棘波)-- けいれん
脳波計について正しいのはどれか。
a: 必要な周波数帯域は5.0?60Hzである。
b: 低域遮断周波数を規定する時定数は0.03秒である。
c: 雑音レベルは3.0μVp-p 以下である。
d: A/D変換時のサンプリング周波数は200 Hz以上である。
e: 最大感度は10μV/mm である。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
脳波測定について誤っているのはどれか。
1: 単極誘導では耳垂を基準としている。
2: 10Hzの低域遮断フィルタを使用する。
3: ディジタル式ではリモンタージュ機能がある。
4: 記録する場合は紙送り速さ30mm/sで行う。
5: 脳死判定では電極接触抵抗は2kΩ以下が望ましい。
脳波検査について誤っているのはどれか。
1: 脳死判定に用いる。
2: 熟睡時にはδ波がみられる。
3: 睡眠時無呼吸症候群の検査に用いる。
4: リラックスしたときにはθ波が見られる。
5: 周波数0.5Hz~60Hzの波形を分析する。
1: 必要な周波数帯域は0.5~10Hzである。
2: 標準感度は1mV/5mmである。
3: 時定数0.3秒の低域遮断のための回路をもつ。
4: 同相除去比(CMRR)は50dB以下である。
5: 入力インピーダンスは100kΩ以下である。
脳波記録の条件として誤っているのはどれか。
1: 標準感度 : 5mm/50μV
2: 脳死判定時感度 : 5mm/10μV
3: 低域遮断周波数 : 0.5Hz
4: 高域遮断周波数 : 60Hz
5: 紙送り速度 : 50mm/s
脳波についての組合せで誤っているのはどれか。
1: α波 -- てんかん
5: 平坦波 -- 脳 死
脳波測定器について誤っているのはどれか。
a: 周波数帯域は0.5~70Hzの範囲である。
b: 標準記録紙送り速度は30cm/sである。
c: 電極には分極電極が用いられる。
d: 増幅器には100dB以上の増幅度が必要である。
e: ペン書き記録方式がよく用いられる。
ディジタル脳波計について誤っているのはどれか。
1: リモンタージュ機能がある。
2: 判読用表示画面は10秒間分のデータを表示できる。
3: 商用交流雑音を取り除くために加算平均演算を行う。
4: 保存したデータの判読時に遮断周波数を変えて表示することができる。
5: システムリファレンスは雑音の少ない部位を用いる。
1: 周波数特性は0.5~70Hzである。
2: 同相弁別比は60dB以上必要である。
3: 増幅度は100dB以上必要である。
4: 入力インピーダンスは50kΩである。
5: 標準紙送り速度は毎秒3cmである
脳波の各周波数で正しく並べられているのはどれか。
1: δ波< θ波 < β波 < α波
2: δ波< θ波 < α波 < β波
3: δ波< α波 < θ波 < β波
4: δ波< α波 < β波 < θ波
5: δ波< β波 < α波 < θ波
図の脳波において、灰色部分(1s)の周波数と名称で正しいのはどれか。
1: 4Hzのδ波
2: 6Hzのθ波
3: 8Hzのα波
4: 9Hzのα波
5: 18Hzのβ波